ベリーサな週末

花粉の飛来は激しくなりつつも、今週末も暖かい天気でした。土曜日は今年最後と思って、早朝にロードスターと桜の撮影に行きましたが、日中はベリーサに乗っておりました。

今でこそ魂動デザインのマツダですが「贅沢ではないけれど上質」をコンセプトに、最後のアスレチックデザインとして10年以上生産されたベリーサ。メンテナンスをすることで、改めてその魅力を確認出来ました。


メンテナンスっていっても、嫁さんが対向車を除けるためにガリっていた傷のリペアが中心で、昨年末のクソ寒い季節だったので放置していたのです。やっと暖かくなったのでパテ盛りを先週しまして…カタチを調整して…

本当はスプレー塗装と行きたいところですがコストの関係でタッチペンでの補修。ベースホワイトにパール層の上塗りを行いコンパウンド掛けを行いました。まぁ、どうせまたブツけますのでDIYで良しとします。

ついでに徹底的にお掃除。シート奥には溶けたハイチュウやら、お菓子のカスが大変なことに。全部サイクロン掃除機で吸い取ったのですが、2回ほどゴミ交換出来るほど大漁でした。

ツートーン・バンパーには樹脂保護材を塗ってパンダが綺麗に出るように調整したり、ウインド周りの水垢を徹底的に落としました。

RX-8譲りのサイドミラー。当時はミラーウインカーが流行り始まった時期で、今では軽自動車にも装着されていますが、ベリーサはこれでいいかな、と思います。何気にウェルカムランプ機能がついているので、夜にフロントドア元を照らします。


さて、ベリーサのエクステリア（顔）はNCロードスターと同じくファイブポイント・グリルを強調しないデザイン。グリルの主張が業界で車格を表すアイデンティティとなる時代ですが、シンプルな顔つきでキャラ付けをしているのです。最近のクルマでいうと、ムーブキャンバスが近しいかな。

エンジンは1500ccのMZRエンジン(113PS、14.3kgf·m)、それなりにトルクフルでふけ上り（キックダウン）も上々。カタログスペックではNBの方が上ですが(125PS、14.5kgf·m)、エンジン単体ならばB6よりも上。

これをふけ上がるようにしてNCに載せていたならばまた歴史は変わったでしょうが、当時は排気量を下げるという選択は無かったでしょうからね…NC（MX-5）の1800ccがこんな感じなのかな？

ハンドリングはNB由来の人馬一体…「乗って楽しい」です。実はうちの子、マイナーなe-4WDなのでコーナーをそれなりに食いついでくれます。それなのにエアコンも効くし、このクラスでは珍しい静穏性だし、なかなか優秀な子なのです。

そんな、ベリーサを弄った週末でした。