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ブクオフの棚の奥にくすんだあやしげな箱を発見

箱絵とキリル文字から　SE（A）　HAWK　F-1かな？
箱のやつれ具合からずいぶん長いこと市場を彷徨っていたようですが900円で回収してきました。
ここのブクオフは東側の資金調達ルートと繋がっているのかもしれません。

帰って箱をあけ黄ばんだビニールから取り出してみるとバリも少なくて材質も柔らかくて組みやすい
何となく組み立て始めて胴体を貼りあわせてサンドペーパーをかけていたら接着剤をこぼして中止命令がでました（XX)

HAWKER SEA HAWK 英海軍初の艦上ジェット戦闘機
ふくよかな中胴と短い直線翼はペンギンみたいでかわいらしい
機首のダイヤのエースは英軍らしからぬ伊達なマーキング
のちの「世界一美しいジェット戦闘機」（ホーカー社比）ホーカー・ハンターにつながる美しいラインを持っています。




英海軍ペンギン塗装には幾つかのパターンがあるようですがこれは上面がブルーグレー　
下面がライトグリーンがかって見えるのは光のかげんでしょうか


英海軍のペンギンといえばもう一つ棚晒しにしていますがあれも仕上げたい
両機並んでロールアウトできればいいのですがいつになることやら


ほんもののレストア記録がありました
http://www.wv838.com/menu.html

モデルは航空博物館にあるこの機体を取材したみたいですね
時代からいうと取材というよりスパイでしょうか
http://www.fleetairarm.com/en-GB/exhibit/Hawker_Sea_Hawk/3_5_28.aspx

そういえばこの模型メーカーもわかりません
マークはよく見れば飛行機をもって遊ぶ子をモチーフにしたようななかなかいい意匠です。

2月に宮島に牡蠣を食べに行ったことがあって写真を整理してたらこれを見つけました。

裏通りの閉まってた土産物屋さんの店先に木彫りの飛行機がパラパラと飾ってあります。
手作りの双発の爆撃機と戦闘機　ヘリコだけはおもちゃみたいですね

左に新聞の切り抜きが置いてあって「P38　未完の任務」と書いてあるのが見えます。
ググッてみたら内容がわかりました。　「未完の任務」遂行へ　山本長官撃墜のＰ３８同型機
1942年に米国から英国に飛行する途中グリーンランドに不時着したP38が50年ぶりに氷の中から掘り起こされ復元されて任務を完遂するため再び英国へ向けて飛行するというもの

この飛行機を作った人はもしかしたらこの記事に触発されて自分の記憶の中の飛行機も掘り起こそうとしたのかもしれません。
双発の飛行機はキャノピが胴体にのっているので銀河か９９双軽でしょうか　飛行艇らしきものもあります
店は閉じられて人気もない様子でしたからその人はもうここには住んでないのかもしれません
掘り起こしたかったのはどんな思い出だったのでしょうか。

母ちゃんの独り言とかいう歌だったようですが、関係なさに笑えました
ドラクエで鳥に乗ってラスボスに挑むやつに似てるかもw

飛行機で鶴の名をもつのはあまり無くて意外なことにスホーイSｕ27
これの離陸はまさに鶴の飛翔を想わせます

ボーイングの旅客機が勢ぞろいするイベントがありました。
前から707, 717, 727, 737, 747, 757, 767, 777

717はもとDC-9　マクダネルダグラスからの入り婿ですがちゃっかり2番目にいます。
交差して横にDC-1からMD-11まで並べてくれたらもっと壮観だったでしょう

この写真には他にもいろんな旅客機がいて探しだすと楽しいです。

このあと先頭のボーイング707が7：07PMに、続いて7１7が7：１7PMに離陸し最後尾の777は8：17PMに飛び立ったそうです。
なかなか就航できない787のおかげで７X7ナンバーはあとしばらく続きそうです。

いつも行くブクオフの棚に珍しいキットがあったのでゲットしてきました。
ブレゲー・アトランテック哨戒機　エレール1/144キットです。

ブレゲー・アトランテックはロッキードP2ネプチューンの後継機として仏ブレゲー社で開発されNATO軍で運用されました。
戦後第２世代、P3オライオンやHSニムロッドと同世代ですが旅客機をベースに開発された両機とは異なり初めから純粋な哨戒機として開発されています。

外見上の特徴はダルマ型の胴体断面　与圧キャビンを分離する意図でカーチスC-46輸送機でも採用されていますが、メタボなボディをバンドで絞めつけたような印象のあるC-46と異なりアトランテックはふくよかでエレガント　さすがフランス機と思わせます。
性能もなかなかよくNATOの哨戒機として北大西洋の海を２５年間守り続けました。
残念なことに双発機で拡張性に乏しかったこと、運用コストが高いことを理由にP3Cに交代しつつあります。


キットはシンプルな構成ながら特徴をよく捉えています。
ラウンデルにイカリを組み合わせたフランス海軍のマークもおしゃれ
嫁の留守を見計らい制作に着手しましたがパーツを洗浄した後　
白のプラカラーが無いことが判明！
好事魔多しとはこのことでしょうか



ブルーグレーと白に塗り分けたアトランテックがアドリア海から大西洋までパトロールする姿はなかなか勇ましくて格好良いものです。　紅の豚の飛んだ空を遊弋するNATOの白い豚　その姿ももう見られなくなります。