ヨシムラ機械曲げサイクロンの取り付け

今年の車検再取得でマフラー音量が基準値以上を叩きだし、バイク屋さんの知恵でなんとか通るようにしてもらったマフラーですが、今後車検を受けるときに毎回バイク屋さんの知恵を借りるわけにもいかないので、車検対応のヨシムラ機械曲げサイクロンマフラーに交換します。今回はマフラーを購入した父親と一緒に作業していきます。

まずは外装を外していきます。アンダーカウルとミドルカウルを外し、マフラーステーも専用品に交換するのでテールカウルも外します。

外装を外したら取り付いている当時物マフラーを外します。このマフラーは今後トラブルが出ない限りは使わないので解体して保管しておきます。

純正マフラーステーを取り外し、サイクロンマフラー付属のマフラーステーに交換します。このマフラーステーには専用タンデムステップが取り付いています。純正マフラーステーに比べてマフラー取り付け位置が上に上がる設定になっています。純正マフラーステーにはグリップの取り付け部分の逃がしがありますが、サイクロンマフラー用には逃がしがないので隙間埋めのために2mm分のワッシャーを挟みました。取り付けは純正ボルトで行います。締め付けトルクは説明書指定の10Nで行います。

サイクロンマフラーのエキパイと集合部を組み立ててから、付属のマフラーガスケットをエンジンに取り付けエキパイを仮付けして、テールパイプも集合部の合いマークに合わせて取り付けます。当時物マフラーに比べてパイプ系が全体的に細くなってます。集合部もテールパイプが刺さる部分に絞り加工がされているので、明らかに出力特性が変わる作りであることが見てわかります。

テールパイプを取り付けたらサイレンサーをテールパイプに取り付け、付属のサイレンサーバンドを使ってマフラーステーに固定します。ここでサイレンサーの排気口を傾かないようにしっかり合わせないと見た目が悪くなりますので、納得いく位置になるまできっちり合わせます。

マフラー全体を取り付けできたら干渉している場所がないか確認して、問題なければエキパイ用ボルトとステー用ボルトを説明書指定のトルクで本締めします。ボルトの締め付けが終わったらパイプ表面の汚れをしっかり落とします。最後に排気漏れチェックを行いますが、集合部とテールパイプの接続部とサイレンサーとテールパイプの接続部から暖気前だと水分が漏れてきます。暖気が終わったら水分が漏れることはないので、あまり気にしなくても良いかもしれません。

最後に外した外装を取り付けてサイクロンマフラーの取り付けは完了です。アンダーカウルを取り付けるにはエキパイに干渉する部分をカットする必要があるため、純正外装の予備が手に入りにくい現在においてカットするのは如何なものかと思い外す事にしました。アンダーカウルがないとミドルカウルがぐらついてしまうので、オフシーズンの間にはぐらつき対策を施します。アンダーカウルが無くても油冷初期GSX-Rはカッコいいですね。無いほうが綺麗なエキパイがはっきり見えるのでアピール出来るかもしれませんね。