オイルキャッチタンクのような物を作る

ヘッドカバーからのブローバイガスの戻りにはミストセパレータが純正で設置されていますが、それでもオイルが吸気側に出ているようなのでキャッチタンクを作ることにしました。

蓋付きの広口ボトルやホースジョイント。
ホースバンドのほか、何となく茶こしも。
ホースはエンジンルームの雰囲気を損ねないように黒い物を選択しました。

ホースジョイントに付属のゴムパッキンは厚すぎるので使用せず、シールテープで行こうと思います。

水圧がかかる箇所ではなく、吸気で軽く負圧になっている箇所なので問題ないでしょう。

問題は取り付け場所です。
唯一の空きスペースである、水冷インタークーラー用リザーブタンクの下には、以前付けたブーストコントローラのソレノイドユニットが居座っています。

キャッチタンクを配置すると、ソレノイドの居場所がなくなります。

ちょっとタンク容器が大きすぎたでしょうか。

固定方法は「Ｔ字」の金物を利用してホースバンドで固定したステーを使いました。
実際はこの写真よりもっと下に付くことになりました。

ソレノイドユニットを少し奥の方に移動させ、リザーブタンクもわずかに横に移動。

やっと取り付けできそうなスペースが確保出来ました。
何度も曲げては伸ばしてを繰り返したあり合わせのステーはもうボロボロ。
形状が固まったのでそのうち新しい物に
・・・・と思いつつこのままなんだろうな。

当初はフタにホースジョイントを付けて、上に向けてタケノコを出すつもりでしたが、どうもそれだとホースがボンネットに当ってしまうようなので、急遽横方向へと作戦変更です。

ホルソーで穴を開けた後、ジョイントのネジ径までナイフで穴を拡大。

ジョイントのネジを内側から締めれば、ジョイントは穴に密着して固定されます。

このまま向かい合っているとミストがそのまま通ってしまいそうなので、片方には内側にもタケノコを設けて短いホースを設置。
茶こしに入ってきたミストをぶつけて分離しようという作戦です。

問題の設置箇所にもなんとか収まりました。
最後に手間取ったのがホースの取り回しで、結局用意したホースでは途中で折れ曲がってしまって役に立たないので、片方は純正のホースを利用。
純正セパレータから新規キャッチタンクまでは新しいホースで繋ぎました。

取り付け後少し走らせてみましたが、オイル分は全くなくキレイなまま。
純正のミストセパレータも全く役立たずな訳でもなく、ちゃんと機能はしているようです。

今後急勾配などの高負荷走行でどのような効果を見せるのか観察していこうと思います。