遅刻

東北自動車道から八戸自動車道を選んだのが失敗だったのかもしれない。
八戸自動車道を降りると，目的地の大間港までまだ150km以上ある。
間に合わないかもしれないと思いつつも，なんとか先を急いだ。
下北半島は人が少ないので，なんとかなるかもしれないと期待した。

16:10発函館行きカーフェリー『ばあゆ』
フェリー乗り場に滑り込んだときには，『ばあゆ』は車用のスロープになるゲートを閉じているところだった。
ぎりぎりアウト
途中ちんたら走っていた車達を呪いながら，次の便に乗ろうと窓口へ向かった。
すると男性職員が「チケットは持っているか？」と訊いてきたので，チケットを見せると飛び出しそうな勢いで外を見た。
そして残念そうに「ロープを外してしまったので，もう乗船は出来ないですね」と言う。
ロープが外されていなければ，出航準備を止めてまでも乗船させるつもりだったらしい。
いや，そんなワガママを言うつもりは無いですよ。

そして｢今出たのが，本日の最終だ｣と言われた。
仕方がないので，明日の朝一の便に替えて貰い，今日は大間に宿泊することにした。
フェリー乗り場に大きく看板が出ているホテルに予約の電話を入れ，函館のホテルの予約をキャンセルした。

『本州最北端の地』を観てから，すぐにホテルに向かった。
結構立派なホテルで，本州最果ての地にあるようには思えないホテルだ。
しかしインターネットは使えない。
TVを点けると，北海道の番組も鮮やかに受信できる。
北海道では，早くもスタッドレスのCMが流れている。
TVには100円硬貨投入口がある。ｴﾛを100円単位で観せてくれるのだ。今どきはカード式なので珍しい。
カード式は1000円で見放題なのだが，そんなに観ないし。
ｴﾛはすぐ飽きる。これも老いの始まりなのか？
でもさぁ，100円だけ観たんよ。
そしてらインタビューを延々やっていて，乳すら出さん！
好みのタイプじゃ無かったので，飯を食いに行く。

大間と言えばマグロだ。
ホテルのレストランでマグロ定食を頂く。
刺身定食とマグロ定食があり，値段が倍も違うので違いを訊いてみた。
刺身定食のマグロは大間産ではないのだそうだ。マグロ定食は大間産マグロ尽くしだそうだ。
せっかく大間に居るのだから，大間産を喰わねばウソだろう。
刺身は勿論旨いのだが，マグロのカツが旨かった。
マグロのカツは初めてだな。