86/BRZレース開幕戦
ポールポジションを獲得しました。
(写真はイメージです)
A組予選結果
B組予選結果
2013年7月13日は
ボクのこれまでのレース人生のなかでも最高の1日でした。
運転の師匠、谷口選手(
ブログでもほめられたっ!)
メカニックの初見くんをはじめ
応援してくれているみんなに恩返しができた感じがして
本当に、本当にうれしいポールポジションでした。
だって、82台の頂点ですからっ!
しかも開幕戦だからコースレコードホルダーのオマケ付き!
もちろん自分の自信にもなりました。
そして迎えた決勝。
ボクのレース人生のなかで最悪の1日になりました。
スタートで山野直也選手にパスされて
2位でチェッカーを受けたのですが
最終的に1周減算のペナルティを受けて41位という結果に。
決勝正式結果
昨夜は、自己嫌悪と、他人を恨む気持ちとで
自宅に到着してからも、なにもする気が起きませんでした。
でも、一晩寝てすっきりしました。
嫌なことはすぐ忘れちゃう。
それがボクのいいところです(悪いところでもあります)。
でも、レース中よりもレース後のほうが100倍疲れたなぁ。
1周減算のペナルティの理由は下のふたつです。
1)アンダーウェアのパンツを履いていなかったこと。
2)3位になったチームから、ボクがタイム計測のために使っていたAIMのSOLOという商品にデータロガー機能がついているという内容の抗議が提出され、それが認められたこと。
今回学んだこと
1)アンダーウェアは必ず着用すること!
2)新たにクルマに装着するモノはすべて
使っていいのか、ダメなのかを
主催者かレース前の車検ではっきりさせておくこと。
そのとき判断してもらった担当者の名前を確認しておくこと(コレ大事!)。
クルマが速くなったり、他人に迷惑をかけたというような
違反ではないだけに、もやもやとした気持ちがないかというと
嘘になるけれど、ルールに違反している(という判定が出た)ことは
事実なので、自分が反省する以外にありません。
SOLOや、同機能製品を使っているひとは
86レースのなかにも結構いるけれど
予選決勝中は外さないとダメということです。
デジスパイスやスマートフォン(アプリ)など
GPSで車速などを取ってグラフ化できるようなものはダメだということでした。
土曜日までのボクは、まわりの86レーサーたちに
「これ(AIM SOLO)いいよ〜
P-LAPとデジスパイスがひとつになって価格は1つ分!」
なんて宣伝していたくらい。
ボクのすすめで買っちゃったひとがいたらごめんなさい。
主催者へのお願いです。
開幕したばかりだからこそ、ルールをしっかり確立してほしい。
たとえば、SOLOのようなGPSロガーは
個人的には使用可能にしてもいいんじゃないかなと思っています。
これだと、グローブボックスのなかにスマフォを入れておいたら
アウトということになってしまいます。
現実的にはそれは管理できないと思います。
なんのためのロガー機能禁止か?
本来参加者の負担軽減のためだったはずです。
未然に事故を防ぐことが本来の目的であったはずの交通ルールが
実際には違反者を捕まえるために使われてしまっているのと同じです。
実際、今回ボクが車検場でオフィシャルの方々から受けた対応は
交通取締のときによくいる警察官のようでした。
ボクも感情的になってしまい
「警察の取り調べみたいですね?」と言うと
「まあ、そうですよね」と言われました。
もちろん、その方の個人的な意見だと思いますが。
正直に言うと、最後は根負けして
「もういいや、こんなレースやめてやるっ!」
とやけくそになって、サインしてしまったようなところがあります。
レース直後に何度も何度も呼び出されてへとへとだったし…
でも寝たらすっきり、忘れました。
最後にサインをする前に
もうちょっと抵抗すればよかったかな?なんて気持ちにもなりました。
アマチュアであるボクの本質的な目的は
レースの結果ではなく
速くて、強くて、クレバーな、本物のドライバーになること。
師匠のようなね。
そんなドライバーになれば、結果はあとからついてくるはず。
いつまでも新参者づらしていないで
そろそろ理想の参加型レースをつくっていく側の立場に
ならなくちゃいけないのかなぁ?
なんていう気持ちにもなりました。
う〜ん、柄じゃないけど。
今回の一件は、本当にいい勉強になった気がします。
さすがに「抗議してくれてありがとう」とまでは思えないけど…
思えるようになったら、きっとボクもホンモノですね。
ルールの上に成り立っているスポーツだから
それをを守ることがなにより大切なことだと思います。
ただ、つつきあい大会みたいになるのは、レースをつまらなくしてしまう。
みんなで盛り上げていきましょう!
本来なら、557号車の大西選手が
ポディウムにあがり、トークショーに出るべきだったのに
大西選手には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ボクもそうだけど、シャンパンファイトをやりたいがために
レースに参戦しているところが大きいから。
あとは、ブリヂストンブースで開催される予定だった
塚本選手とのトークショーが中止になってしまったこと。
また、正式結果が出るのが遅れてしまったこと。
迷惑をかけたみなさんにお詫びしたい。
ご迷惑をおかけしたみなさん、そして応援してくれているみなさん
本当にすいませんでした。
もちろん、ここでへこたれていたら負けだから
勝負はコース上でやりたいと思います。
最後に余談ですが…
ボクの86はSEVカラーです。
かっこいいでしょ!?
そんなわけで、SEV製品をいくつか装着して走っているんだけれど
これに関しては前車検のときに「SEVはつけてもいいんですか?」と確認しました。
(このときSOLOのことも聞いておけばよかったな。
でも、そしたらきっと「OK」と言われていたと思います。)
ひとつずつのSEVに対して、「コレはいいですよ。でもコレはダメ」
と言われて、ダメと言われたモノは取り外しました。
なのに、後車検で一時、SEVはすべてダメだということになり…。
前車検でのことを説明すると
「そんなことを言うはずがない。誰が言ったのか名前を教えてください」
と言われました。
そもそもその方の名前なんて聞いてなかった。
ちなみに次戦からはSEVは装着不可になりました。
みなさんも気をつけてくださいね。
アンダーウエアに関しては、言い訳の余地なしです。
完全に自分の責任。
これで失格になっていてもなにも文句は言えません。
「勝負パンツは忘れずに履きましょう!」
ということです。
肝に命じました。
撮影のために早くからスーツを着ていて
バタバタしている間にスタート進行になってしまい…。
というのが言い訳です。
コース外での戦いはレースをつまらなくしてしまいます。
自分の脇が甘かったと、反省しています。
ポールポジションをとって浮かれていたつもりはないんだけど…
レースの神様が
「調子に乗るのはまだ早い!」
と、さらなる修行の機会をくれたんだと思います。
レースの神様は本当に厳しくて、いつもコレですね。
でも、そのおかげでもっともっと速くて、強いドライバーになれる気がします。
正式結果が出てから、励ましの電話やメールをたくさんもらいました。
ありがとうございました。
やる気が出ました。
つぎはもっといい走りをしますよ。
期待しててください。
谷口師匠もねっ!
あれ?
次は師匠も出るんだったっ!?