ストップランプ4灯化
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
先般の調査で分かったのだが、リア/テール(ポジション)の構成は、口金型式:BAZ15D、バルブ型式:P21/4Wの「ダブル球」を片側/上,中,下の3連としている。
テール(ポジション)として4Wフィラメントで上,中,下を点灯させ、ストップとしては21Wフィラメントで上のみ点灯させている。バックフォグとして21Wフィラメントで右下を点灯させているが、中と左下は21Wフィラメントを使っていない。せっかくダブル球を挿しているのにだ。
中のソケットにも、ちゃんとダブル球用に21/4Wの端子が配置されている。要は、配線と給電がされていないだけだ。
もったいないし、視認性の向上にも期待して、中をストップとして機能させることにした。
(写真はテール点灯だけの状態です。ブレーキを踏むとストップとして上の1球だけ点灯します。)
2
原始的だが、上の21W配線から分岐してやって、中の21W端子にバイパス配線をハンダ付けしてやる。
ハンダ付け配線後に、端子の固定と絶縁養生のためホットメルトを盛ってやった。
3
ご覧のとおり、これでストップランプ4灯化が完成です。
ヒューズが心配なので、全灯した場合の消費電力を計算してみる。
海外サイトにある取説=マニュアルによれば、適用:ウィンカーとストップランプ(英語表記はTurnSignal,BrakeLight)のヒューズはボックスの32番のようで、現物はデフォルトで15Aが付いている。
テール(ポジション、英語表記はParkingLightのはず)が,このフューズで受け持たれているかは不明だが、多分ここで共用していると思う。フューズリストを探しても、ParkingLightの表記がどこにもないのでそう推定しておく。
(そもそもなぜVW日本の取説には、バルブの種類もフューズの適用/位置も載せていないのか?バルブ交換やフューズ交換までディーラーに頼らせボッタクるために、記載していないのだろう。酷い話だ。)
・ストップ:21W×4=84W
・ハイマウントストップLED=不明
・テール(ポジション):4W×6=24W
・ウィンカー前後(LED+21W相当抵抗):21W×4=84W+α
・ウィンカー側面:5W×2=10W
全灯計200〜205W ⇒ 約17A(12V換算)~約14.5A(14V換算)
この計算だとデフォルト(ストップ21W2灯、リアウィンカー白熱球10W2灯他合計)で、13A~11.5A位あることになる。ちょっと計算内容自体、正しいのか自信はないけど。
とはいえ、現状ヒューズが切れないのは全灯の機会がないからだけかも知れない。やっぱりちょっと心配だ。
とりあえず、暫定的に20Aのミニ平型ヒューズをABで仕入れて差し替えておいた。決して良い対処法ではないので、源流対策として省電力を追々模索せねばなるまい。
4
【注意】これを実施する場合、あくまで自己責任でお願いします。
車検が通るのか、ディーラーが承知するのかは勿論確認していません。
熱の問題、過電流やヒューズの問題もなんら検証をしていません。
それらをご理解のうえ、お願いします。
【9/29追記】
一晩ネットなどでいろいろ調べてみると、電力消費量の増大は、ブレーキペダルのスイッチに過負荷を与え焼き切ったりすることもあるらしい。42Wの増大は結構インパクトがありそう。それにUp!のあの小さなバッテリーにも負担がかかりそうな気もしてきた。まあATのクリープはないから渋滞でもブレーキペダルを踏みっぱなしってこともないけど。
一方で、VW系でもAudi TTやA3で、白熱球での4灯化の実施例もあることはあるので大丈夫という気にもなる。
ともあれ、不安解消には早くLED化を含め省電力に努めるべきかと思う。
【9/29 追記2】
バックフォグとブレーキランプの距離は100ミリ以上離れてないと保安基準不適合となるようです。
光源間距離なら100ミリ以上でセーフだが、ランプハウジングで言えば隣接なのでアウト。多分後者なのでアウトだね。
【12/23 追記3】
15Aのデフォルトフューズが切れた。
やっぱり4灯化は負担が大きいようだ。
20Aフューズに代え大電流対応にするか、LED化で節電すれば丈夫なんだろうけど、こういう改造は正しい行為とは思えなくなってきた。
ということで、元の2灯に戻しました。
5
【9/29 追記3】
厳密には、デフォルトのリアウィンカー球はRY10Wって球なので10W消費のはず。
であれば、リレー(※訂正)を騙すには14V×14V/10W=20Ω程度の抵抗を噛ませれば良いはず。LEDで4〜5W使っているはずだから、ホントは40Ω位上でも大丈夫なんだろうけど。
philipsのキャンセラー抵抗は、21W相当なので推定抵抗値10Ω〜6Ωのはずで、これでは消費電力が大きすぎる。だから、当然ハイフラにはなっていないのだが、ストップランプ4灯化で合計消費電力が上がっているので、なるべく消費電力は抑えたい。
ということで、先ほどヤフオクで50W-20Ωのキャンセラー抵抗を@300円で2個手配した。これで単純計算で(21Wー10W)×2=22W程度現状より消費電力を抑えられるはずで、15Aヒューズでも大丈夫な計算だ。
※現代のクルマのウィンカー点滅は、リレーではなくECUで制御しているらしい。それが証拠に、ハイフラになるのは車内のインジケータだけで、車外のウィンカーは平常スピードで点滅している。
【10/2 追記】
50W-20Ωの抵抗に換装する。
先ず、philipsの抵抗の配線を途中でカット(車輛側オリジナル配線をこれ以上傷付けたくないので、分岐後の抵抗配線をカット)し、新しい20Ω抵抗を圧着接続端子で接続、収縮チューブで絶縁。テストしたら、ハイフラも起きず無事に約11W×2の節電を達成したことになる。
1分位ウィンカーを点滅させると、それなりの温度になる。抵抗は車輛鉄板に貼付がベストだが、上手くいかずインシュロックで空中に浮かせるようにしておいた。
まあ、これでウィンカー系は完了。残るはテール&ストップ球、バック球のLED化だ。これには電気工事を伴わないはずなので、こんなに面倒はないはずだ。早く終わらせたい。
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【今後のモディファイ計画】
・PIAA ウィンカーLEDレギュレーターへの換装
今日初めて知ったのだが、抵抗の代わりに「PIAAウィンカーレギュレーター」ってものがあるらしい。その仕組みについては謎が多いが、少なくとも抵抗器のように熱を持たないようなので、その点は買いだ。導入を検討してみようかな。心配は外車実装例が極端に少ないこと。
⇒2013/10/12失敗、断念。
詳しくは別途の整備記録を参照ください。
・ストップ球、バック球のLED化
特にテール&ストップ球はBAZ15Dというレア球なので、あるにはあるがあまり種類がなく、これだと思うモノが見つからない。
あれば、購入し交換するのだが・・・
・低ダストパッドへの交換
Up!用のオリジナルパッドは、形状こそ現Poloと同じだが、厚みがそれより3㎜厚いとの情報を得ている。
多分、キャリパーが同じなのに、ローターが薄いため、パッドを厚くして調整しているものと考えられる。
低ダストパッドに交換している事例は、Polo用を流用しているものと思われる。しかし、デフォルト状態でピストンが6㎜飛び出しているのは、あまり気持ちの良いモノではない。
Up!専用品の登場を待ちたい。
・リア・シェルフのバックドアとの連動化
シェルフを上げて固定し、荷物をとりだし運転席に戻り出発しようとしたら、バックミラーにはシェルフしか映っていないってこと、よくありませんか?あれ、非常に煩わしいですよね。
バックドア側に紐を結び、ドア開閉とトノカバーを連動するようにしようとおもっています。バックドアへ紐を固定するスマートな方法が見つかれば、直ぐに実行したい。
⇒2014/02/22実施済み
詳しくは、別途の整備手帳を参照下さい。
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