20161203江ノ電　タンコロまつりにゆく！

江ノ島電鉄100形電車、その中でも108号車は昭和６年製の貴重な車両なんだが、現在も極楽寺検車区構内に動態保存されている。
その108号車が一年に一回、お披露目されるのが「タンコロまつり」という次第だ。

極楽寺検車区は本当に小さな車庫のようなもんなんだが、そこに、「タンコロ」を見るために本当に多くの人が集まる。
今年は、このイヴェントに合わせて、物品の販売や「ミニ江ノ電乗車会」、「江ノ電制服撮影会」などなどが合わせて行われて本当に多くの笑顔で賑わっていた。

実はウチの子が、タンコロ祭りを知ったのは、去年、祭りが終わった直後の江ノ電のＨＰだった。
一年越しに見てみたい、行ってみたいと切望していて、クルマ椅子というハンディなんだが、思い切って祭りに行ってみる事にしたのだ。

今回のまつりの人気イヴェントの一つが「巡回用EVカート」の試乗。

画像は「江ノ島電鉄ＨＰ」より借用いたしました。

この手作り感満載のカートに子供が乗ると、本当にうれしそうな笑顔が満載だった。
このイヴェントの特徴の一つが、小さな子供連れや親子連れが多い事だ。
決して「てっちゃん」だけの自己満足の世界でないのがイイ！

ところで、この100型電車たちが「タンコロ」と呼ばれるかというと、1両単位で運用されていたつまり「単行」で走っていたから「タンコロ」と呼ばれるようになったのだ。
さらに、今回大発見だったのが、この「108号車」が「新潟鐵工」製だったことだ。
僕の先輩たちが心血注いで作った車両が今を生き延び、こうして多くの人に愛されている姿を見て、モノづくりに関わっていた一人として本当に胸が熱くなった。
そうした姿を見て、この台車をそっと撫ででやった。
「よく頑張ったな」
「これからも愛され続けろ」
って。