フロントフォークオイルシール交換 ②
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
写真は、オイルシール固定用スプリングがセットしてありますが、オイルシールを打ち込むには足場用鉄パイプを使っています。
インナーチューブは40mmで、ちょうど鉄パイプの径がオイルシール外周より小さく、オイルシール中心の盛り上がりより大きいので、鉄パイプをオイルシールに当て、フォークを立てて地面に軽く数回当てると鉄パイプの重みでオイルシールがいい具合に入ります。
オイルシールを入れたら、固定用スプリングをセットします。
2
ダストシールは、インナーチューブに入れアウターチューブに嵌め込むには、ウェスを当てプラスチックハンマーで外周を軽く叩きながら少しずつ均一に嵌め込みます。
3
右の汚れてるのが今まで入っていたオイルです。約300ccで少しこぼれました。
左の前回の排出したオイルもほぼ同じ量です。
4
フロントフォークを縮めた状態でダンパーを引き出しオイルを入れます。
パーツリストでは、オイル量はフォーク上端より150mmとなっています。
オイルを入れ懐中電灯で照らしながら、メジャーを入れ調整するので面倒でした。
昔は、注射器の先に150mmのチューブを付け、余分に入れたのを吸い出したのですが、どこかにしまいこんだようで見つからないので使えませんでした。
オイルを入れたらフォークを伸ばした状態でトップボルトを締めます。たぶんだったような。
あまり自信がないので、いちばん伸ばした時より少し縮めてトップボルトを締めました。
5
パーツリストです。
これがあると構造が分かるので整備の時に役に立ちます。
オイルシールのサイズは、内径40mm×外径52mm×厚10mmが純正ですが、もう手に入らないので国産代替品をKOレーシングより購入しました。カヤバ製で内径40mm×外径52mmは同じですが、厚みが8mmで中心部の厚みは10.5mmなので、約2mmのナイロンシートをリング状に切り隙間が出ないように重ねて入れてあります。
6
向かって左(右フロントフォーク)が今回修理したものです。
インナーチューブに傷はないのですが、数年するとオイル漏れがします。
左も前回修理したのですが、オイル漏れもなく順調です。
明日オイル交換のみ行います。
7
おまけ
ヘッドライトアッセイです。ウィンカーを取り付けてあってビス1本外すと後は工具なしで簡単に外せます。
バッテリーレス対応のウィンカーリレーと、アルミシートが貼ってあるのは国産ハロゲンバルブに変更したためはみ出ているからです。
8
組み付け
フォークをブラケットに取り付け、下側を固定して上側は緩めてトップボルトをOリングを見える位置にして内部の空気が抜けるようにします。
この状態でシートに座るとフォークが縮みます。
縮んだ状態でトップボルトを締めます。
この理由は、伸びきった状態でトップボルトを締めると空気が圧縮され抵抗になると、本で読んだような気がします。フォーク内部圧力が高くなりすぎるとオイルシールにも良くないと思います。
フロントフェンダー取り付け部のボルトとフロントホイールシャフトの固定ボルトを緩めて、フォークを数回上下させ馴染ませてからボルトを締めます。
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