目的
修理・故障・メンテナンス
作業
DIY
難易度
初級
作業時間
12時間以上
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1. 室内が水浸しになっているのを発見
室内が水びたしになってる事に気づいたのは2014.12月末。
運転席下の絨毯がびしょ濡れだった。CDチェンジャーを外そうとして気づく。
チェックすれば、水は床全体に広がり、室内全体の床がびしょ濡れだった。
絨毯が水を吸収しきれず、床に水が溜まっていた箇所もあった。
*写真は、絨毯を剥がして補修中のもの。絨毯残は接着部分。
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2. 新聞紙に吸水させて乾燥作業を1週間
外気温が5度以下の毎日。自然乾燥は出来ない。乾燥は車内で行った。
① 絨毯を剥がして、床との間に新聞紙を一か所につき、朝刊全部を敷いた。
② 車内暖房を最強にして、ひたすら水を新聞紙に吸い込ませた。
最初は、10分で分厚い新聞紙から水が滴り落ちた。連日、半日はアイドリング。
③ 新聞紙を取り換えながら、毎日を過ごす。
ようやく絨毯が乾き、新聞紙が濡れなくなったのは開始から1週間後。
使った新聞紙は、何と1か月分だった。写真の、水抜き穴も役立った。
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3. 椅子・絨毯撤去後、錆落とし+再防錆処理
全車寒冷地仕様だったので、室内の床にも、厚い防錆塗装が施されていた。
だが、床に水が溜まってから相当期間が経過したようで、一部には錆も出ていた。
① 錆び部分にはCRCを噴いて1日養生。
② 翌日、乾いた布で拭くと、錆で布は赤黒くなっていた。
③ 油分を取ってから、シャーシブラックで、床全体を再塗装した。
*錆びは、表面のみだった。CRCのみで落ちて、やすり掛けの必要はなかった。
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写真の専用金具は、錆落とし後、防錆塗装。錆びたボルトは、全て新品交換。
ここまで、約2週間。毎日、正月返上?で、室内乾燥作業に没頭していた。
その後、椅子や絨毯を戻した。次は漏水場所の特定である。
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4. 原因の究明 ディラーでのシャワーテスト
中に1名が入り、外からシャワーを掛ける。侵入が疑われるのは、このバックドアだ。
すると、ドア上部中央から漏水している事がわかった。
ドアが乗用車のように傾斜していれば、被害は小だったろうが、傾斜ナシ。
水漏れは、たちまち下部に回り、そこから室内に侵入していく。
前回CDチェンジャーに触れたのが、発見の2年前。
それ以後、どの時点か不明だが、漏水が続き、前席まで水びたしとなる。
・原因
スペアタイヤの長年の振動の結果だ。ドアが僅かに下がり、中央に隙間が出来た事。
ディラー修理で、5万以上との事だったので、DIYする事にした。
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5. 漏水対策
① バックドアウエザーストリップを交換の上、ストライカ調整でドアを密着させた。
漏水はこれで、ほぼ治まった。バックドアの隙間テープは撤去した。
② スペアタイヤを純正23Kgからジムニー用の16Kgに交換したのは2019年。
大分バックドアの負荷は減った。
30年ぶりにジムニー純正タイヤカバーを付けた。
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6. 現在の継続対策
この件で最も重要な事は、漏水に長期間気が付かなかった事だ。
漏水に、すぐ気が付く対策と、進行を遅らせる処置を施した。
・絨毯と床の間に新聞紙を、敷き詰めた
・雨後のチェックが簡単に出来る事
豪雨の後など、バックドアの床をチェックすると、やや濡れている場合もある。
だが対策後は、大量の漏水は発生していない。
新聞紙の手前数Cmが濡れる場合があるが、そこだけ新聞紙を交換すれば良い。
左右ドア周囲の漏水は全くない。*下写真
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・念のため、ルーフレール付け根にシーリング材のバスコークを充填した。
完全とは行かないが、対策は完了した。通常は、新聞紙の点検だけで済む。
また新聞紙は、良い静音対策にもなっている。
愛車への愛情がないと、メンテは続かない。
旧車にお乗りの方々の整備手帳を拝見すると、それが良く分かり、共感出来る。
エスクと一緒に今年で24年目。DIY作業で丸10日間。過去最大の労力だった。
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