NANKANG NS-25 205/50R17  

実は禁断（？）のアジアンタイヤに手を染めておりました。色々悩みましたが、台湾のNANKANGタイヤに致しました。2,500km程走りましたので、簡単にレビューしたいと思います。

前のタイヤは新車時装着のピレリCINTURATO P7でした。以下は何れもP7を★３とした時の評価です。結構正直に書いてますので、アジアンタイヤに手を出したいけど不安・・・という方がおりましたら、よろしければ参考にして頂けますと幸いです。

直進安定性★★☆☆☆
やや劣ります。微妙な感触ですが、ステアリングの中央付近に若干の不感エリアが残っている感じです。特に轍などにやや高い速度域で侵入する際は気を使います。しかし市街地では気になりませんし、高速道路でも疲れに繋がるほどのストレスにはなりません。

静粛性★★★★☆（市街地）
　　　★★★☆☆（高速道路）
これは走行する環境によって大きく評価が変わります。まず市街地走行は相当静かで、うまく表現できないですがタイヤと路面との間に一層加わったイメージです。正直、これは驚きました。
高速道路も概ね同じ印象ですが、一定の条件が揃うと「ウォーン」というパターンノイズがやや気になります。感覚論ですが、ミューの低いフラットな路面でその傾向が顕著です。具体的には首都高湾岸線の空港中央付近上り線の再舗装路において最もその傾向が顕著に出ます。このパターンノイズを聞いたときは、「失敗したかなぁ」と思いました。

乗り心地★★★☆☆
これも走行環境で大きく印象が異なるのですが、全体的に柔らかくなった印象です。もともとコンフォート寄りなタイヤを求めていたので、この点は違和感なく使用しています。

デザイン★☆☆☆☆
これは好みですが、サイドのフラット感が無く、とても野暮ったく見えます（最初目にしたときは「軽トラに履いてるタイヤみたい、笑」と思いました）。デザインも個人的には子供っぽく、好みではありません。

燃費★★★☆☆
一部他のレビューでは悪化したというものがあったので覚悟はしていましたが、今のところ明確な悪化は感じません。生涯燃費は16.5km程度を引き続きキープしています。


【総評】
色々書きましたが、概ねの項目で当初想定していたよりも良い感触を得ました。語彙力のない言い方をすると、「十分良いタイヤ」です。だって4本で3万円強なのですから！一定の条件で現れるパターンノイズ以外は、何れも許容可能な範囲のものでした。

もちろん十分な予算があられる方は、Michelinや国産タイヤを購入されることをお勧めします。私の場合は、予算内でフロントリップを買いたいという極めて邪（よこしま）な理由と、神様が会社を退職した関係で、V40を毎日の通勤で使用しなくなったということもあり、仮にある程度耐久性を落ちたとしても2年持てばいいかという割り切りができるようになったという背景もあります。
（ただ単にお金がないということをグダグダ書くとこのような駄文になります）