スパークプラグ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
一筋縄では行かないと云われる、水平対向エンジンのプラグ交換に挑んでみました。
今回はHKSの【 S40i 】から、少々考える処もあり、NGKの【 IRIWAY7 】に変更(熱価ダウン)です。
先ずエンジンヘッドにアクセスする為に、運転席側は黄囲いのINテーク廻りの部品を撤去。助手席側は赤囲いのバッテリーとウオッシャータンクを撤去します。
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【運転席側】 INテークダクト・エアクリーナーBOX一式・INテークパイプを撤去完了した所。やろうと思えば、エアクリーナーBOXの蓋のみ外すだけでも、作業が出来るらしいのですが、作業スペースの余裕とプラグへのアクセスのし易さを取って、僕はINテーク廻り一式を撤去して作業しました。
尚、エアクリーナーBOX蓋にはエアフロが付いているので、作業中に汚さぬ様、タオルに包んで車室内に置いときます。そしてINテーク側配管(パイプ)も開きっ放しになって仕舞うので、何らかの方法(ガムテや養生テープ等)で塞いでおきます。今回、僕はカッパーさん案のアルミホイルで塞いで置きました。アルミホイルはテープ類と違って、糊が残る事が在り得ないので、なかなかいいアイディアだと思います♪
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【助手席側】 ウオッシャータンクは、留めてる上側の2本のビスを外し、更にタンクに繋がってる配線をコネクターの所で抜き、上へ持ち上げます。ウオッシャー液をそのままにして置きたいので、ホースは抜かずにタンクをヒューズBOXに載せ、落ちてこないようにバンドで固定しました。
そして本来ならバッテリーは撤去しないとプラグ交換は出来ないのですが、僕のB4のバッテリーは、D23からB19にサイズダウンしてるので、端子は付けたままバッテリーホルダーとトレイのみ撤去して、バッテリーを端にズラして置くだけで作業が可能です。そうする事で、ECUのリセットが掛からないので、プラグ交換後、純粋にプラグの違いだけを堪能・考察できるのでした。(*^-゚)vィェィ
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周辺部品を退かして、ようやくエンジンヘッドのお目見えです。BE5に搭載されてる【EJ208】も、昨今多くなったDIコイルを使用してるので、各気筒ごとにDIコイルが取付てあります(赤丸)。
そのDIコイルは黄丸のM12ボルトで留まって居るので、コイツを緩めてDIコイルを外します。尚、このボルトはDIコイルから抜けないようになって居るので、ボルト落下の心配なく安心して緩められます。M12ボルトを緩め終えたら、DIコイルを力技で引き抜きます。
前側の1番・2番シリンダーは、普通に(そのまま)引き抜けますが、キャビン側の3番・4番シリンダーは、フレームが近く邪魔で、スンナリとは抜けません。なのでDIコイルをプラグから外れた所で一旦、グルッと180°半回転させてやると、DIコイルがヘッドからスルリと完全に抜けます。
DIコイルをプラグから外すのは結構、力が要り、尚且つスペースも無いので思いの他、辛かったです。何気に僕は、このDIコイルをプラグから外すのが一番苦労した感じがします。(^ ^ゞ
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DIコイルが抜けたら遂にプラグが露になります。
っが、水平対向なレイアウトゆえにその姿(プラグ)は見えません。(笑
なので指先に意識を集中して、手探りと感のみを頼りに、春に入手した2品、「AP製ボールホールド・プラグソケット」と「OriginalBox製インプレッサ用プラグエクステンションⅡ」を駆使してプラグにアクセスします。
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っで、そのOriginalBox『インプレッサ用プラグエクステンションⅡ』は、とっても秀逸で、プラグソケットを繋いでプラグを捉えると、画像のような感じでエクステンションの頭がいい按配でヘッドから突き出し、そのヘッドはM12のナット状になって居るので、厚みのあるラチェットハンドルでは無く、スペースを喰わないメガネレンチ等でプラグの締め・緩めが可能となる訳です。又、エクステンション頭には目盛りも振ってあるので、プラグ電極の向き合せにも一役かいます。ちなみに僕は、OriginalBoxお勧めの『12時合せ(上→開き、下→電極)』にセットしてみました。
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最初の緩ませるのと、最後の締めと向き調整の時は、定番のメガネレンチ(画:上)を使い、固着気味だった既存プラグを緩めるのに定番メガネレンチで先ず緩ませた後に、ラチェット式メガネレンチを使いました。ラチェット式メガネレンチ(画:下)は何かと重宝するので、大変助かります。
そして新しいプラグを付ける時は、プラグの座金がヘッドに着くまで手で回して締め入れます。締める時も緩める時もポイントは、とにかく水平に真っ直ぐにエクステンションを回す事が大事でしょう。
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っで、左が外したHKS【 S40i 】。右が今回装着したNGK【 IRIWAY7 】です。S40iは電極周辺こそ、狐色っぽい良い焼け具合のように見えますが、ソコ以外は結構スラッジが付着していました。って事は、高回転域は問題無さそうですが、低回転域はやはりNGK8番相当なS40iでは「燻っていた」って事でしょうか?
っと、まぁこんな感じ・按配で全気筒のプラグ交換が済んだら、周辺部品を元に戻して交換作業は終わります。そして最後にスターターを廻して、エンジンが始動するか動くか確認します。軽く緊張感を味わいつつ、キーを捻ると数回のクランキングの後、無事に火が入り【EJ208】は息を噴き返してくれました。フゥ~、一安心。(^ ^ゞ
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