お通じが良くなったら悪いものは出しましょう。

昨今の整備で導通が良くなったので、今まで溜まってた電流センサー（以下IBS）の悪いデータをリセットします。

今回の整備に取り掛かるまでIBSはアイドリングストップの為だけで普段から機能をOFFにしている自分にとってはどうでも良いセンサーの一部と捉えてました。

しかし、深掘りしてみるとオルタネータの充電量等を制御してたりと、かなり重要なパーツだったんですね。

取説をよく見ると、充電時のクランプ位置もマイナス側はIBSのナットにクランプするように記載されてますね。

CTEKを代表とした、トリクル充電器のコネクションケーブルのマイナス側を、ターミナル固定ナットに取り付けられている方が大半みたいなので、つないだまま充電しているのにメーターに「バッテリー低下」の表示がされるという現象も起きているようです。

以上の事から、バッテリーを交換し古いバッテリーのデータや、誤った充電接続でIBSを通じてない充電データ等をリセットしないと、ちゃんとした充放電の制御がされませんので、その方法をご紹介します。

取外し手順

①バッテリーマイナスケーブルを外す。
②IBS(1c)からコネクター(2a)を外す。
③ナット(1a)を緩め、ターミナルから端子(1B)を外す。
※IBSを持って捻りながら外さない事。

バッテリーへ取付け前の注意点

※バッテリーターミナルに取り付ける前にマイナスケーブルをIBSに接続しておいてください。

※この工具（ターミナルスプレッダー）で端子を少し広げておくと、IBSを捻じ込まず取付けできます。

取付け手順

①マイナスケーブルを取付けたIBSをバッテリーターミナルに取り付ける。
②ナット(3a)を締め付ける。
③コネクター(1a)をIBS(1b)に接続する。

以上で作業完了です。