連続首位

「プリウス」３年連続トップ　１１年度新車販売

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が5日発表した2011年度の車名別国内新車販売台数は,トヨタ自動車のハイブリッド車（HV）「プリウス」が前年度比9・6％増の31万484台で首位となり,3年連続でトップに立った.

　ワゴン型の「プリウスα」の販売が好調なことや,家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車「プリウスＰＨＶ」の発売で製品の品ぞろえが増えたことが要因.エコカー補助金の復活も追い風となっている.

　トヨタの広報担当者は「ここ数年,ＨＶを中心に低燃費の環境対応車が人気という傾向は変わっていない」と話した.

　2位はホンダの小型車「フィット」で,23・8％増の23万4432台,3位はスズキの軽自動車「ワゴンR」で,1・7％減の17万4225台.燃費効率の良い小型車や軽自動車が上位を占めた.

　上位10車種のメーカー別内訳は,ダイハツが3車種,トヨタとホンダ,スズキがそれぞれ2車種,日産自動車が1車種だった.

　今年3月の車名別販売台数でも,プリウスが4万5496台で首位.2位はホンダのフィットで3万4161台,3位はダイハツの軽自動車「ミラ」で2万9721台だった.トヨタが岩手県で生産する小型HV「アクア」は4位に入った.

（中日新聞）