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2013年10月30日 イイね!

CT9A(6速用)純正クラッチへ強化される方への参考


現在CT9A(6速用)純正クラッチ(ディスク・カバー・フライホイール)を装着していますが、最近街乗りで稀にクラッチが一瞬滑る症状が出ています。

そこで、単なる寿命なのか、やはりきちんとした強化が必要なのかを確認するため、エクセディ社に以下の問い合わせを行いました。
クラッチ強化を、
 ・「6速用純正クラッチ(カバー・フライホイールセット)」
 ・「社外強化クラッチ」
のどちらにしようか検討される方は参考になるかと思いますので、掲載いたします。



私がエクセディに問い合わせた内容です。
---------------------------------
【純正クラッチとハイパーシングルVFとの違いについて】


今回クラッチ交換を行うべく、御社の製品の購入を検討しており、
表題の件につきまして、問い合わせさせていただきます。

私の車はランサーエボ6なのですが、現在エボ9(CT9A)の純正クラッチ(6速用)を使用しております。
御社のこちらの製品です。

(http://www.exedy-aftermarket.com/ja/parts/detail/?id=MB-CT9A-6)


今回確認したいのは、
上記純正クラッチと御社の「ハイパーシングルVF(MH01SDV)」との性能の違いについてです。
クラッチ交換の際、このまま同じ上記純正品交換とすべきか、「ハイパーシングルVF」に強化すべきか検討したいため、
以下の問いに対しわかる範囲内で教えていただけないでしょうか。


(1)圧着力について
 現状のエンジンパワーは、冬場のピーク時で約390ps(最大トルク:約52kg・m)出ております。
 現時点で街乗りやワインディング走行で純正クラッチ滑り等不具合は出ていませんが、
 1度ジムカーナ走行をした際クラッチの焦げた匂いがしていたため、余裕はあまりないかと感じている次第です。
 純正と比較しどの程度圧着力が強化されているのでしょうか。

(2)シフトのしやすさについて
 純正と比較し、シフトチェンジのフィーリングはあがりますでしょうか。

(3)耐久性(寿命)について
 基本的に街乗り9割、ワインディング走行1割です。このような使用でどちらがどの程度長寿命でしょうか。

(4)耐熱性について
 例えば過激なスポーツ走行時にて、熱でディスクが変形しやすい(反りやすい)のはどちらでしょうか。

---------------------------------




以下がエクセディからの回答でした。
----------------------------------
弊社クラッチを御愛用頂き、誠にありがとうございます。
回答遅くなり誠に申し訳ございません。
ハイパーシングルVF(MH01SDV)への御質問について回答致します。


1)圧着力
  MH01SDVの圧着力は、13000Nとなります。
  純正および弊社通常アフター品と比較した場合、圧着力は約1.3倍となり、
  公称対応エンジントルクは約500N・m(51kgf・m)となりますが、
  安全率を見た設計をしておりますので、御所有のお車のエンジントルク
  (52kgf・m=510N・m)は許容範囲内となります。
  なお、現在ご使用頂いている純正クラッチのスペックは申し上げることが
  出来ませんが、純正同等である弊社優良品から考えますと、エンジントルク
  52kgf・mの場合、許容トルクを超えております。従って、街乗り9、
  ワインディング1の使用条件だと、最大トルク時には、わずかなすべりが
  発生しているか、かろうじて持っている状態で、ジムカーナ等のスポーツ
  走行時はすべることが考えられます。  

2)シフトフィーリング(切れ性能)
  シフトフィーリングは、ディスクの慣性重量によって左右される為、軽量かつ
  小径なディスクであればあるほどフィーリングはよくなります。
  ただ、ハイパーシングルVF用のディスクについては、オルガニック材とメタル
  材の複合ディスクであり、重量については純正と大きく変わりません。
  外径は純正と比較し若干小さくなりますが、シフトフィーリングの面で劇的な
  変化はご体感頂けないと考えられます。
  但し、アルミ製カバーと軽量フライホイールとの組み合わせになりますので、
  エンジンレスポンスは向上致します。(純正比重量約△20%)

3)耐久性(寿命)
  寿命については、乗り方、走行ステージに左右される為、一括りに申し上げる
  ことはできませんが、街乗りがメインであれば、寿命に大きな差はつきにくいと
  考えられます。但し高負荷走行時の耐久性は、メタル摩擦材を使用したVFが
  有利となります。

4)耐熱性
  まず、ディスクの反りについては、過度な半クラッチ等の異常操作や、すべりに
  よる発熱等により発生しますので、ディスク摩擦材の材質と関係なく、発生する
  可能性はございます。
  よって耐熱性は、高温域での摩擦係数低下(伝達トルク低下)についての耐久性
  として説明致します。
  VFの複合ディスクは、全圧着時にメタル材が接触・作動することにより、メタル
  ディスク同等の耐熱性を実現しております。従って、高温時の摩擦係数低下は、
  低下しにくい順番で、以下となります。
   1 メタルディスク
   2 VF(1と2は僅差)
   3 オルガニック

5)その他
  MH01SDVは、高トルク対応の為にダンパー(ディスクのスプリング)を強化
  しておりますので、純正と比較して駆動系からのノイズが発生する場合がありますが、
  最小限となるように抑えております。
  

以上、長文となり申し訳ございませんが、御検討の程よろしくお願い致します。


EXEDY

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Posted at 2013/10/30 23:06:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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