黒髭のブログ一覧

先般昼休みに買い求めたフルトヴェングラーのもう一組。
フルトヴェングラーのベートーヴェン、戦時中録音集1940-1944。

Wilhelm Furtwängler
Beethoven- War Time Recordings 1940-1944

Symphony No.3 Op.55 "Eroica"(VPO/Dec 19/20,1944)
Symphony No.4 Op.60 (BPO/Jun 27/30,1943)
Symphony No.5 Op.67(BPO/Jun 27/30,1943)
Symphony No.6 Op.68"Pastorale"(BPO/Mar 20/22,1944)
Symphony No.7 Op.92 (BPO/ Oct 31.Nov 3,1943)
Symphony No.9 Op.125 (BPO/Mar 22/24,1942)
Piano Concerto No.4 Op.58(BPO/Oct31.Nov 3,1943)*
Violin Concerto Op.61 (BPO/Jan 9/12,1944)**
Overture Leonore III Op.72a (VPO/Jun 2,1944)
Overture Coriolan Op.62 (BPO/Jun 27/30,1943)
Cavatina from String Quartet No.13 Op.130　(BPO/Oct15,1940)
*Piano:Conrad Hansen
**Violin:Erich Rohn
（Bonus Track）
Schumann:Finale,from Cello Concerto op.129(BPO/1943)
Brahmus:Finale,from Symphony No.1(BPO/1945)
Bruckner:Adagio,from Symphony No.7(BPO/1942)
Furtwangler's declaration on the Ninth Symphony(1954)


最後の最後には彼の録音の最後となった１９５４年ルツェルンで第九を振った際の彼の肉声が納められている。

６ＣＤ、ボーナストラックまで含めたＴＯＴＡＬランタイムは４２１分３２秒。
昨夜からＰＣインポート、データ入力、聞き比べと
膨大な時間を費やしました。。。

6CDの全曲聴き比べるのと譜面の理解もない黒髭の乏しい腐った脳味噌ではコメントを捻り出すのは至極困難極めるのでありますが。。。
戦時中版ということで気になる音質の方はというと、
2006年発売の欧州版であるが音質は相当改善されており、手持ちの昔発売された50年代の録音よりもずっと良い。
こうなると、最新の技術でリマスタリングされた戦後版もまた欲しくなるのです。。。
演奏については、戦後版で聴いたことのある楽曲を比較して一言で印象を言うなら・・・非常に動と静が極端なほど激しい。
ジャケットの破壊された街の写真が表す通り、ナチの支配下、戦時中の平静を欠いた異様な精神が現われているかのようだということである。

これら戦時中の演奏は、その時代における
音楽における精神の体現化、
至高の精神性を求めるフルトヴェングラー派は是非聴くべきものと存ずる。


これは次期戦闘車両内での絶好の精神昂揚ＢＧＭとなるのは間違いない。
今から引揚大爆走が楽しみである・・・
をっと、いかんいかん
全開はマルシェでECU換えてからだ。