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Nackyのブログ一覧

2013年04月24日 イイね!

雨の中の噴水 〜山梨・静岡ツーリング

雨の中の噴水 〜山梨・静岡ツーリング老人ボケ防止の防備録です。どうもトシくうと物忘れが激しくて…昨日の晩飯も何食ったのか覚えてないし(弱々)

自分は三島由紀夫ミーハーなんですが、彼の著作の中でも一番好きなのが「雨の中の噴水」という短編小説です。純文学そのもののレトリックと文体の中に、三島らしい茶目っ気とシニカルなエンディングが大好きな作品です。
先週のウィークディは概ね良い天気で春らしい暖かさでしたが、週末の予報は「土日は真冬並みの寒さと風雨」ってことで、金曜の時点ではにわかに信じ難かったのだけど、土日は予報通りにちゃーんとクソ寒くなりやがって、しかも日曜は雨ザーザー。二輪車やアウトドアが好きな自分は雨の休日は廃人になってしまうので、これじゃアカンと悪天候の中をCaymanで繰り出しました。いつも週末は渋滞する中央道や東名も、こんな荒天ならきっと混まないんじゃないかと思い、山梨方面へGO!

…と、中央道はイキナリすんげー土砂降りですよ(タイトル写真)。アクアプレーニングが心配なので、今日のとこはノンビリ行きますか〜。先行車が巻き上げる水しぶきで視界は悪いし空は真っ暗だし寒いしで、この時点では「来なきゃよかったかなぁ…」と、かなりのテンションの低さ。ところが、談合坂を過ぎた辺りから少しずつ小降りになり、山の中腹にはこの季節らしい新緑が見えるようになってきました。予想通りつーか、観光に出かけるクルマはほとんど走っておらずガラガラ状態。こんなに空いてると逆にブキミ^^; しかし、当たり前のように雨漏りしない現代車って素晴らしい!かつて所有していた旧車はみんなダダ漏れだったもんで^^;;;


思い立ってのドライブなので行き先は未定のため、とりあえず勝沼ICで下りて、こんな寒い日には最高のほうとうを食べに『皆吉』に。その後は勝沼と甲府をウロウロし、ワインのシャトーを巡って戦利品の甲州ワインを買い込むものの、また雨が激しくなり気温もますます冷え込んできました。テンション上がらんなー。


家内のリクエストで『ワイングラス博物館』へ。ここの隣にある石窯のパン屋がメチャ美味いので、ここでも戦利品をゲット。


大菩薩峠のワインディングを通って帰ろうかと甲府盆地境の丘の上に駆け上がったところ、雲が少しずつ切れ初めて幻想的な景色になってきました。本来ならこの季節は新緑が萌えまくってる筈なのに、この寒さと霧と雲でまるで水墨画のよう。


この天気の中をR411から帰っても、ワインディングは楽しめないだろうと判断して、再び中央道の上り車線に乗り、河口湖を目指します。この時点でまだ12時。道路は全般に空いてるし時間はたっぷりあります。河口湖と忍野八海を経て山中湖に到着。空はまだ暗いものの、何とか雨は小降りになってきました。しっかしクッソ寒い!ホントに4月か!?


R138で御殿場に向かい、大好きな箱根に向かいます。かなり小降りになってきたので箱根峠から箱スカへ。ところが登るにつれ凄い濃霧。やっぱ他に誰も走ってねーなー。芦スカに入って再び雨が強くなり、濃霧で前が全く見えません。何度も箱根に来ていてこうした事態は容易に予想できたのに、それでも近くに来るとつい山に足を踏み入れちまうんですよね。

伊豆スカを亀石峠で折り返し、濡れたターンパイクを韋駄天のように駆け下ってオダアツ〜東名〜保土ヶ谷バイパスで横浜へ。ここまで一切渋滞知らずです。当たり前か。横浜で少し遊んだあとは湾岸線で千葉まで帰ります。ここにきてようやく雨も上がり雲が切れてきました。(写真は湾岸線・鶴見つばさ橋)


全くの渋滞知らずで16時過ぎには自宅に着いてしまったので、早速ゲットした戦利品で浅い時間から酒盛りです。本日の走行距離は480km、燃費は11.5km/Lとまあまあ良好でした。高低差もあるし風雨の抵抗もあった筈ですが、エンジンはあんま回してないしね。でも雨中ツーリングは道も混まないしたまにはいいかも。気がつくと西の空の雲の切れめから夕焼けが顔を出してました。何だかジェットコースターみたいに暑くなったり寒くなったりだけど、冷たい雨はもういい加減にして、春らしくなってほしいよホント。風薫る5月に期待!皆さんもどうか体調にお気を付けください。
Posted at 2013/04/24 18:28:53 | コメント(5) | トラックバック(0) | ポルシェ・ケイマン | 日記
2013年04月16日 イイね!

新緑のヘボーソー

新緑のヘボーソー「ヘボーソー」といっても、暴走するわけでもヘボな走りをするわけでもない。まあ、自分はヘボい人間なのだけど。知らない人以外は知ってるかと思うけど、「ヘボーソー」とは勝手に尊敬するサイクリストの兼堀君が作った造語で「平日に房総へ遊びにいくこと」なのだ。もっとも、自分が一方的に兼堀君のことを知っているだけで、向こうは僕のことなど一切知らないと思うけど。なぜ尊敬するのかといえば、兼堀君は自分と同じ生粋の天の邪鬼の香りがそこはかとなくするからなのだ。ゴメンね兼堀君。

1月から4月上旬まではメいっぱい忙しかったので、こんな天気が良くて仕事も一段落した日には代休をとってもよかんべと、某日の平日火曜にヘボーソーを敢行。この季節は悪魔のスギ花粉も去り、路面のグリップも安定しているのでツーリングにはもってこい。しかし、平日に遊んでいるとどこか落ち着かないという、なんとも小心者の自分。決してサボってるわけじゃないのに。いや、半分サボってるのか。

いつもの房総内陸のワインディングを繋ぐ決めルートではなく、今日は知らない道を中心に走ってみようと心に決め、まずは千葉市の自宅から下道を行き、市原市から“うぐいすライン”を経て養老渓谷へと向かう。養老渓谷界隈には無数の林道とタイトワインディングが眠っており、自分はそれらを走る為に月イチ以上のペースで通っているので、計算上ではフツーの千葉県民の一生分は養老渓谷に来ている。ついでに、箱根にもフツーの関東在住者の一生分ぐらいは行っているかもしれない。と、余計なことは置いといて、界隈の林道も今では舗装化が進み、オフロードやダートは貴重な存在になってしまった。自分はモタードでもオフをガルルと走りたいヘンタイなので、何となくもの足りない。写真は近年舗装されてしまった大福山林道支線。ココに2ヵ月前に来ていたら鼻と目がタイヘンなことになりそうな鬱蒼とした杉林だが、今の季節は新緑が綾瀬はるかの笑顔のように眩しい。


林道を抜けて尾根を抜ける走ったことのないワインディングを突き進むと、“平沢ダム”に到着。ここは初めて来た。比較的新しいダム湖らしく、湖面から立ち木が顔を出している。平日のダムは静まり返り、何やら少々ブキミな雰囲気。ハンチングをオシャレに被ったオッサンが一人寂しく釣り糸を垂れていた。


ダム湖の奥に進むと、細いダート脇にヤギ助がお出迎え。人が住んでいる気配が無いのに繋がれたヤギがいることが不思議で、さらに奥に進むと山奥の秘境にひっそりと佇む「竹仙郷」なる炉端焼屋が。気になってあとで調べてみたところ、どうやら結構な評判のようで。


通ったことのない県道や広域農道を繋ぎ外房の上総興津に出て、そこから竜宮城のように美しい“守谷海岸”(←記事の一番下)に出た。白い砂浜でコンビニで買ったパンをむさぼり食っていたら、錆びてギィギィうるさい自転車に乗って現れた、真っ黒に日焼けしたヨボヨボのジジィ、いや地元の年老いた現役漁師さんに話しかけられ、1時間ほど貴重な昔話に花が咲いた。今では穏やかなこの守谷海岸は、戦時中は火薬工場があり弾薬庫を狙った米軍機が飛来し爆撃や機銃掃射を繰り返していたそうだ。


外房の海岸線から再び内陸部に戻り、県道を繋いで里山を抜けて上総中野を目指す。いすみ鉄道と小湊鉄道のそれぞれ終点でもあり中継点でもあるこの駅は、里山にポツンとあるメルヘンチックな駅舎がまるでプラレールのようだ。運が良ければいすみ鉄道の旧国鉄キハ52・キハ28や、小湊鉄道のキハ200が里山の駅に並ぶラブリーな姿が見られる。血中鉄分の多い人には超オススメ!


そこからタイトな舗装林道を繋ぎ、初見のワインディングをステップから火花を飛ばしつつフルバンクで駆け抜ける。リヤタイヤの右サイドがかなり擦り減っており、右コーナーでパワーをかけるとズルッとくるが、フロントの安定感に支えられかなりのペースで走ることができる。大きな丘陵をふたつみっつ超えると、小湊鉄道を跨ぐ小道に出た。周囲に集落も何もなく、こんなド田舎を走っているのかと驚いてしまうが、ムチャクチャいい風情だ。


ところで、平日にも関わらずワインディングや林道では結構な数のライダーや趣味車とすれ違った。土日には行列する店も平日なら空いてるし、ヘボーソーするのもなかなかイイものだ。養老渓谷から君津市や市原市の山間の林道をグネグネと抜け、曲がったことのない交差点を曲がり行ったことのない道を走り続けていると、いつの間にか牛久近くに出た。田植えの準備が整ったばかりの稲田が広がる中、小学生達が下校する風景に癒される。


牛久からはおとなしく国道297を行き、市原IC近くに差しかかったところ、遠くから小湊鉄道のキハ200がタンコロで走ってくる姿が見えたので、急いでバイクを路肩に停めシャッターを切った。ちょっと遠かったが、里山を駆けるキハ200に出会えて満足。


市原ICから高速に乗り、一気に幕張の自宅へ。無事に帰還してトリップメーターを確認すると、今日だけで330kmも走っていた。土日は交通量が多いので途中で引き返してしまうことが多いけど、平日は思う存分走ることができて超腹いっぱい。こうしてヘボーソーツーリングは終了した。
自分のバイク遍歴を振り返ると単気筒やツインが大半を占めており(実はマルチは買ったことがない)、排気量もどんどん小さくなってきている。リッターマシンの爆発的なパワーは魅力だが、乗り出す時の気合いや維持費には覚悟が必要だ。ビッグバイクに乗っていた頃は、高速や箱根をぬぅわkm/hでカッ飛んでいたけど、小排気量マシンはそんな気にもならないから安全とも言える。今乗っているYAMAHA WR250Xは軽量なので気軽に乗り出せるが、レスポンスと高回転域を重視したエンジン特性、航続距離が200kmにも満たない少ないタンク容量、体重移動を前提とした細く固いシート、サーキットやワインディングを攻める為の固いサスという装備の為に、ツーリングユースは全く快適ではない。街乗りはまあいいとしても高速道路は苦痛ですらある。土産なんか買うなと言わんばかりに荷物の積載性はゼロ。それ故いつもブン回してストイックにハイペースで走ってしまう。ノンビリ走ろうと思えば走れなくもないのだけど、それではちっとも面白くないバイクだ。しかし、タイトなワインディングでは無敵とも思えるハンドリングや、4スト250cc単気筒にしてはまあパワーもあり、フルアジャスタブルの前後サスと高剛性フレームは素晴らしく、リッターバイクと一緒に走ってもそこそこついていける。従来の市販トレール車に比べて質感も高く、クラスレス感覚だ。その分「250だから遅くても許して」という言い訳がきかない気もするが、ツルシでもサーキットを走れるポテンシャルの全てをまだまだ出し切れていない。精進してライテクを磨かないと。その前に擦り減ったリアタイヤを何とかしないとアカン(汗

※番外
後日通った国道297号沿いにある中古車屋に置いてあったALPINE V6 Turbo。大好きなクルマなのだが、この個体はもうすぐ土に還りそうな状態でちょっと可哀想。
Posted at 2013/04/16 22:50:16 | コメント(4) | トラックバック(0) | モーターサイクル | 日記
2013年04月11日 イイね!

房総ドライブ・B級グルメ列伝【外房篇】

房総ドライブ・B級グルメ列伝【外房篇】先週、表題の【内房篇】を書いて、こんなの参考にする人はいないだろうな〜と思っていたところ、「もっと他に無いのか」「外房篇や南房篇も頼む」というリクエストメッセージを続々と頂きまして。っていっても2人だけですが(笑)。今回は外房方面で、取り急ぎサワリだけでも。
本来こうした投稿はブログではなく「おすすめスポット」として載せるべきなのですが、複数店舗あるので前回同様ブログとして投稿させて頂きます。
※タイトル写真は外房の夷隅川河口

【勝浦式担々麺】
勝浦界隈にウジャウジャあるラーメン屋/中華料理屋/定食屋/またまたオシャレなカフェにも、大体置いてあるのがこの「勝浦式担々麺」なるジャンクな麺。それは一般に想像するような、ゴマだれと麻油がきいた麺ではない。そう思ってオーダーすると、確実に驚くこと受け合い。真っ赤な見た目は、自家製ラー油が表面を覆い尽くしているため。まずこの毒々しい見た目で超驚くが、一口すするとあまりの辛味にムセこんで二度驚き、じっくり味わうと、そのうま味に三度驚く。そして完食の暁には、妙な達成感と汗で全身が覆われる。さらに翌日には、出口でも再び辛味が堪能できる。「江ざわ」が元祖らしいが、今は長狭街道の鴨川寄りに移転してしまった。僕が好きなのはグダグダに煮込んだ麺と甘辛タマネギがきいてB級感が漂う「はらだ」。ここは例によってオンボロ掘建て小屋系。サーフポイントにあるオシャレなカフェ「ラグタイム」の勝浦担々麺も美味い!


【とんかつ/ステーキ・岡本】
テニスで有名な九十九里の白子海岸、南白亀川(←読める?)の河口近くにあるイケてるレストラン「岡本」。 ここはとにかくゆっくりできるのが良い。使っている肉や素材にも拘りのウンチクが記してあり、安心してオーダーできる。自家製の漬け物や野菜を何種類も使ったサラダ(食べ放題!)と、それにかける自家製ドレッシング、肝心のトンカツやステーキと、どれをとってもかなり美味しい。正直、ちょっと寂しい場所にあるのだが、いつも人でいっぱい。B級ってよりはA級に近いのかも。

【ぐうらーめん】
内房の竹岡式ラーメン、外房の勝浦担々麺、山奥の久留里焼きそばと並ぶ房総ご当地麺の代表としてファンが多い、東金の「ぐうらーめん」。真っ黒な見た目とタマネギがデフォで浮かぶ雰囲気は竹岡式ラーメンに近いのだが、竹岡式と違って動物系のダシと生姜がきいたパンチある一杯。真っ黒な見た目に比例して実は結構しょっぱいのだが、間違い無くオリジナリティ溢れる味わいだ。いつ行ってもとんでもなく混んでいるので、変な時間を狙っていかないと行列に並ぶことになる。都心のオシャレなラーメン屋には間違い無くあり得ないようなB級テイストなのだが、一度食べてみて損はないと思う。

【イタリアン・ポポラーレ】
正直なところ、個人的には茂原や大網界隈は観光で行く土地では無いので、美味い店やご当地B級グルメ店をわざわざ探す機会も無い。国道128号沿いの本納付近にあるこの「ポポラーレ」も、実は特別に美味しいワケでもないしB級感覚で面白いワケでもない。しかし、昨今のようにイタリアンが大衆化する前から、この田舎の地にある男気と、何だか一生懸命な感じがとてもいいのだ。お客さんはほとんどが地元の家族連れ。地元客中心とはいえ、この辺は大きな街も何も無い。しかし店内は結構居心地が良い。「本格ナポリピッツァ」つーても、イマイチ本格じゃない(笑)。でも料理は全て素朴で美味しいし、安いのだ。

【和風アジアン(?)まきのきてい】
九十九里の長生村にある実母の実家の近く、白子町の田舎の田んぼの中に建つレストラン「まきのきてい」。自分が子供の頃から親や親戚に連れられて行った記憶があったので、最近再発見した時にはまだあったのか!?と感動してしまった。こんな田舎でも潰れずに長い間やってるってことは、地元に愛されてる証拠かも。昔は畳敷きで料理も蕎麦や天丼といった和食のみだった気がするが、今はモダンなアジアン調に改装されオシャレで落ち着く雰囲気。メニューは和洋中何でもござれのファミレス感で特徴は無いようだが、充分に美味しい。店名のようにマキの巨木がそびえる庭園が素晴らしく、夏の夜はカブトムシやクワガタが飛んできそう。

【割烹・舟勝】
御宿ビーチの北端にある岩和田漁港から坂を登った住宅街にひっそりと建つ、割烹と小料理の店「舟勝」。外房には当然のように良い地魚料理店が多いのだが、ここは素材といい料理の腕前といい更には後述するB級感といい、個人的に大好きな店だ。地魚のネタはとにかく美味い。酒は冷蔵庫に冷えているボトルを客自ら勝手に持っていって飲むというテキトー感。大将の母親とおぼしきお婆ちゃんが頑張ってホール係として働いているのだが、この婆ちゃんがとにかく耳が遠く、「お母さん、日本酒おかわり」「ん?トイレはあっちだよ」といった腰が抜けそうになるとんちんかんな受け答えがニコニコしながら返ってくるところがたまらない。店の灯りがフツーの蛍光灯なのも鮮魚料理には残念。しかし一度食べに行けばわかると思うけど、何度でもリピートしたくなる魅力とB級感が満載だ。

【農家を味わう店・ポラーノ広場】
東金駅と八街駅のちょうど中間あたり、千葉東金道路の東金JCTそばの国道409号沿いにある、農家を味わう店「ポラーノ広場」。宮沢賢治の短編小説名からとられた店名のように、イーハトーブでメルヘンな素朴な佇まい。実はココ、自分の妹分のミュージシャン“ありっぱ”が経営するお店。“ありっぱ”は千葉では少し名前が通っている姉妹デュオで、優れたオリジナル曲を次々にリリースしている。地元で産まれ育った彼女達が作る天然酵母パンや料理は絶品!裏の畑で収穫された野菜も美味しい。無垢な彼女たちの笑顔と手作り料理の優しい味が、ささくれだったオッサンのハートにグサグサと刺さる。リクエストすれば目の前でキュートな曲も歌ってくれちゃったり、とにかくサービス満点。

■切ない恋の終わり・ありっぱ&Nacky『時のしずく』ライブ


【おらが丼】
外房とはいえ南房に近い地域の安房鴨川のご当地グルメ「おらが丼」は、鴨川界隈を走っているとやたらにのぼりが目に付くので知っている人もいるかと。町おこし的使命を背負ったご当地グルメなのだが、まだメジャーになりきれていないのとイマイチ盛り上がりに欠けている感じが、そこはかとないB級感を演出している。おらが丼を出す各飲食店で素材や味が違うので、色々な店で食べ比べるのも楽しい。地元の新鮮な海の幸・山の幸に必ず出会える。

おっと、また時間が無くなってしまった。外房篇も半分も書けてないな。リクエストがあれば(あるのか?^^;;)南房篇と併せて、また書くかもしれません。それではごきげんよう。

※追記
・【内房編】はこちら
・【内陸編】はこちら
・【南房篇】はこちら
Posted at 2013/04/11 18:26:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | よろず | グルメ/料理
2013年04月05日 イイね!

房総ドライブ・B級グルメ列伝【内房篇】

房総ドライブ・B級グルメ列伝【内房篇】本日は待ち時間が多いので、思い付くままに時間潰しで何か書いてみようと思ったところ、ふと「B級グルメ」なるコトバを思い出し、それ系で攻めてみようかなと。ここ数年来「B級グルメ」に関するTV番組も多く、Webサイトやブログ、ガイドブックが相当数出回っているが、自分のように金が無い人間にとっては、昔からB級グルメしか食ったことがないと言っても過言ではない。むしろ、たまの記念日なんかで高級なモノを食べると、お腹が超驚いて腸の調子が超調子悪くなったりする。つか、味オンチなので何を食べても美味しいんだけどね。そこで、家内の実家への帰省途中やツーリング、サイクリングでよく行く、房総半島のB級グルメをまとめてみよう。って、誰がこれを見て店に行くんだか(笑)
※タイトル写真は竹岡ラーメン「梅乃家」

【竹岡式ラーメン・梅乃家】
房総ご当地ラーメン代表。スープはとらず、豚バラを煮込んだ醤油を、麺を煮たお湯で割るだけ。しかもその麺は乾麺で薬味はタマネギという、聞いているだけではまったく美味そうではない。しかも真っ黒いスープとヨレヨレの乾麺と大量のチャーシュー(煮豚)という強烈なビジュアル。しかし、妙に中毒性のある美味さ!店は田舎の国道沿いに建つ、ぶっちゃけボロボロの掘建て小屋で、海風がビュービュー吹き抜ける立地。店員は全員がオバちゃんで、言葉遣いも荒い(房総弁は荒く聞こえる)。しかし、房総出身者にとっては、このコミュニケーションがまるで自宅にいるようで、心落ち着くらしい。好き嫌いが完全に別れるが、僕は昔から中毒患者。問題は年々ひどくなる行列か。昔から通っている人間にとっては、昨今のもの凄い行列はちょっと驚き。
衝撃の竹岡式ラーメン・梅乃家


【宮醤油】
R127の佐貫町から鹿野山に向かう交差点にある作り醤油屋。そもそも千葉県は銚子や野田をはじめとして醤油の生産量が日本一なのだが、もうハッキリ言うと、ここの醤油を使うと、他の量産メーカーの醤油に戻れない。上記の梅乃家も、ここの醤油を使うからこその美味しさなので、醤油の風味がこれほど美味い(大豆の風味がきいていてしょっぱくない)のかと再認識できる。しかも、現地で買えば決して高くない。いや、この味ならむしろ安いのでは。建屋も創業当時の面影を残した由緒ある旧い木造で素晴らしい。ラムネがキンキンに冷えているので、暑い夏に鹿野山まで自転車でツーリングに行った時はぜひ立ち寄って腰に手をあててラムネを飲み干そう。ここはB級というよりは知られざるA級かも。
真剣に美味い醤油・宮醤油

【焼きそば・志保沢】
今をときめく富士宮焼きそばがナンボのものかと。房総のとんでもない田舎にポッツーンとある焼きそば屋「志保沢」。“専門”ってのが凄い。だってメニューは焼きそばと焼きうどんしか無いんだもの。JR久留里線というローカル線の、さらに無人駅「平山」の駅前に建つ掘建て小屋(またかい)、そこに入ると350円から書かれたアナログな手書きメニューがお出迎え。駅前つったって、小さな駅舎とイチョウの木だけがある、思わず人を詩人にさせてしまう佇まい。昔はお婆ちゃんが一生懸命焼きそばを作っていたのだが、いつしかお婆ちゃんは亡くなり、おばちゃん(娘さんか?)が切り盛り。たまに犬が店に入って来る。小学生の時分に、どっかの犬が校庭に迷い込んできてしまったような、そんな意外性のある出遭い。
詩人になれる焼きそば屋・志保沢

【ホルモン・玉屋】
ここはまた凄い。何がって、その建屋はマジもんの掘建て小屋だ(また!?)。極端に低い屋根とボロボロの木造。しかも立地は、房総屈指のローカル線でもある小湊鐵道の踏切のそば、信号の無い交差点に建つ掘建て小屋から、もうもうと立ち上る煙の中に人がズラッと並ぶ異様な光景。「ここのホルモンを食べたことが無い人は、人生の半分を損している(c)松本幸四郎」らしい。こんな田舎にあるのに、全く予約がとれないことでも有名。でもそこまでしても食べる価値アリの、恐るべし掘建て玉屋。しかし、ここと上記の焼きそば屋は内房と呼べる場所ではないかもしれない。まあそこは適当なので許してほしい。
真性掘建て小屋・玉屋

【ザ・フィッシュ】
久里浜と金谷を結ぶ東京湾フェリー。三浦半島側の久里浜の方が都会なはずなのに、なぜか房総側の金谷の方が全然賑わっている。みんなが旅の途中ぽいワクワク感と、南房らしい明るさがあるからか?フェリー乗り場にある「ザ・フィッシュ」は、海に面した明るいレストラン。料理自体は、正直フツーの業務用のファミレス系の味で、そこはかとないB級感覚。しかし、そのモロ東京湾沿いの佇まいが何だかいいのだ。お土産屋さんやレストラン、パン屋やバウムクーヘン屋がぎっしり詰め込まれ、中でもバウムクーヘンと黒糖まんじゅうは美味い。土産センターは試食が多く、無意味に盛り上がる。用も無いのに旅人風情を味わいたくてつい寄ってしまう。
ここらでは一番オシャレなザ・フィッシュ

【隠れ家イタリアン・ロッシーニ】
ここはB級ではなく、明らかにA級の美味しい店。木更津と巌根のちょうど中間あたり、自衛隊近くの住宅街の中にひっそりと建つシチリア料理「ロッシーニ」。以前は木更津港のそばにあり、寂れたシャッター街を通って木更津駅から歩いていったものだが、今では郊外の南欧風の一軒家となった。南イタリアとシチリアの料理を房総の素材で再現した料理はどれも華やかで絶品。雰囲気、接客ともにオススメ!
うら寂しい場所にあるが華やかなイタリアン・ロッシーニ

【夢のカレー】
内房沿いの国道127号を走ったことのある人なら必ず目にしたであろう「夢のカレー」の巨大看板。「忘れられない味です!」「日本一うまいカレー!」などと、全く根拠の無い自信にあふれた怪しい看板を見れば、B級グルメ好きなら条件反射で吸い込まれるようについ入店してしまう。棺桶に片足を突っ込んでいるようなヨボヨボの翁がたったひとりでカチャカチャとカレーを作っている。テーブルの上には「水です」と張り紙がされたポットとテンコ盛りのタマネギのスライス、そしてテーブルの下には白内障気味の瞳でじっとこちらを見つめる小型犬。B級を通り越してC級感満載だ。老店主によると、夢のように美味しいカレーという意味ではなく、夢に出てきたレシピで作ったカレーであるらしく、そこだけ妙にメルヘンチック。しかしカレーはフツーに美味い。
店主がお亡くなりになってしまう前に急げ浜金谷へ!

【カフェ・岬】
とにかく立地が凄い。R127の鋸山トンネルの脇道を入り、ガタガタ道を少し進むと、海っぺりの崖に張り付く掘建て小屋つーかプレハブ小屋。一見頑固そうだが、実は優しくて話し好きのおばちゃんが迎えてくれる店内には、アナログアンプで鳴らすジャズやブルース、オールドロックが流れ(リクエストにも応えてくれる)、湧き水で入れた美味しいコーヒーを飲み、売り切れ御免の手作りバナナアイスを食べながら海に落ちる夕陽を眺めていると、ここでも危うく詩人になってしまいそうになる。実は一昨年に火事に遭い、元の店舗だった掘建て小屋が全焼してしまったのだが、常連客や有志が寄付を募り、プレハブ小屋を再建した。今後もずーっと残ってほしい。
おばちゃんと語ろう!カフェ岬

【ニコニコドライブイン】
そのふざけた店の名前と同様に、外観もかなりふざけている。国道127号の竹岡付近、海っぺたのトタン作りの掘建て小屋には、異様に横長の看板にやけに稚拙な字でデカデカと「ニコニコドライブイン」と書かれている。少なくとも、全然ニコニコできない雰囲気であるが、ここの地魚料理はとにかくCPが高い。内房の地魚は種類が多く、その日に揚がった魚によってメニューが変わる。聞いたこともない魚があったら迷わず注文すべし。すぐ近所に「ばんや」「漁師料理かなや」といった、大規模な有名店があるのだが、そこらには負けない美味さなのである。いや、CPと新鮮さではむしろ勝ってるかも。
ある意味見た目でニコニコ

おっと、書いてる時間が無くなってしまった。内房系は他に、他では食えないフワッフワのアジフライと新鮮なアジのたたきが絶品の「さすけ食堂」、地物のアナゴ天丼が美味しい木更津の「やまよ」や、東京湾の貝を使った貝丼の、富津岬「たかはし」、ぷりぷりエビが死ぬほど沢山入ったエビそばで有名な安房勝山の中華「住吉飯店」、黄金アジが絶品の「磯料理・マルゴ」等々B級グルメ店は色々あるので、気になる方は是非お調べくださいまし。もちろんA級な店もたくさんありますよ。

南房系やよく行く外房系・山奥系は、また後日にレポートするので、乞うご期待!って、誰もこんなもん待ってないと思いますが(爆)。もしリクエストがあって、気が向いたらまた書きますんで。

■お断り
上記で紹介した店は、あくまで個人の味覚と「ちとオモシロい」感覚に基づいてますんで悪しからず。それと、どの店も間違いなくドライブデートや家族旅行には不向きです。だって、ほとんどの店が掘建て小屋だもんね…。

※追記
・【外房篇】はこちら
・【内陸編】はこちら
・【南房篇】はこちら
Posted at 2013/04/05 17:41:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | グルメ/料理
2013年04月02日 イイね!

Dreamland(最終章)【真冬の日本海】

Dreamland(最終章)【真冬の日本海】【書きなぐるままの短編小説】Dreamland(3)~真冬の日本海


25才の真冬、僕は弟が住んでいる街を訪ねて金沢にいた。上野駅から夜行寝台特急「北陸」号で、まだ暗い早朝の金沢駅に放り出された。ホームに降り立った瞬間、頬を切るような寒風と冷たい空気に、たまらず反対側のホームに停まっていた七尾線の3両編成の電車に飛び乗った。弟との待ち合わせは昼過ぎだったし、電車の中は暖かいしで、この電車で何処かに行ってみようと、眠い頭で考えていた。やがてけたたましい発車ベルが鳴ると、小学生的な色彩センスで悪趣味なカラーリングを施された電車は、モーターのうなりをあげてゆっくり走り出した。車内は部活の朝練に向かう高校生達に占拠されており、やたらに真っ赤なほっぺたをした丸刈りの野球部員や、制服のスカートの下にエンジ色のジャージを履いたバレーボール部員を乗せ、ギャーギャーと賑やかに話し声が飛び交うまま、能登半島に向けてガタゴトと走り続けた。


30分ほど走っただろうか、途中の駅で高校生が一斉に下車してしまい、その車両には生きてるのか死んでるのかわからない爺さん婆さん達が何人かと自分だけになった。この時間に一人で乗っているヤング(?)が珍しいのか、ジジババとやたらに目が合う。時おり停車してドアが開くと冷気が流れ込んでくるが、シート下のヒーターに暖められ、途中に海をチラチラと見ながら、真冬の朝の光の中を電車はゴトゴトと走り続けた。眩しいはずなのに、朝日が頬に当るとまぶたがくっ付く。


しばらく走ると「次は羽咋、羽咋、終点でございます」というアナウンスにハッとして飛び起きた。既に車内には自分一人となっており、やがて電車は枯れ野の中のポイントを斜めに渡り、終点の羽咋駅へと滑り込んだ。そしてそこは、絶望的なほど何も無い街だった。急行も停車するほど大きい駅のはずなのだが、真冬の朝のキラキラとした光の中、その街は朝っぱらから死んでいた。駅前には何処とも分からない行き先が書かれた無人の路線バスが1台、ガラガラとアイドリングしている。タクシー乗り場には見るからにヒマそうな客待ちタクシーが2台、朝のラッシュの時間帯だというのに、行き交う人はまばらで、駅前にある小さな店は全てシャッターが閉まったままだ。暖をとろうにも、朝食を摂ろうにも、とにかく店が開いていないのだ。そんな中「ようこそ海と寺のまち・羽咋へ」という大きなモニュメントが寂しげだった。

ふと駅前に、「レンタルバイク・レンタサイクル」という看板を見つけ、サビが浮き出たシャッターをガシャガシャと叩いてみた。朝食途中だったのか、口をモグモグさせながら不機嫌に対応に出て来たババァは、僕が客だとわかると突然にこやかに変身し、開店前ながら快くスクーターをレンタルしてくれた。それは、普段自分が好きで乗っている2ストスポーツバイクとは違い、パワーも無くタイヤの空気も抜けかけた原チャリだったが、乾いた排気音をまき散らしながら、僕を乗せて朝の海岸線に向かって走り出した。能登の真冬の朝の空気はイヤというほど冷たく、あまりの寒さで指先の感覚は無くなり、目には涙を浮かべ、耳と鼻はちぎれて後ろに飛んでいった。それでも、井上靖の小説「北の海」の主人公・耕作のように、日本海沿いの小道を走り続けた。 生まれて初めて見る冬の日本海は、見慣れた東京湾や湘南の海とは、趣をまったく異にしていた。想像していたよりも波は静かで荒々しさこそ無いものの、こってりとした緑がかった海面の色や、見たこともない雲の形は、どことなく不安な気持ちにさせるには充分だった。車が1台しか通れないような軽便鉄道の廃線跡の小道は、左手に海を見ながらどこまでも続いていた。


ひと気の無い漁村を超え、軽便鉄道の踏切跡をまたぎ、夏には海の家として使われているような、この場所に似つかわしくないオシャレな、しかし寂れた白い洋館の庭先をかすめ、僕はどこまでも走り続けた。すると突然視界が開け、そこには黄土色の美しく広い砂浜と、相変わらず不安な色をたたえた海原が広がっていた。穏やかな波が細かい砂に打ち寄せては引き、昇り始めた太陽が海面に反射する中、僕は二匹の子犬が自分に向かって駆け寄ってくるのを見た。転がるように走り寄ってきた、耳と鼻先が黒ずんだその子犬たちは、僕が何も食べられる物をもっていないと知ると、僕の顔をかわるがわるペロペロと舐めて、再び転がるようにじゃれ合いながら走り去っていった。そしてその後を、まるで子犬の兄弟のように追いかける幼い少女。そこには腐ったオトナ達の邪念など微塵も無く、陰謀が渦巻く都会の慌ただしさのカケラも無い、少女の純粋な心と小動物が触れ合う、平和で穏やかな夢の国だった。


自分がたどり着けたDreamlandは、この3回を含めてほんの数回だけだ。だからこそ、こうしたまだ見ぬ世界を目指し、いつまでも走り続けるのだろう。そしてジジィになっても、そうした冒険心は決して忘れたくはない。金では買えないものは、きっとある。

〜 ネタ切れのため連載(?)強制終了^^;
※その(1)はこちら
※その(2)はこちら
Posted at 2013/04/02 17:01:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | モーターサイクル | 日記

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「@ZebraQueen 10万km走ってこの高額にはビックリです(@_@) ここだけの話、買った時より高く売れました。NA/6発/MTのポルシェは中古価値が高騰してるのかもです。」
何シテル?   03/27 05:44
バイク、クルマ、音楽、スポーツ、酒、料理、雑学を愛する昭和の不良高校生のようなおっさんで、現在の愛車はヤマハWR250Xのみです。機械いじりやDIYは大好きです...
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