クーラント&サーモスタット交換
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車が製造後、約3年たったので、推奨整備のクーラント交換を行ないました。
使用したクーラント(LLC)はZERO/SPORTSのクールLLC。冷却効果が高いそうです。値段も4Lで7140円とお高いです。しかも、薄めるタイプではなく原液そのままのタイプです。レガシィは7Lくらい入るそうなので2本必要です。
今回は、キャンペーン中でローテンプサーモスタット(これもZERO/SPORTS製。71℃で開弁開始。純正は78℃)がおまけで付いていたので同時交換します。(ちなみに買うと7140円です)
水平対向エンジンのサーモスタットはロアホース側に付いています。画像の円のあたりです。
ですので、交換は車両の下にもぐって行なわないと難しいです。
ちなみに以前乗っていたスプリンター(カローラ)はアッパーホース側に付いていました。
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さて交換作業。
始めに、アンダーガードを外します。
アンダーガードは、フロント側2本、中央後ろ側1本のボルト(12ミリ)とホイールハウス内のクリップ(左右1個ずつ)で留まっています。
次にクーラント(LLC)を抜きます。
ラジエーターの運転席側の端っこ下側にプラスのフタがあります。(バッテリーのフタみたいな奴です)
これをドライバーで緩め、(完全に抜かないと出てきません)ラジエーターの上にあるキャップを外すとクーラントが出てきます。
垂れ流しは環境に悪そうなので大きいビニールか、缶で受けましょう。5Lくらい出てきます。
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次に、ヒーター内部のクーラントを抜きましょう。
そのままでどうやっても出てこないので、ヒーター用のホース(バルクヘッドの中央付近に2本並んでいるホースです)を抜き、水道のホースをつなげて水を流します。
しばらくすると、先ほど外したラジエーターのドレンからクーラントと、水が出てきます。
しばらく流して洗いましょう。
しばらく洗ったら、今度はラジエーターと、リザーバータンクを洗います。
ラジエーターはキャップのところにホースを入れて、水を流します。
リザーバータンクも同じく。
ただし、リザーバータンクは抜けるところが無いので、きれいになったら、灯油ポンプなどで、水を抜く必要があります。
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クーラントのみの交換の場合はここで終了。
7に飛んでください。
さてお次はサーモスタット交換。
これがサーモスタットのフタです
この中にサーモスタットが入っています。
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始めに、ホースを外します。
ホースに付いているバンドの端をプライヤーなどで縮めるとバンドが開きます。
この状態のまま、バンドをずらします。
かなりずらさないとこの後の作業がしにくいです。
バンドを外したらホースを引っ張って抜きます。
結構チカラがいるので頑張って。
ホースを抜くと、水が少し出てきます。
次に、サーモスタットのカバーを外します。
10ミリのボルトです。
ラチェットで外さないと上に付いているボルトに届きません。スパナじゃ無理。
ちなみに、ここで私は親指をザックリ切りました。
サーモスタットの手前に、銀色の鉄板がついているのですが、写真を撮っていた事もあり、手袋をせずに作業を行なったため、ボルトを緩める際にスパッと・・・
注意してください。
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2本とも緩めたらカバーを軽く叩くと外れます。
やっとサーモスタットと御対面です。
サーモスタットはゴムのリングでシールされているのでビタッと張り付いています。
手前の三角になったところの隙間にドライバーを突っ込んで、こじってやると外れます。
外れたら、新しいサーモスタットを取りつけます。
このとき、サーモスタットの取り付けの方向があります。
サーモスタットに「ジグル」と呼ばれる遊んでいるボルトがあるのですが、これを上向き(地面と垂直方向)で取り付けてください。(DOHCとターボ車。SOHCは地面と平行方向)
サーモスタットを軽くはめ込んだらカバーを取り付けます。2本のボルトを均等に締めていってください。
片締めするとあとからクーラントが漏れます。
カバーを付けたらホースを元に戻します。
ホースは奥まできっちりはめ込みましょう。(私は確認不足で上側が入り不足でした・・・)
バンドを元有った所まで持ってきて固定します。
これでサーモスタットの交換は終了
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ここからはクーラントを入れる準備をします。
まずは、外したヒーター用のホースを元に戻し、ラジエターのドレンを閉めます。
これで完了。
ラジエター上部からクーラントを入れるのですが、クーラントの容器からだと、口が小さくて入りにくいので、ペットボトルをジョウゴにします。
ペットボトルを良く洗い、底を切ります。
で、これをクーラントの注入口にはめる。この時、ゴムをペットボトルの口に巻いて、しっかりはまるようにするとあとのエア抜きが楽です。
お手製ジョウゴを使ってクーラントをある程度流し入れたら、ラジエターのドレンと、サーモスタットのホース、サーモスタットの取り付けぶからの漏れが無いかを確認します。
漏れが無かったら、ジョウゴに半分くらいまでクーラントを補給します。
このジョウゴがなんと!簡易自動エア抜き器になります。
エアが抜けてくると自動的にクーラントを補給してくれると言う優れものです。
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さて、仕上げ。
エンジンをかけて、水温計が上昇するのを待ちます。アイドリングでOKです。この時、先ほど確認したドレンと、ホース、サーモスタットの取り付けの漏れを確認しましょう。
ある程度水温が上昇したら、ヒーターを全開+最高温度でしばらく放置します。
ジョウゴのクーラントが無くなっていたら補給しましょう。(ちなみに私は、500mlのペットボトル半分くらい減りました)
あとは、リザーバータンクにクーラントを入れて、ラジエーターのキャップを閉めて終了です。
この時、リザーバータンクのクーラントはFULLより少し多めに入れておきましょう。
走っている間にエアが抜けてきて、減ります。
アンダーカバーを付けるのを忘れずに。
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