ヒートプロテクタ（インチキ）修理

先日、冬に備えてのコーティングがけをしていますと。どこかから「カタカタ…」と音がします。
音の原因を探って下をのぞき込んでみますと、マフラー上のプレートがかなり揺れて音を出しているのに気付きました。

薄いパネルなので、どうやらマフラーの遮熱板らしい。
ボルトでも外れたか、と、よく見てみますと…なんかおかしい。

斜めになっていたパネルを持ち上げてみますと。ああっ。取付のナット部廻りが腐食して抜けてしまい、落ちたと判明。

まずは外してみないことには。前側が溶接ボルトにナット止め、後ろ側はボルト止めのよう。
外してみると、前側の取付穴2箇所が腐食して抜け、後ろ側も1箇所抜けてしまっています。危ないところでした。
ちなみにこのパーツ、正式には「パネル,ヒートプロテクタリヤ」と言います。

心配だったのは、ボルトナットともかなり錆びていたので、素直に外れてくれるか、でした。
あらかじめラスペネをたっぷり吹いて1時間ほど経ってから、ソケットレンチでそぉっと回してみると、幸い比較的素直に外れてくれました。殊に溶接ボルト側がなめたり折れたりするとかなり厄介なので、助かりました。
てなことで、ボルトナットは新品に交換します。
元のボルトはフランジ付でしたが、手持ちの組み込みワッシャー付に、ナットは大径フランジにしました。
大ワッシャーは穴を塞ぐためのもの。

ボルトナットはM6ですが、M8の大径ワッシャーを当ててみると、どうやら穴は隠れそう。
古いものなので、金色のユニクロメッキです。ボルトナットはステンレスにすると、かじって外れなくなるのであえてスチール製のまま。

さっそく取り付けてみると、落ちずにうまく止まりそうです。

てなことで、インチキ修理完了。
ワッシャーの廻りが腐食するとまた脱落するので、本来は部品を交換するべきでしょうけれど、まずはこれで来年春まで様子を見てみます。