MegaSquirt3 ブーストコントロール
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
-- Boost Control Setting -- ブースト制御の設定
○ Boost Control Enabled
ブースト制御する・しない
○ Boost Control USE initial value table
イニシャルバルブテーブル使用の選択
○ Solenoid Freq Range
ブースト制御バルブの周波数範囲
(Slow11~78Hz Mid12~1021Hz)
純正を含む一般的なウェイストゲート用のソレノイドバルブはリニアソレノイドでは無い為、20~30Hz程度で断続的に動かしている。
(なのでタカタカとかコツコツと作動音が聞こえる)
正直、160Hz以上を要求する日産AACVやトヨタのISCV その他、汎用の"リニアソレノイド"は共振しない範囲を設定すれば作動音が静かでバルブのコントロール性はいいんだけど、制御の面からだとそんな精密なバルブ開度(制御)は全く必要ない…
ステッパーモーターも同じ理由で必要なくて
”コストを無駄にかけている”だけ…((+_+))
しかも全閉~全開の動作時間はソレノイドとは比較にならない程遅い。
ステッパーは制御性が良いとか、流量が多くて過給制御に汎用性があると言うならともかく…
"立ち上がりが早い"とか言う訳のわからないうたい文句で市場に出ているが、完全に嘘っぱちだ、
立ち上がりの良さは、3方弁での接続配管路と制御ロジックによる特性が主。
まぁアフターパーツだから許されるところかもしれないけど
ハッキリ言ってBoost制御にステッパーなんてイランョ
ってか個人的に絶対に使う事は無い(H社)
(4年ほど前に後発でソレノイド式も出している)
○ Boost Control Pin
ブーストソレノイド制御端子(選択)
○ OutPut polarity
バルブ制御の正逆切り替え 0が閉か開か
スイング・ポペットバルブ
○ Control Interval (ms)
制御周期は、上記Solenoid Freq Rangeより
少なくするとマズイ・・・
○ Closed・Open Duty
最低・最高開度 使用領域
○ Boost Duty Lower CLT threshold
ブースト制御の水温閾(制御開始水温)
通常低水温時はエンジン保護の目的でアクチュエーター開弁圧
(ノーマルブーストとは意味が全く違う)
○ Boost Lower Limit Delta(MAP)
制御開始の閾値
(例)
ターゲット250-制御開始目標230=20kPa
制御範囲内の閾値以下では最大開度になる
(ウェイストゲート(アクチュエーター)に予圧をかけないことによる早期昇圧状態=立ち上がりが早く感じるのはこの部分)
○Algorithm
Open Loop (指定WGDC値制御)
Closed Loop(目標MAP値制御)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%8B%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E5%88%B6%E5%BE%A1
○Tuning mode
上記Closed Loop設定時のPID選択で、
スライドバーによる簡易か標準か
-- Overboost Protection -- (ブーストリミッター)
○OverBoost Protection
リミットなし・燃料・点火カット
○Maximun Boost(kPa)
最大ブースト(リミット)値
○Hysteresis
直訳すると不感帯だけど
実際にはカット(有効)と復帰(無効)の幅
○Boost Tolerance
ちょっとわかりにくいブーストリミッターの設定
ターゲットブースト比のリミッターで何kPaまで許容するか「50kPa上限」
○Boost Table Switching
外部入力ポートの設定によるブーストテーブル切り替え
○Boost vs Speed / Gear
スピード/ギア段別のターゲットブースト
○Above TPS
有効スロットル開度
2
ターゲットブーストテーブル
縦=アクセル開度 X エンジン回転
アクセル開度による要求トルク(ブースト)なので好みの味付けが可能
低開度でも目標値を大きくすれば、トルク感が増したような気になるし、逆に小さくすればリニアな感じにしやすくなる
(最低ブーストをアクチュエーター開弁圧以下の100kPa以下とか、立ち上がり特性など”ハードの許容を超えた”設定をする事は言うまでも無く不可能)
3
ターゲットバイアスDCテーブル
縦=MAP X エンジン回転
目標(kPa)値に近いDuty値を入力
完全なその値よりも少しずらしたりすると制御特性が変わる
例えば、オーバーシュートを誘発させたい等
4
○ Closed Loop Boost 設定時のヒント
"PID"オールゼロでターゲットMAP=WGDC値通りにトレースする事から、
初期設定時は先ずターゲットMAPを決め、
PID値オールゼロ、
イニシャルWGDC値を合わせこんでからPID値を決めると言う事らしい。
5
ま、こんなもんかな?
それなりにセッティングが出てくるとスロットル開度に連動してブーストが変化しているのがイイ感じでしょうか?
そして、画像の様にBoostDuty値はかなり安定している事から、
MAPの振幅はアクチュエーターのバネレートなど、ターボやエンジンのハード側が影響していると思われる。
過給圧は目標アイドル回転制御の様に"のんびりやっていられない"からなのか、CL頼りでは難しく、回帰(PI)を強くすると案の定ハンチングを誘発する、
現実的には限りなくOLに近い一応CL?の様な設定が按配とオモイマス。
6
2014/07/21 更新
かなり頑張ってTarget Boostに合わせようと努力している様子
挙動がわかってきたのでPID値を増加した、合わせ始めだけ若干ぶれるけど、そのブレが割と早く収束するのでこの方がトルクフィーリングが良い。
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