ハイトセンサ(製作編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
放置してると忘れそうなので、とりあえず製作編でまとめておきます。
以前から作ろうとは思ってたものの、保留になっていたものに車高(ハイト)センサがあります。
前車を降りるまえにセンサはいいものを見つけていましたが、当時使っていたPICマイコンではADコンバーターの精度が不足していて製作までは至ってなかったのでした。
正確にはサスペンションのストロークセンサですかね。
2
センサはこんな奴で、まっすぐに赤外線を出して出来るスポットの位置(ズレ)を三角測量の要領で距離に換算してくれます。
実際にはこのセンサをタイヤハウス上部に取り付けて、ショックアブソーバーが伸び縮みする方向を軸と想定して測定します。スポットはどこに当てるかというとタイヤです。ちなみにセンサは長手方向を移動方向と直角になるようにしないといけません。移動(回転)物に対してよりロバストになるので。これを守ればとりあえず走行中も問題なく測定できている感じです。
そんなに高価なセンサーではないので壊れても痛くないし、常に使うものでもないので必要なときにセンサーの掃除をして使うという事で。
センサー自体に樹脂を塗って隙間を埋めてシーリング防水処置としておきました。
3
もう一つのキーパーツはADコンバーターです。
現在主力で使っているarduinoも、じつは10bit精度しかなくて、サブmmの計測は難しいので12bit(必要に応じて16bitバージョンも有り)のものを使います。
arduinoとの接続はI2Cバスを使いますが、SPIなども含めインターフェイスやソフトウェア周りも充実しているので.本当にさくっとつないで使えるので楽になりました。
4
フロント側はこんな感じでセンサーを取り付け。
アルミ板にセンサーを固定してそれをインナーフェンダーをとめるネジで共締めで固定しています。
少し天井が下がりますが、センサーだけ壊れると思うので(そこまではストロークしないと思いますが)、まあ心配ないでしょう。
5
リア側はショックアブソーバー横にスペースがあるので、取付は楽勝でした。L字のステーを作ってボディ側に貼り付けてあります。
6
フロントは3m、リアは5mで配線しましたが、左側はあまり加減。右は少し余る程度でちょうどいい具合でした。
写真はADコンバータだけのボックスで、前後x左右で4ch分のセンサ出力を一旦受けています。
7
ディスプレイには、OLEDのキャラクタタイプを選択。
FCコマンダーと色も黄色で合っているし、いい感じかと。
ところがこのディスプレイの動作不安定で悩みました。こいつの電源は3.3Vなので5Vから作っているのですが、DC-DCコンバータモジュールにノイズが少ないようにと部品を選びましたがそれが仇となって入力電圧が4.75V以上とな。
5VはUSBでarduino(モドキ)から貰っていますが、いざコンバータに入っている電圧を測ってみると4.65Vと仕様を満たせず、3.3V出力が不安定になっていたようです。
これはあくまでモドキのarduinoでして、5Vは(多分、ショットキーバリア)ダイオードを通してからの供給なのですが、ここの電圧降下が激しすぎる模様。
通常のショットキーバリアダイオードで少電流だと、0.1-0.2V程度の電圧降下で済むのですがで、コイツは0.5V近くドロップしていました。(供給の5.13Vから)
これだから中華製パチものは…、特性の良くない部品なんでしょうね。前回はシリアルコンバータチップで苦労したばかりです。
しょうがないのでUSBコネクタからコンバータまでパイパス配線を付けて無事に解決しました!
8
スイッチもつけて、車載PCからの情報も表示できるマルチインフォメーションディスプレイとして使うつもりです。
あとは操作編と応用編の予定ですが、今週末は車検後のモチベが上がらず放置中です!
(センサ系のノイズやマイコン内部処理の影響で、測定値は±1mmくらいの誤差は出ます)
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