クルマの珍しいトラブル

あっはっは

その昔、そいつの家ではマーク２の1800セダンのGLだかGXだったんだけど、世の中はスーパーホワイトのグランデがバカ売れし始めた頃で、そいつはとりあえずなんとかスーパーホワイトに全塗装してエンブレム、バンパー交換までして外観はグランデになったんだけど、いかんせんパワーウインドウだけはゴマカシはきかなかったのさね。窓を開ける時はハンドルをクルクル回すのがカッコ悪いんだ、どうしても肩が動くのでバレるんだ、とね。

ある日そいつがやってきて、「どうだ？肩、動いて見えるか？見えねぇだろ」って。車外からみると確かに肩の動きはなく窓が開く。しかし開閉する速度が妙に遅い。

どうなっているんだ？と見てみると、なんとその窓ハンドルを半分に切りつめてたのさ。手首の動きだけで窓が開けられる、ということらしいんだけど、チカラいるよね。涙ぐましいね。本人は得意げだったけどさ(笑

　スーパーホワイトのマークⅡ三兄弟かあ…。　懐かしいのう。

　男の子は何かと見栄をはりたがるものだが、彼のDIYの努力は可笑しくもあり、涙ぐましくもある。　周囲は失笑、でも本人は大マジメ。

　なんか、「地下鉄の階段を降りていくように見える」あの一発芸に通じるものがあるな。　鏡を見ながら真剣に練習したんだろうね…ゴメン、笑っちゃいました。