【仕様】
形式 EN13
全長 4,215mm
全幅 1,645mm
全高 1,380mm
車両重量 1.030kg
エンジン CA16DE
総排気量 1,598cc
最高出力 120ps/6,400rpm
最大トルク 14.0kg-m/5,200rpm
変速機 5M/T
タイヤ 185/60R14
前車ブルーバードで故障が頻発したため、ボクが父に強力にプッシュし、とうとう念願の新車購入。
選択の主導権を握ったのは図々しくもボクで、1人で勝手にディーラーを回って交渉を進めました。候補は他に、マツダ・ファミリア、三菱ミラージュ、ホンダ・シビックで、どれもセダンのスポーティーグレード。最終的には予算の関係でパルサーとファミリア(BF系)GTとの対決となりましたが、値引きと、日産車に対する愛着からパルサーに決定。
このエンジン、赤いヘッドカバーがカッコよかった。最大トルクを5,200回転で発生、レッドゾーンは忘れましたが、タコメーターは9,000回転まで刻まれていました。しかし、その価値に気付いたのはしばらくたってからで、なんか「ツインカム」ってカッコイイ!くらいにしか思っていませんでした、
大学時代の友人に、
「ツインカムって、たまにレッドゾーンまで回してやらないと回んなくなっちゃうよ。」
って言われても、ふーん、てな感じで…。
その大学時代の思い出は、納車直後の夜中のドライブ。その日の大学の授業終了後、同クラスの友人2人に誘われ、東京~山梨~神奈川~東京と一晩中走り回りました。
購入2年目、ボクは就職して一人暮しを始めました。
その辺りは完全なクルマ社会。一家に1台ではなく、1人1台クルマがある、なんてほど。職場もクルマ以外では行けない所にあって、会社は強制的にクルマを買えと言っているようなものでした。
で、父親名義のパルサーを持って来ちゃいました。実家では中古の日産ラングレーを購入。申し訳ない…。
この頃から、ある旅の集まりに混ぜてもらい、パルサーと共に参加することがたびたびありました。また、スキーも本格的に始めたため、長距離を走る機会が多くなり、時には雪道走行ということも。
いつの頃からか、アクセルを踏み込むとカリカリとノッキングするようになってしまいました。何がいけなかったんでしょうか。まだ慣らし運転の頃、上り坂を無理やり3速で登ったりしたから?
とにかくクルマに関して今以上に無知な頃で、パルサーにはかわいそうなことをしました。
実家のラングレーが車検を迎えることになったと聞いて、ボクはパルサーを実家に返し、新車を購入することを決意。いったん実家に帰ったパルサーは、就職を機に家を出た弟と共に連れて行かれ、その後、数年間使われて、他人に渡ることなく廃車。
最後の頃には、パワーウィンドウの不調で真冬に窓が上まで閉まらなくなり、隙間にガムテープを張られていたとか。