目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
以前から舐めかけていたドレン穴がついに舐めてしまったので、スイングアームを外して修理する事にしました。
すでに下りていますが、取付パーツの関係や作業環境により車体を支える方法は様々ですのでケースバイケースで。
2
オイルラインは4番のクリップを外せば抜けます。
ステンレス製なので無理に曲げてしまわない限り再使用可能。
フィッティングごと外さない限り3番のOリングは交換不要です。(ネジ山がかじる可能性があるので無理に外さない方が吉)
2番のOリング(HD-11110)は純正品だと高価ですが規格品AS568-012で代用できますので国内Oリングメーカーの製品が使えます。
安価で材質が豊富です。(FKM材質が無難)
今回はサイズ検証の為にJAMESの互換品を取り寄せて交換しました。(恐らくNBR材質)
<これもかなり安い♪
3
修理にはリコイルやタップボルト等がありますが、キットの値段が高いのと入手性に難がある為、今回は国産車に多いメジャーなサイズにリタップします。
M14×P1.5
ボルトはホンダ4輪純正流用品でマグネット付き。頭部もコンパクトでスマートなのが◎です。
アコードで使っていた物が不要になったので有効活用できました。
品番:90081-PF4-000 @700くらいです。
このボルトは金属ガスケット併用タイプですが、純正に準じてOリングを使う事にします。
サイズは規格品のS-12.5が丁度良かったので、これを使いました。(材質NBR)
4
一番の出費がタップだと思いますが、中古で探すと意外と安価で出回っています。
下穴は1/2インチのネジ山が飛んだことでジャストサイズの穴径となっているので、そのまま先タップで開けていきます。
垂直を出す際、同サイズのナットをガイドにすると比較的真っ直ぐに入りやすいです。
5
ねじ切り後、ボルトを入れて見て干渉する部分や座面に対して垂直が出ているか確かめます。
光明丹代わりにマーカーペンで着色し、ボルトを締めた際に当たりの強い部分が削れるので、これを目安にリューターで平面を粗出します。
私の個体は元から垂直が出ていなかったので、結構削りました(-_-;)
6
ネジ穴の入り口はカウンターシンク(面取りドリル)でテーパーを付けてOリングがシールする面を作ります。
※ここの垂直度に関してはOリングが潰れれば良いので目勘です。。
ボルトの座面が密着する部分は平面の出ている適当な物にペーパーを貼り付けて仕上げました。(ソケットのコマ裏)
※テーパー部分も面取り後にペーパーで整えてあります。
7
あとは出口を塞いで灯油でフラッシング。
切子が出てこなくなるまで何度も繰り返します。
灯油は勿体ないので塗料用の細目フィルターで濾して何度も再利用しました。
おおよそ10回位で完了です。
※最後の1回だけ新油で仕上げ。
完全に中が乾燥するまで2~3日放置すれば終了。
8
あとは全て元に戻し、オイルを入れて完了。
見た目もさりげなくバッチリ直って満足です♪
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