鹿実は無失点のまま、やはり決勝まで来た。
野洲高校は、監督さんがクリエイティブを売り文句に高校サッカーを変える、とまで豪語するチーム。
確かにピッチにいる選手全員が繋ぐ意識が高く、ありがちな前に蹴りだすだけのシーンはないに等しい。
去年の大会で見た忘れもしない、津工業も同じくDFの選手でも一番後ろからでも繋いでくるスタイルだった。
こういうチームは見応えがある。個人技に優れる反面、シュートを打つべき時に打たなかったり、簡単に出せばいい時に出さなかったりというシーンもあるが、なにせ高校生。
試合は立ち上がりこそ、互いに緊張が伺えたけど持ち味を出し始める。
FKの流れから野洲が先制。
鹿実は例の栫選手がなんと出場停止。これが痛かった。野洲の守備は非常に良く、FWがサイドに追いやられることしばし。一対一でも互角にやれているあたりは、フィジカル面も大差はない。
鹿実だって技術的には差はないけど、この日は難しい試合になった。
後半からようやくらしさが出てきて、ゴール前での攻防が多くなってくる。が、同点に追いついたのは34分だった。
同点のまま終了で延長戦。いいゲームをしてるので、PKだけは避けて欲しかった。
そして、延長後半にカウンター気味に野洲が自分たちの正にクリエイティブサッカーでサイドを崩しゴール。
野洲高校が延長戦を制しお見事な優勝。
こういうチームが優勝したことで、高校サッカーも違う時代に入るのかな?
繋ぐ意識の強いチームが増えてるのは事実だろうし、クラブチームに人材が流れる中、こういうスタイルを標榜するのは、しっかりとしたチームカラーとして人材も集まるでしょう。
楽しめました。
Posted at 2006/01/09 21:17:04 | |
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サッカー | 日記