ロングハブボルトへの道(その1)から順番に見てね。
共販のお兄さんの手配により10個入り90942-02052が2袋用意されました。
袋は2つとも2J27、全く新しいロットです。
片方の袋にあるハブボルト1つのスプライン数を共販のカウンターで必死に数えました。
「よし、36」
「この袋下さい」
自宅に帰り、前輪のハブボルト交換を前にして、2J27のハブボルト10本のスプラインを全て数えました。
「なにーっ!!」
10本のうち36山が8本、37山が2本。
ハブボルトのスプライン数違いはハブボルト製造機による違いと考えます。
しかし、2J27とかの番号は、中身が同じハブボルト製造機で出来た物ではないのです。(多分ですが)
新たに購入した36山は8本、前回サンプルとして購入した物3本が36山ということで、10本の36山を揃えることができました。
まあ、意地みたいなもんです。
つまーり、
みんカラで「ハブボルトを回してハマッタ感があるところで、、、」と感じた人の何割かは36,37のスプライン違いで打ち替えているということです。
(もし今回、SUNのロングハブボルトHBLT1に打ち替えていたら、36->37になるわけなので)
1周360度で、36山なら1山10度、37山なら9.729度。
ちょっとしか違いませんが、そのチョットが逆に悪い。
1カ所の山と溝が合っているとして残りの溝は絶対合っていない。
逆に、18山と36山なら絶対合うわけですよ。
もし、新車製造は全て36山なら社外ロングハブボルトの37山とは合わないわけですし。
交換して思ったのは、ハブボルトのスプラインがハブの溝にハマッタと思うのは幻想です。
あんなに山と溝があれば、36と37の違いがあっても「ハマッタ」感はします。
ここで、
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9657158.html にあった、
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購入店に質問したところ、次の回答が返ってきました。
『ハブボルトはスプラインの山を押し潰して圧入しますので山数については特に問題ありません。
※ハブボルトをハブ部に挿入してもハブボルトが回転するようであればハブ部本体の交換が必要です。
以上ご理解のほど宜しくお願い致します。』
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この話が本当なのだと思います。
サーキット走行をする方で、純正ハブボルトが折れて何回も交換しているとう方がいるようです。
確かに山違いのハブボルトをハブに打てばハブ側に新しい溝が刻まれます。
しかし、ハブボルトはハブにしっかり溝を刻むようで、数回のハブボルト打ち替えではハブボルトが回るなんてことは無いのでしょう。
また、同じ山数のハブボルトを打ち替えたとしても山谷がキッチリ合うというものでもなく、案外36と37を交互に打ち替える方が嵌合度合いが高いかもしれません。
いずれにせよ、インターネットに溢れる「ハブボルト打ち替えの時は、打ち替えるハブボルトをハブに差込んでスプラインを合わせるように回して、噛み合った所に入れます」が、案外適当な情報なのかもしれません。
本当のプロはハブボルトにスプライン違いがあるがあることを知っているでしょうから。
次は、ド素人が挑戦したハブボルト交換(準備編)です。