ゴリラ（G1300VD)の音を純正スピーカーで聞けるようにした。

パナソニックゴリラを移設したときに、オーディオデッキを外したのでスピーカーには何も繋がっていません。対してゴリラはチープな内臓スピーカーなので音が悪い。そこでイヤホンジャックからアンプを使って純正スピーカーに結線したらどうかなと思って安いアンプを物色してアリエクでこれを見つけました。なんと288円！配線はこのように簡単です。待つこと一ヶ月で到着です。

ただし、このアンプはノイズが多いと評判です。とりあえず配線して車両に取り付けてみました。ゴリラのイヤフォンジャックはモノラルなので、そのままだと右スピーカーしか鳴りません。そこでモノとステレオの2本のケーブルを繋ぎ合わせてジャックに入力させました。テストするとやはりノイズが乗ります。電源を違うところから持ってくると小さくなりますが、結局はゴリラとの3.5mmケーブルでアンプとゴリラを接続するとブーンというノイズが乗ってしまいます(-_-;)

そこでグランドループノイズアイソレータ（3.5mmオーディオケーブル付）を買ってみました。これはスピーカー用のオーディオノイズを除去するとうものでアンプ入力配線に割り込ませるだけです。たったこれだけでグランドループノイズは消えて気にならなくなりました。

グランドループノイズは消えたので良しと思っていたところ、停止状態からキーを差し込みACCを経由してイグニッションONで「ブツッ」とスピーカーから音がします。調べるとアンプが先に立ち上がった状態で遅れて（若しくは同時）接続機器の電源投入で発生するそうです。つまり先に機器を立ち上げ、アンプが時間差でONになればこの音はしないようです。そこで考えたのがこの遅延リレーです。これは逆ターボタイマーのようなもので電源が数秒遅れて入るものです。これをアンプの電源に割り込ませてみましたが「ブツッ」音はやはり時間遅れで出てしまいます。このあたりの知識は乏しいので理解はできませんが、音が出るときは、既にエンジンが掛かってるので気になることが少ない程度で、改善はされませんでした。

そこで次に考えたのがコレ（知識がないので試行錯誤で時間ばかりかかります）DC→DC降圧コンバータです。本来の仕組みはDC5Vの機器をDC12Vで動作させるためのものです。先の遅延モジュールが500円程度でこいつは400円です。この2種は今回のために買った物ではなく面白そうな部品を以前買ったストックです。アンプが12V専用ではなく5Vから動作するので、ダメ元でこれを電源として配給してみたところ、ほぼほぼ音は止まりました。後は配線を処理して内装を元に戻して完成です(^_^)

それから11ヶ月経ちました。　（2024/05/21）
この記事で使用したアンプが5Wと非力なのでアンプのボリュームをMAXにして配線しています。電源ノイズが大きいのもこのためだと思い、30Wのアンプに交換してみることにします。今度のアンプは入力が3ピンなのでコネクターも買いました。とはいえ中華製アンプと配線で448円と格安です。

センターコンソールを外して今までのアンプと交換していきます。前回スピーカーケーブルと電源配線は移設前提で作ったのでサクッと入れ替えるだけです。ゴリラから引いてきたイヤフォンケーブルは3ピンコネクターでアンプに繋げます。実はこの3ピンはサイズ（ピッチ）が違っていたのでピンを無理やり曲げて入れてボンドで留めています(-_-;)　仮組後テストしたところ、やはりグランドループノイズアイソレータを入れないとノイズが乗ることが分かったので間に挟んで再配線しました。

そして前回はアンプの出力不足のためリアスピーカーには繋げていなかったのですが、今回は配線を分岐させてリアにも接続しています。配線が全部済んだので試しに鳴らしてみたところ、かなり大きな音（特にリアスピーカーから）が出るようになりました。ゴリラ本体のボリューム13（MAX15）で聞いていた音と同じ音を出すのにボリューム5で出ます。後は内装を元に戻して完成です。