フロントスタビのブッシュ強化2点
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
先日(関連情報URL)の「下回り イッキ盛り」にて、コペンのコーナリングは相当に気持ちよくなりました。特にリアの「トーションビームロッド」と「トーコレクトキャンセルアダプター」の効果と思われる、リアの接地感の大幅アップは、最高です。
しかし、フロントがイマイチな印象でした。確かに「リジットスペーサー」と「スタビのカラー(岩田製作所 SCSS 2512S)」の効果により、ステアの初期の応答は高まりました。でも、「まだまだ」な印象でした。
「そのうち」と言って、バランスの悪いまま過ごすのは精神的に良くないので、一気にブッシュ交換までやってしまいました。
(お金が続くうちにやってしまえというのが大きいんですが(汗))
「HALF WAY フロントスタビ強化ブッシュ」は、「オートリメッサ 楽天市場店」にて、6,090円(税込・送料込)でした。
「SDM スタビエンドブッシュ(DHUB602)」は、ヤフオクのSDMのショップにて、6,300円+315円(メール便)=合計6,615円でした。
2
交換の状況はすべて割愛です(汗)。諸先輩のおかげでスムーズにできました。フロントのみジャッキアップしてウマをかけて、スタビエンドのナットを左右外して、スタビブラケットを外して、スタビ全体を取り外して、あとはブッシュを交換して逆に組み付けていくだけです。
なお、賛否分かれるようですが、ブッシュにはグリスをたっぷり塗って組み付けました。しかも自転車用の「DURA ACE グリス」です(汗)。だって、ロードバイク用のグリス、ぜんっぜん減らないんですもん(笑)
写真は HALF WAY のフロントスタビ強化ブッシュです。
って、すでに交換後で見えませんね(汗) ブラケットとカラーの間に少しだけはみ出している黒い部品です。
どうも純正のブッシュに比べて1mmくらい幅が狭いようです。ブッシュを取り付け後に、カラーがブッシュに接するようにカラーを付け直しました。
3
写真は純正のスタビエンドブッシュです。
後ろ側(写真では手前(下)のほう)がひび割れています。
走行距離は3万キロもいっていませんが、しょせん消耗品ということでしょうねぇ。
4
SDMのスタビエンドブッシュです。
赤いというだけで効きそうです(笑)
5
<インプレ>
今回も2点イッキ盛りですので、個別のインプレはできませんが…
これは本当に「イイ!」です。
先日のイッキ盛りでも、ステアの初期の応答は上がっていました。しかし、今回のブッシュ交換はもっと明らかに分かりました。「クイック」という方もみえるようですが、そこまでトリッキーな印象でもありません。とても自然です。
コペンの純正状態では、ステアリングの中央付近はとても曖昧です。どこまでが遊びで、どこからタイヤにスリップアングルが発生して、どこからコーナリングフォースが立ち上がるのか、いまいちハッキリしません。
今回のブッシュ交換によってこれらがしっかり分かるようになりました。「節度がある」とでも言いましょうか… とにかく分かりやすいです。欧州車のような味付けです。「ここからコーナリングの開始」という意志が伝えやすいので、とにかく運転しやすいです。
また、ブレーキのフィーリングも若干良くなったと感じました。
純正状態では、ブレーキの感触も曖昧です。ペダルに足を乗せてスーッと踏んでいくのですが、どこから制動力が立ち上がるかが分かりにくいと思っていました。
今回のブッシュ交換によって、ブレーキの「節度」も出たと思います。制動力自体は上がりませんが、「よしここから効くぞ」と分かるので、安心感があります。
さらに、これはまだ完全に検証できていませんが、フロントの接地感が上がったと思います。前回のイッキ盛りでリアの接地感は驚くほど上がりました。フロントもグリップしてはいるのですが、グリップしている「感覚」が足りませんでした。
今回、フロントもしっかり接地してグリップしている感触が得られました。実際に接地面積が増えているかどうかは分かりませんが、接地している感覚が分かりやすいのは、これもまた安心感があります。
先輩方のインプレでは、若干乗り心地が悪化したり、ワダチにとられやすくなったというのもあるようですが… 私はそれは感じませんでした。
乗り始めたときから、「コペンはコーナーはゆっくり回るクルマ」と思ってきました。フロントもリアもタイヤが接地しておらず、特にリアは変な動きをして挙動の予想がつかず、バネとダンパーだけは硬くて乗り心地は悪く、とても安心してコーナリングできるクルマではありませんでした。性能はともあれ、とにかく「不安」でした。
この冬に集中的にやってきた補強や強化によって、コペンは「コーナリングマシン」になったと思います。とても素直で、分かりやすくて、安心できる、そんな印象になりました。タイヤがPOTENZAからDRBに変わっていますから、コーナリング性能は確実に落ちていることでしょう。しかし、POTENZAの頃よりもコーナリングスピードが上がっている気がします。それは性能がアップしたのではなく、タイヤをうまく感じられるようになったからだと思います。
外からいっさい見えない、しかも「ブッシュ」というとてもマニアックなメニューですが、真剣に、確実に、本当に、イイと思います!
ちなみにバネとダンパーは純正です。黄色でも赤でも紫でもなく、「黒い」バネとダンパーです。でも、ここまでイケる。というか、「この黒いバネとダンパー、意外にポテンシャル高いのかも」と思いました。
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