ZZのユーザー車検、不合格時の対処方法
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
【追記情報を記載】
車検に関して、
追記情報を記載しましたので
ZZの車検時は、必ずこちらも拝見して下さい。
↓ m(._.)m
https://minkara.carview.co.jp/userid/1370457/car/1056171/4138098/note.aspx
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2月の終わりに
ZZのユーザー車検を受けたのですが(。・_・。)
下記のように
車検には検査ラインで受ける6項目の検査があって↓
その内、最初の検査で
①と⑥以外は、全て不合格となりました。(;ω;)
①サイドスリップ検査(○)
②スピードメーター検査(×)
③ライトの光軸検査(×)
④フットブレーキ&サイドブレーキ検査(×)
⑤排ガス検査(×)
⑥下回り検査(○)
ZZを新車で購入してから
今まで、ずぅ~とユーザー車検を受けてきましたけど
最初の検査で、いきなり
4項目も不合格になったのは、今回が初めてで
めちゃくちゃ、焦りましたが…(;>_<;)
もし検査に不合格になった場合?
どこを、どのように調整したらよいのか??
あらかじめ、知っていたので
ユーザー車検を受けた、その日の内に調整して
なんとか、車検に合格する事ができました。f(^ω^;
なので、今回
検査ラインで不合格になった所を調整して
再検査を受けた時の事を報告したいと思います。
ご覧の画像は…
一番最初に検査ラインに入る直前で…
毎度の事ですが、ちょっとドキドキです。(:_;)
2
車検の検査で、よく話題になる
排気音の音量測定なんですが…
検査ラインに入る前に
検査員さんの外観検査があり(’_’)
この時に
マフラーの排気音が、検査員さんの目に止まると
排気音の測定検査を受ける可能性があります。
まぁ…
僕のZZは、ノーマルのマフラーを装着したままなので
全く問題はありませんけどね。(^_^;)
外観検査が終わると、いよいよ検査ラインに入り
最初の「サイドスリップ検査」になります。
このサイドスリップ検査は
日頃の運転で、ハンドルが直進状態の時に
車両が真っすぐに進めば、ほぼ合格するはずです。
しかし、車高を落としている車両で
車検の検査を受ける為だけに、車高を上げた場合…
アライメントも変化しますから
トーの数値も変わるはずなので…
もし?10mぐらい走行した時に、真っすぐに進まず…
左か右に曲がるような状況なら?
画像に示したタイロッド部分での調整が必要です。
(゜O゜;)
僕のZZは以前
フロントのロアアームを自分で交換した事があり
その時、タイロッドを回し調整した事がありました。
ZZは、フロントカウルを開けると…m(._.)m
画像のように、真上からフロントタイヤが見れて
タイロッドにも、簡単に手が届き調整できますから
個人的には
ZZはフロント側のトーを、±0に調整する場合に限り
比較的、難しい調整ではないと感じております。
(。・_・。)ノ
厳密に言えは、リア側の左右のトーが
きちんと調整されている事が前提なんですけどね…
素人の考えで
トー調整の事を記載しましたので
もし間違いがあるようでしたら
メッセージを頂ければ、訂正致します。m(__)m
3
続いて、不合格になった
②番目の「スピードメーター検査」です。(-_-)
この検査内容は
駆動輪(ZZはリアタイヤ)を、検査ローラーに載せて
車両を発進し、時速40kmになった時点で
ヘッドライトをパッシングさせます。(☆o☆)
ちなみに
H18年以前の製造車両は
時速31~44.4kmの範囲以内の誤差で合格して
H19年以降の製造車両は
時速31~40kmの範囲以内の誤差で合格のようです。
僕のZZは、もちろんH18年以前の製造車両なので
検査ラインに入る前に、きちんと
「旧スピードメーター検査」のボタンを押してから
検査したのですが…
結局、不合格になってしまいました。(ToT)
不合格になった時、検査員さんからは
時速45~46kmの時点でパッシングしている…
と、指摘を受けましたので
多分?パッシングする時の、微妙なタイミングが
不合格になった原因と思われます。(・・?)
続いて③番目の「ライトの光軸検査」は
ベッドライト(ハイビーム側)の光軸を調べます。
光軸の調整は
画像で示した3ヶ所のボルトを回して調整できるので
4年前の車検に合格した時に
ボルトにマーキングをして、光軸(ボルト)がズレても
すぐに解るようにしました。(^^ゞ
しかし、1年半ぐらい前に
Fカウルの開き過ぎ防止用ワイヤーが切れてしまい
ワイヤー交換する際、右側ヘッドライトを外したので
それが原因だったのか?
右側のヘッドライトの光軸が不合格になりました。
(;-_-+
光軸の正確な状態は
専用の測定機がないと判らないので
車検場近くのテスター屋さんで
きちんと調整して頂きました。(ー_ー;)
【追記】
2015年9月(平成27年9月)より
平成10年9月以降に登録された車に関しては
ハイビームからロービームの光軸検査になりました。
しかし僕のZZは、平成10年3月登録車両なので
ハイビームのまま光軸検査になります。(゚.゚)
4
④番目がフットブレーキ&サイドブレーキ検査です。
過去のユーザー車検でも
フットブレーキの踏力が足らず
不合格になった事がありますが…(≧д≦)
今回の検査では
サイドブレーキの方が不合格になりました。
でも、テスター屋さんの検査で調べた時は
全く大丈夫だったのですけどね。┐( ̄ヘ ̄)┌
今回の検査ラインは、過去に受けた検査の時より
かな~り厳しく検査しているように感じます。
サイドブレーキは、矢印のボルトで調整できますので
再検査を受ける時、1.5回転ほど締め込みました。
また、検査時は
ゆっくり確実にサイドブレーキを引くよりか
素早く!力一杯に引く方が
サイドブレーキの効きがいいようです?(^_^;)
ちなみに…
ZZの取説には、サイドブレーキの引きしろが
カチカチ音で、7~9ノッチの範囲で調整するよう
記載されていますが…
僕のZZは現在、13ノッチです。(・ω・。)
あまり、きつく閉め込むと
サイドブレーキを引きずるかも知れませんから…
5
続いて…
いちば~ん心配な、⑤の排ガス検査です。(;¬_¬)
排気ガス検査の内容は
マフラーにプローブ(排気ガスセンサー)を入れて
排気ガス内のCO値とHC値を調べ
基準以上の数値になると、不合格になります。
ちなみにCOとHCの意味を調べるとm(._.)m
●CO(一酸化炭素)
ガソリンに対して、空気が不十分な燃焼状態に発生
●HC(炭化水素)
燃えそこないの混合ガスが、そのまま排出された物
…との事です。(゜o゜)
過去のユーザー車検でも
何度か、CO値が高くて不合格になりましたから
今回のユーザー車検に備えて
6年間(7,000km走行)使用したエア・フィルターから
新品に交換して、検査にのぞみましたが…
それでも…
CO値が基準より高く、不合格になりました。(┰_┰)
過去に、不合格になった時の再検査では
マフラーに入れる、プローブの入れ具合を
いろいろ探り、なんとか合格してきましたが…
今回の検査では、過去のやり方では全くダメです!
( ̄▽ ̄;)
6
エア・フィルターを交換しても
不合格になった場合の事は、もちろん想定しており…
( ̄ー ̄)ニヤリ
今度は
アイドリング回転数を調整する事にします。
ZZのFCRキャブには
矢印のアイドリング回転数を調整するツマミがあり
画像に示した方向に回す事により
アイドリング回転を調整する事ができます。
ヒソヒソ(  ̄∀(・。・;) ナニナニ?
しかし、アイドリング回転数の変化で
どれくらいCO値が変化するのかは?
やはり
テスター屋さんの測定機で調べないと解りません。
( ̄~ ̄)
事前の情報だと…
アイドリングの回転を下げれば
CO値も下がるとの事なので??
通常の900回転から徐々に回転数を下げていき…
600回転で、基準値の4.5%以下のCO値になりました。ヾ(=^▽^=)ノ
【追記 訂正】
排気ガス検査の時
画像に記載してある↓
右に回す→上がる
左に回す→下がる
ですが、本来は逆の
アイドリングの回転になります。m(__)m
正しくは
右に回す(反時計回り)→アイドリング回転数が下がる
左に回す(時計回り)→アイドリング回転数が上がる
になります。
一応、ツマミを回す目安としては
アイドリングが1000回転の時は
ツマミを45度(反時計回り)に回せば
約600回転に下がります。
あと、寒い季節に車検を受ける場合は
検査ラインに並んでいるときに
触媒が冷えると、正常に働きませんので
エンジンを2000回転位回して、
触媒を温めておくと良いかもです?
ヒソヒソ(  ̄∀(・。・;) ナニナニ?
ちなみに…
エア・フィルターを外した時の
CO値も見てもらいましたが…
新品のエア・フィルター装着した時より
若干CO値が下がるぐらいなので
アイドリングを下げた方が効果的との事でした。
('ω'*)
文章で記載すると、これだけの事なんですが…
実際には、テスター屋さんには長々と
いろいろ、ご迷惑をかけてしまいました。m(__)m
7
今回、アイドリング回転数を600回転に調整して
CO値の基準を、無事にクリアする事ができ
排出ガス検査を合格する事ができましたけど
600回転より下の回転数にした場合
エンストが多発し、運転するのが困難になるので
CO値を下げる目的で、回転数を下げるのなら
この600回転が最低ラインだと思います。
なので…
600回転にしても、CO値が基準値を越える場合は!
(;゜゜)
FCRキャブのAS(エアスクリュー)を調整して
アイドリング時に、空気が入る量を
調整(増やす)すると、CO値が下がると予想します。
でも、AS(エアスクリュー)を調整するには
キャブに取り付けられているパーツを
沢山外さなければならないので
慣れていないと、結構大変ですよね。┐(´ロ`')┌
でも、次回の車検時は
アイドリング回転でCO値を下げのではなく
事前に、AS(エアスクリュー)で調整していた方が
いいかも知れません…( -"-)
8
あと、言い忘れていましたが( ̄□ ̄;
ZZで、排気ガス検査を受ける時は
画像の「4輪4サイクル」のボタンを押してから
排気ガス検査を受けて下さいね!
ボタンを押さないと
「新規制4輪4サイクル」で検査する事になりますので
(ノ゚O゚)ノ
排気ガス検査が終わると、最後の「下回り検査」です。
この下回りで検査される内容は
ラジエーターホースからの水漏れや
ミッション、エンジンからのオイル漏れ…
排気系の取り付け具合、排気ガス漏れ
ドラシャのブーツ破れ、ブレーキの作動等確認です。
この下回り検査は
事前に、きちんと整備したなら合格するはずです。
しかし、ZZは下回りを整備する為に
4輪を上げてジャッキアップするのが
とても面倒臭い車なんですよね…(;´∩`)
なので、僕の場合は
関連パーツレビューに紹介したカースロープを使い
車両を載せて、下回りの整備しています。
以上で、検査ラインでの検査は終了です。m(__)m
ZZは、特殊な車かも知れませんが
車検の検査内容は普通の車両と全く同じです。
検査ラインで不合格になると
今でも、ちょっとビビりますが
不合格になった場合
どこを、どのように調整するのかを知っておけば
きちんと合格できると、確信しております。(゚-゚)
車の事は、あまり詳しくない素人なんですが
「あまり、他人にイジられたくない」
…と、言う思いが自分の中に強くあり
自分で、もしできる整備ならば
必ず自分自身で整備したい…と思っております。
長年、大切に所有している車ですからね。(゚_゚
今回、ユーザー車検にかかった費用ですが↓
●車検書類代 25円
●重量税印紙代 20,000円
●検査登録印紙代 1,800円
●自賠責保険代 27,840円
●テスター屋さんでの調整費用 4,200円
合計53,865円です。(゚.゚)
ユーザー車検に、興味があるオーナーさんは
ユーザー車検を受ける時の一連の流れを
下記の関連情報URLに、記載してますので
よかったら、拝見してみて下さい。(o_ _)ノ彡
あと、こちらにもユーザー車検の関連情報を記載しました。
【今までのユーザー車検で経験した、検査時のノウハウ…】
http://minkara.carview.co.jp/userid/1370457/car/1056171/4138098/note.aspx
以上
「ZZのユーザー車検、不合格時の対処方法」でした。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( ユーザー車検 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク
この記事へのコメント
ユーザーの設定によりコメントできません。