意外とこんな事もやっちょります!
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ローターって、目には見えない歪みや段差があり、磨耗と同時に消耗していきます。
この消耗が原因で、ブレーキ鳴きや、ジャダー(不快な振動等)が起こります。
基本的にはブレーキパッドと同じく交換部品ですが、単価も高いので、厚みの規定値まで余裕がある場合に、コスト面を優先させる作業が、ローター研磨です。
旋盤作業なので、詳細は本職に聞くとして、今回は仕事で行っている研磨作業を載せてみました!
2
まずは、ローターのセンターハブの径に合うサイズのアタッチメントを装着します。
3
ローター研磨機に、ローターをセットし、ガタつかないように、しっかり固定します。
4
機械をスタートさせ、まずは荒削り!
一番削れのひどい深さの手前まで削ります。
研磨作業は、状態にもよりますが大体同じ作業を3~4回やり、仕上げます。
荒削りをすると、ローターの歪んだ部分だけが削り残され、写真のようになります。
続いて、この削り残しの部分にサイズを合わせてローター面を均一に削っていきます。
この際に注意が必要なのが、ローターには、規定値があるので、それを越えないようにノギス等で計りながら作業をします。
5
最後に、研磨スピードを遅くし、全体を仕上げていきます。
これで、研磨作業の行程は終了です。
6
ブレーキ鳴きや、不快な振動が起こり始めた場合、要因は多数ありますが、ブレーキローターも要因の一つです。
お近くのDで!
と言いたいところですが、恐らく8割がた断られると思います。
基本は新品交換部品なので、性能を保証出来ない以上、Dでは、断られると思います。
この作業は、最寄りのブレーキ屋さん、もしくは工業旋盤を行っている企業、またはワタスの様な部品商へお問い合わせ頂くのが一番かと(^-^;
ちなみに、性能が上がる事や、効きが向上する!と言った事ではないので、誤解を生みやすいですが、あくまで、ローコストで出来る、性能回復の一端です。
悪しからず、ご了承下さいませ!
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