スロットル清掃

コルトRも2台目になると、こういう症状をどうすれば回復できるか解ってくるもので、今回はスロットルボディの清掃です。

ご覧の表示でスロットルのところが3%を超えています。暖機後無負荷での値です。また症状として冷間時、特に始動直後のアイドリングにハンチングがみられました。
どうしよう？！何かの部品がぶっ壊れたのかなぁ？！などと慌てふためく私ではありません。スロットルをフキフキすればいいだけの話。たったそれだけで不具合は直ります。

ただ…ランサーなどセダンなら10分で終わるところが、何故か時間の掛かってしまうコンパクトカーの1つであるところのコルトさん。奥ゆかしい事に、フロントガラスの下、ワイパーまで取り除かなければインマニ周りに手が入りません。

「小さいことは良いこと」ですが、コレばっかりはムッとするところです。小さいことは良いことなんですよ？大事なので2回書きましたw

ワイパー周りを外したあとに外さなければならない配管がこちら。

赤線を引いているところです。矢印の先がスロットル、緑が金属管を外すためのボルト位置です。

・I/Cから来てる90度曲がりホース
・ブロウオフ
・上記ホースに繋がってるスロットル直前の金属管
・　を外すために、エアクリの上蓋
・スロットル直前のゴツいホース

バッテリーは学習をリセットする意味で一度マイナスを抜いたほうが良さそうです。私はそれをしなかったので面白い現象を体験しましたｗ

清掃後です。暖機後無負荷で2%を切っています。冷間時のハンチングももちろん解消しました。

ただ、学習をリセットしなかったため、テスト走行で面白いことが起きました。
温まっても以前のスロットル開度にしたくなるので、酸素が多くなる→回転アップ！
減速でエンブレは効いてくれたんですが、停止すると2000rpmくらいで唸ってましたwww当然アクセルは踏んでないし、水温計も上がってるし、滅多に経験できない現象でしたw

ただ、今回はハンチングという不具合？の前兆みたいなものが発生してたのでその解消が目的でしたが、そうでなければスロットル清掃をする費用対効果というか、やる意味は薄いなと思いました。
そもそも空気がエンジンに入ってる量、「MAF」の値は実施前後で変わっていません。当然ですね。スロットルポジションは少なくなるけど、そこを通過する気体の量は変わらないわけです。これがワイヤースロットル車なら大いに意味はあると思いますが、最近の電スロ車にはプラシーボ的な意味しかないのかなと。

したがって、アイドリングが安定しない時にはお試しください。作業自体は簡単なんですが、そこに行き着くまでが面倒くさい、そんな内容でした。