リア・ウィンカーのLED化(結果LED前後入れ替え含む)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
フロントは既にROCOのLEDを組んでいたが、リアは未だ白熱球だったのでLED化を企画。
事前に口金規格はBAU15Sと確認していたので、その中で今回はPhilips X-Treme Ultinon PY21Wを選んだ。
謳い文句は、明るさと超長寿命。高価な商品なので超長寿命という点に惹かれた。造りのよいキャンセラー抵抗(抵抗値不明確だが、21W相当※なので・・)が付属します。
(9/29追記)
21W相当なので、14V×14V/21W=10Ω〜6Ω位かな?
2
口金もバッチリで点灯テストも問題なし。さて、組み直して終わり。か、と思いきや、レンズケースに入らない!なんと全然入らない!!(写真が見難いですが、左の黒い部分がレンズケースの背面です。)
口金は確かにBAU15Sなのだが、Philipsは球径が太いじゃん!っていうか、レンズケース側が細い!
ウィンカー球といえば、普通はS25/PY21Wなのに、驚くなかれ、デフォルトは違う型式のものが付いている。調べるのにかなり時間がかかったが、これってG18/RY10Wという珍種らしい。なんでVW社はPY21Wにしないのか?ポジ/ストップも全部S25径だし、レンズ側も余裕がありS25径を入れられるのに、わざわざRY10Wなんてものを付けている。なるべく使用球を統一し種類を減らすことはユーザーにメリットがあるはずだ。意味わからん。(先回のバルブ型式/口金規格備忘録も変更しておきました)
でも、ど〜しよう。このLED、9000円以上もしたのに。簡単に諦めるわけにはいかない!
レンズ側の口径を、ドリルで広げてしまおうか?う〜ん〜?
待てよ、フロントに入れているROCOのLEDは径が細いじゃないの?。逆にフロントの規格はPW21Wなのでレンズ側の穴も大きくPhilipsでも入る。そうだ、入れ替えよっと!
3
リアのソケットにROCO LEDを入れテストすると見事に点灯し、またサイズもOK。
これで無事解決、終わりだ。終わりか?う〜ん??あれあれ??
4
ところが、ところがです。フロント側にPhilips LEDを組込んでテストしても点灯しないではないか!う〜ん〜、なぜ?リアのソケットでは点灯していたので故障や断線ではない。
次に不点灯で疑うのは極性だ。まさか極性が反対?でもROCO LEDは問題なかったしな〜・・
テスターでチェックしてみたら、なんとソケット外側がプラスで中心電極側がマイナスだった。これって普通の極性と反対でしょ!
白熱球に極性は関係ないから、これでもメーカー設定としては問題ないのだ。ROCOのモノも多分無極性だったから点灯していたのだろう。
でも、Philips のモノは中心電極がプラスでなければ点灯しないようだ。
どうしよう?車両配線を切断して、入れ替えればいいのは分かっているが、オリジナル配線を損傷させるのは気が引ける。でしょ?
5
思案・・・
ソケットを見てみると、防水コネクターで接続されているようだが、少しこじったらソケットと分離出来た。外したコネクターの中をみると、グレーのロックプレートらしきものがある。試しに精密ドライバーで横にずらしたら外せた。もしかして、これで電極金具を外して+と−を入れ替えられるかも。それができればオリジナル配線を痛めない。(写真は、ロックプレートをずらしたところ。左の電極金具は既に外した後です。)
6
普通電極金具はコネクターの中で、セルフで広がるタイプのロックピンで引っ掛けてあるはずだ。精密ドライバーの一番細いやつを電極金具の脇から差し込み奥にあるはずのロックピンを押してやったらロックが外れ、思ったとおり電極金具が抜けた。こういうのはラジコンやってた時によくある構造だったので、その時の知識が大いに役にたった。
7
こんな感じで電極金具が抜ける。写真では見えませんが、銀色の電極金具には、コネクターの中でバネの要領で広がって、セルフ式でロックが掛かるピンが左右2枚付いている。
なんとか金具1個を外してしまえば、構造を観察できるので、他はずっと外しやすくなる筈だ。
ピンを曲げてしまっても簡単に修正できるし、多分ピンを折ってしまってもプラスチックのロックプレートで留められるはずです。
勇気一発ですね。
8
あとはコネクター電極金具を差し替えて、ソケットに戻す。で、Philips LEDを組込んで終了。
それでも、なんだかんだで逡巡しながら2時間。ずっと中腰で前カガミしながらの作業だったので、すっかり腿と腰が痛くなった。
【結論】
《フロントウィンカーをLED化するなら》
口金規格:BAU15S、球径:S25(バルブ規格:PW21W)で20㎜以上でも大丈夫だが、ソケット配線が変則的なので無極性のLED球を使うことをお薦めしますね。
《リアウィンカーをLED化するなら》
口金規格:BAU15S、かつ球径20mm以下のモノでなければなりません。一方ソケット規格は標準的なので極性は気にする必要はありません。
・念のため、Philips LEDに付属していたキャンセラー抵抗(21W相当なので、推定10Ω〜7Ω位か?)もリア配線に組み込んでおく。写真はないが例のワンタッチカプラーは使わない。美しくないからね。(⇒後日低消費電力型に換装)
フロントに既に入れてあるキャンセラー抵抗はRX24-50W 6Rってやつで多分6Ωであろう。
【9/29 追記】
厳密には、リアウィンカーはRY10Wって球なので10W消費のはず。
であれば、リレー(※)を騙すには14V×14V/10W=20Ω程度の抵抗を噛ませれば良いはず。
philipsのキャンセラー抵抗は、21W相当なので推定抵抗値10Ω〜6Ωのはずで、これでは消費電力が大きすぎる。大きい分にはハイフラにはならないのだが、ストップランプ4灯化で合計消費電力が上がっているので、なるべく消費電力は抑えたい。
ということで、先ほどヤフオクで50W-20Ωのキャンセラー抵抗を@300円で2個手配した。これで単純計算で(21Wー10W)×2=22W程度現状より消費電力を抑えられるはずで、15Aヒューズでも大丈夫な計算だ。
※追記:現代のクルマはリレー制御ではなくECU制御みたいですね。
その証拠に、ハイフラといっても車内のインジケータがなるだけで、車外のLEDバルブはなりません。
【10/2 追記】
50W-20Ωのキャンセラー抵抗に換装する。先ず、philipsの抵抗の配線を途中でカット(車輛側オリジナル配線をこれ以上傷付けたくないので、分岐後の抵抗配線をカット)し、新しい20Ω抵抗を圧着接続端子で接続、収縮チューブで絶縁。テストしたら、ハイフラも起きず無事に約11W×2の節電を達成したことになる。
試しに1分位ウィンカーを点滅させると、それなりの温度になる。抵抗は車輛鉄板に貼付がベストだが、上手くいかずインシュロックで空中に浮かせるようにしておいた。
【10/4 追記】
今日初めて知ったのだが、抵抗の代わりに「PIAAウィンカーレギュレーター」ってものがあるらしい。その仕組みについては謎が多いが、少なくとも抵抗器のように熱を持たないようなので、その点は買いだ。導入を検討してみようかな。心配は外車実装例が極端に少ないこと。
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