2014年01月12日
「スキーはどうだった?」とうれしそうに実家の父。
思えば、スキーに行き出したのは3歳ごろから、毎年のように行っていた。
最初の1年は父とソリ、翌年あたりからは2人でカニ歩きでリフトに乗らず特訓。
勉強が楽々できてスポーツ万能な兄や姉と違って、私はとことんスポーツも勉強もダメな末っ子だった。
リフトに1人で乗せられた際には、手も震え、鉄塔横を通るたびに心底怯えた。
小学校1年になると、スキー教室に入れられ、仕方なく最寄りのお兄さんと仲良くなって、地獄の半日を過ごした。(父はこの話が大好きで未だに嬉しそうにこの話を子ども達にしたがる)
どうして、スキーに行きたくないとか、スキー教室に行きたくないとか言えなかったのか。
「じゃあ、ホテルで待ってなさい」とか「「じゃあ連れて行かない」という答えしか返ってこなかったからで、私以外の家族4人はスキーが大好きだったから、逆らうことなんて選択肢になかったのだ。
小学校3年になると、1人で行動しなければならず、立ち上がれなくなり、吹雪になってきて、途方に暮れ、1人雪山で泣きながらスキーを外し、スキーが流れて行ってしまった。
その時も、他の人にあたったらどうするんだ、と家族中にこっぴどく怒られた。
さらに翌年は、なんとか滑れるようになってきたものの、山のてっぺんで転倒し骨折し搬送され地元の病院に入院して一晩中痛みにうなされた。
残りの家族は翌日も予定通りスキーをして、私は見しらぬ長野の病院で1人、痛みに苦しみながら、何度も家族が迎えに来る夢を見ながら、待ち続けた。
母親になってみると、絶対ありえないことばかり。
私なら絶対子ども達にこんな仕打ちはしない。
お正月に雪山で1人散歩していて、わぁ~キレイ~って思った後に蘇る、なんとなく苦い寂しさはこれのせいなんだと実感。
両親は、スキーに連れて行ってあげたという自負があるので、私の恨み節は気づいていないようだ。
大人になって、子ども達とスキーに行ってみた。
リフトは4人乗り、決して子どもは1人にしない。
結論から言えば、私はスキーはスキじゃないようだ。
なんだか、登って降りるばかりだし、子どもの頃の教訓で絶対に転ぶような滑り方はしないからだ。
ジーンズで滑れるぐらい慎重になってしまったらしく、ただ滑っているだけで楽しくない。
バックしたり、滑り方がいろいろあり、他の人とコミュニケーションできるスケートの方がよっぽど楽しい。(なのに私の実家家族はスケートはできない)
残念ながら、今年はホームリンクの西武園がやめてしまったので、ウィンタースポーツのはけ口がなくなり、この寒い冬やることなくて路頭に迷っている。
この間、クロスカントリーをやってみて、楽しかったけど所詮スキーだ。
運動音痴の私からすると半身不随や生死をかけるリスクがあるけど…
残りの選択肢スノーボードしか、ないのかな?(笑)
スノーボード…、「しゃっしゃっ」て乗りこなせたら かっこいーなー♪
今度はロベルトとミニ不二子に置き去りにされそう…(^_^;)
Posted at 2014/01/12 00:41:22 | |
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