コロナで3年間、妻の実家のセビーヤへ帰れませんでしたが、このクリスマスはフィンランド以来に久しぶりにヨーロッパに行ってきました。今回は、セビーヤへ帰るのに、LCCではなくて、羽田から荷物を満載できるANA→フランクフルト乗り換えのルフトハンザ便でセビーヤに帰ることにしました。
ドイツは初めてで、目的はバウハウスなどのデザインを堪能することと、妻用のバイク用の上下のスーツを調達することを理由に、アウトバーンで思いっきり走ることです。ニュルンベルクもサーキット用のスイフトをレンタルして走りたかったのですが、冬季は閉鎖ということで諦めました。ちなみに普通のレンタカーでニュルを走ると、一切の保険は適応されなくなるし、せっかく走るのならそれなりにボディ・足回り・ブレーキを固めたサーキット用の車をレンタルした方が絶対的にいいと思います。話がそれましたが、そんなわけなので、今回は奮発して、12日間で約1000ユーロのAUDI TTのマニュアルをSIXTレンタカーで電話で確約して予約していました。が、現地に着くと、コロナでレンタカーを処分してしまったようで、同クラスの車はBMW X2 M35iのオートマ車となってしまいました。オートマ車でアウトバーンなんてとがっかりしてしまいましたが、結果的には良かったです。
用意していたガーミンのナビも必要なく、この車には純正ナビが装着されており、奮闘してなんとかドイツ語から英語へ変換して使ってみると、助手席からは見えない前方のスクリーンディスプレイに最低限のナビも、スピードと合わせて表示されるのです。これが200キロ以上で走行する時には最高に役立ちました。車検証で確認すると、全長437cm、全高155cm、幅182cmで重さは1700キロ、タイヤはスタッドレスで指定最高速210キロとなっていました(車検証にも記載あり!)。ちなみに同じ車が日本でも販売されていますが、どうやらリミッターがついているようで、最高速も制限されているようです。現地では47,000ユーロから販売されているようです。2リッターツインターボの四駆で306馬力。AUDI TTよりはるかに馬力も重量も大きいようです。
フランクフルトから、借りたその日にベルリンへ、ベルリンに4日間滞在中はベルリン観光は公共交通機関で移動、その後ベルリンからDessau→Weimar→Dresden→Gorlitz→Frankfurtへと旅行して合計で2600キロドライブしました。メーター読みですが最高は254キロまで出しましたが、道中はなるべくエコで210キロ巡行を心がけました。エコ210キロ走行で、なんと燃費はリッター8キロを記録しました。ガソリンも一番安い95オクタンの安い方でいいようです。SIXTレンタカーの人も言っていましたが、高速飛ばしても財布に優しいクルマとのことです。かなりクルマを綺麗に扱う国民性だと思われ、南欧では必ず入る保険のオプションも入らなかったです。隣のクルマの助手席の人も気をつけてドアを開けており、この点も気にしないで大丈夫でした。
最初は日本よりはるかに車間を詰めて走行するので、おっかなびっくりでしたが、日本のように追越車線に乱暴に割り込む人はほぼいないし、もう先進国の中では日本だけですがトラックが追越車線に入ることはないので、安心して走ることができました。ちなみに追越車線にトラックが走行すると速攻で免停になるらしいです。なんで日本は許されているんだろう?ちなみに、日本の高速で車間を必要以上にとって我が物顔で追越車線を走るドイツ車が装着している車間キープする自動追従装置はドイツにはほぼ存在しないようです。もしあったら、速攻で割り込まれると思われます。
また、アウトバーンは全線速度規制がないわけではなく、突然130キロになったり,
トンネルの中は80キロになったりするので、ハーフブレーキングで速度をグッと落とす必要があり、メリハリのある走行を求められます。また速度規制解除とともに加速しないと煽られます。
ちなみに、こんな感じの運転で、4回抜かれました。最初は速度の出し方が分からなくて2回抜かれましたが、1回はポルシェのすごいやつに完全な速度差で抜かされました。車の差でした。もう1回はポルシェの4ドアのセダンでしたが、コーナーで少しづつ離されていきました。こちらは220キロでのコーナーリングで挙動が出てアクセル緩めましたが、向こうは挙動を出したまま車線キープして抜いていきました。だけど、あまり直線では出さずに、わざと1回譲られましたが、向こうのドライバーもこちらを見たかったようです。笑顔でちょっと先を走ったしばらく後に、また先を行っていただきました。明らかに高速コーナーの腕の差でした。200キロ以上の高速のフルコーナリングでは、こちらは初めての体験でしたが、サーキットでもこの速度の挙動を経験するのは難しいと思います。またの機会にニュルで練習したいです。
ちなみに、バイク用のスーツも、最初のホテルのIBB Hotel Berlin-Airportのフロントの人が、バイク乗りで、バイク用のジャケットなどが一番置いてあるバイク用品店を教えていただき、妻用のXLサイズの上下を購入できました。寒い気候までも対応してあるフィンランド製のRukkaというメーカーで、帰ってきて試しましたが、バッチリでした。自分のパンツも買ってきました。バイク屋の店員は、やはりバイク乗りの連帯感がビンビンですごく親切で、detaxの書類発行も手慣れていました。Louis berlinというショップの中でもスーツ類を多く扱っているReinickendorf店でした。
デザイン物も最高で、スペインに行くのに買い物でもう荷物がいっぱいになっちゃいました。食べ物は好き嫌いがあるとは思いますが、フランスよりは安くて、普通以上に美味しかったです。ミニトレッキングして山の上で食べた、ベニソングラーシュ(北海道でも食べられる鹿肉の赤ワインとカルダモンでトロトロになるまで煮込んだやつ)や鹿肉のステーキは最高に美味しかったです。基本的にドイツでの外国人はトルコ人とクルド人が多く、人は親切で、治安は良く、スペインやフランスでは考えられないバックパックを普通に使うこともできて、車上荒らしの心配もあまりしないですみ、食費などはフランスよりは安く感じました。また動物のフンが道路に落ちているのは2回しか見ず、暗い夜もうんこ気にしないで歩けます。ただし、高速のSA・鉄道駅・空港などでの水の値段はスーパーの3倍以上で、ガソリンも1.5倍以上で、日本以上にぼったくられ感が半端じゃなく、事前にスーパーで必要なものは買っていきましょう。ガソリンも無くなったら、どうせアウトバーンは無料なので降りて街のガソリンスタンドで入れましょう。また、フランスより英語は通じませんが、なんとか伝えようとしてくれます。ヨーロッパに初めて行くのなら、ドイツは強力にお勧めいたしますが、高速の運転は気をつけてくださいね。日本では考えられないような速度差で追越車線は流れており、無茶な割り込みは生命の危険のある事故の原因となります。流れる速度は日本とは比較にならないくらい早いのですが、この絶対的なマナーのために人口当たりの交通事故の死亡率は日本と変わらないのだと思います。実際に危険な目にも遭わずにすみました。
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Posted at 2023/01/17 20:51:28 | |
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