タイミングベルト・カバー交換(その2)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
タイミングベルトの交換で一番重要なのが、「タイミングをずらさない」こと。
本来なら上死点に合わせておいて、上下のギヤの「-」マークが合うようにするのですが、上死点に合わす幅が結構大変。
元通りになれば良いので、外した時点の上下ギヤと外すタイミング・ベルトにそれぞれポイントを討ちます。
新品のベルトを重ね同じ位置にマークを付けます。組み込み時にベルトのマークとギアのマークが重なれば、ギアの位置ずれは起こりません。
2
ベルトを交換して・・・比較的短時間で終了する予定だったのですが・・・
ギヤやテンショナーを外してみるとなんか汚い。整備士の〇〇さんに「あれ、ウォーターポンプ水漏れしているね」と言われてしまいました。
前回交換してからそんなに経過していないような気がしますが、替えないわけにはいきません。午前中で作業を終えるつもりでしたが・・ (゚◇゚)ガーン
部品注文すると在庫があると言うことで、午後一便で部品が来るまで作業はストップとなりました。
3
ウオーターポンプの下部には穴が空いていて、シール等が劣化するとそこから漏れるようになっています。ベルトくず等と相まって下部はドロドロになっていました。
部品が来るまでやることもないので、時間をかけて清掃。
4
外したギアの角を見てみると結構光っています。タイミングベルトと噛んでいるだけですが、10万キロ以上頑張っているのでこんな感じになるんですね。
特にギアの「欠け」等がないので、このまま再利用。
5
午後一番にウォーターポンプが届きました。装着にはあまり時間を要さないので、「小一時間で作業は終了するだろう」と甘い見積もりを立て、すっかり終わったつもりになっていました・・・。
「あ、カバーの違い撮影しとこう」そんな余裕すらある状況でした。
6
後期型はウォーターポンプの穴に立ち上がりがあり、ポンプ側に装着されたのガード(硬質ゴムかプラ部品)と相まってゴミや水が這いにくい構造になっています。
7
1型用のカバーにすると立ち上がりがないので若干隙間が空きます。ベルトの耐久性に影響が出るかも知れませんがこの上にVベルト用のプーリーが被さるので、気にしないことにします。
タイミング・ベルトを交換し、取り外した部品を取り付け復旧。いよいよエンジンをかけると「!」
回転に応じて変化する、何かの接触音がするじゃないですか。「エ、帰れないじゃん」(-_-)
8
「何か作業ミスがあったか?」行われていた作業を思い出してみますが、判りません。考えるより、確認した方が早そう。再度カバーを外してみることにします。
外すと直ぐに原因が判りました。1型用には、センター部に固定ボルトを通すための穴があります。当然、エンジン・コア側にもボルトを受ける金属の部分(出っ張り)があるのです。その金属部分に密着するように、カバーの穴の内面も、プラスティックが飛び出しているのです。
これにタイミングベルトが当たっていました。2型以降は、タイミングベルトの取り回しが1型と違うので、こういう不具合も致し方ありません。
カバーの出っ張りをカッターで切り落とし、ヤスリをかけ、再び復旧作業。エンジンをかけると接触音は無くなりました。
実は、1回目の削り量では不十分で、結果的に2回カバーの着脱を行うことになってしまいました。半日仕事(作業)のはずが、結局一日かかってしまいました。ヤレヤレ。
「これで、点火タイミングが見やすくなったぞ!」と自己満足に浸りながら、夕日を浴びながらの帰路となりました。(何故か・・・「続く」)
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