ブレーキフルード交換

標準ブレーキフルードのDOT3ではサーキットで持ちませんので、ブレーキフルードを全交換します。
交換するブレーキフルードは、WAKO'SのSP-4です。

リザーブタンクの周りをぼろ切れで覆っておきます。

まずはリア側から。
ジャッキアップしてホイールを外し、ゴムキャップを取り外します。
ブレーキキャリパーのブリーダースクリューに11mmのメガネをかけて、ワンマンブリーダーとペットボトルをセットします。ブレンボキャリパーは奥と手前側にブリーダースクリューがありますが、奥から作業します。
メガネでブリーダースクリューを緩めて、運転席でブレーキペダルを数回踏みます。ブレーキフルードが出ているのを確認して、ブレーキフルードのリザーブタンクに新しいフルードを追加します。

500mlのペットボトルに半分ぐらい溜まったところでブリーダースクリューを締め、手前側のブリーザープラグにワンマンブリーダーとペットボトルをセットして同様に作業します。
インプレッサのブレーキフルード使用量は全部で500mlなので、プレーキキャリパー1カ所に付きこのぐらい交換すればよいでしょう。抜き取ったブレーキフルードは2Lのペットボトルに移し替えます。

ブリーダースクリューをしっかり締め付けます。締め付けトルクは2kg。
昔はメガネで緩めた分だけ締めればいいのじゃないかな？ という考えでしたが、前車で何度も何度もブレーキフルードの交換を繰り返した結果、サーキット走行中にブレーキフルードが漏れました。結果としてブレンボキャリパーの塗装がごっそり剥がれましたので、しっかり締め付けることをオススメします。

フロントキャリパーも同様に奥のブリーダースクリューから作業します。

しつこいようですが、締め付けトルクは2kgです。

ブレーキフルードが周りにこぼれて付着していますので、洗い流します。わたしはヤカンに水を入れてドバーッとかけて拭き取っています。
あとはブリーダースクリューにゴムキャップをはめ、ホイールを装着して作業終了です。
抜き取ったブレーキフルードはガソリンスタンドで給油のついでに処分してもらいます。