昨年12月に13y35Rで遊びに来られた
この方のお話をしました。
輸入車の経験が豊富な方で、車入れ替えのサイクルが普通ではない方です。
13y35Rについては“がんばって2年近く?は所有したい”と決意を書いてくれました。
まあ“誰にも信用してもらえないのですが”という前置きがありましたが(^o^)。
その黒の13y35Rとは苦渋の決断で、今週お別れするようです(驚)
35Rそのものは大変気に入っていて、走行は2ヶ月で5000km強だそうです。
ご本人はブログアップはしない方なので、私が代弁、代筆?で経過を書いてみたいと思います。
普通の乗換えなら他人のことを書くこともないのですが、こんな特殊なケースは皆さんも興味のあることだと思いますので・・。
ご本人からの長いメールによりますと、
①第一の原因は、元々腰が悪い彼には、
“乗り心地の悪さが強烈。腰に悪いです。”・・・
と書いています。
あの日コンスタを取り付けて物凄く喜んでくれていたのですが、これは便利グッズであり硬さそのものを更に柔らかくするものではないですからね。
ちなみにコンスタ付は世界で5台ですが、その1台が中古車市場に初登場です(^o^)。
②あと彼が感じた数少ない欠点と言うのは、
街乗りで非常に遅い。レスポンスが悪い。(一定の回転数を超えると急に爆発的加速)
反応の遅いミッション。あたりですね。・・・
これについては私の感想と似た所があります。
アウトバーンの国の車よりも国産車の方がターボ車の欠点は少ないと思いがちですが、不思議なことに国産の方が低速の立ち上がりやレスポンスが悪いです。
35Rとお友達のポルシェターボと比べても、明らかにポルシェの方が応答性が良くてラグ無しでドンと加速します。
同じ2Lターボの私のフォレスターとアウディTTと乗り比べても、TTは街中でも全くターボラグ無しにレスポンスしますが、フォレスターは思いっ切り遅れて加速が立ち上がります。
35Rのミッションの反応の具合も何かもう少し改良の余地があると感じますね。
③リミッター域の安定性が抜群だっただけに、(スポリセが間に合わず)異次元の高速域を体験できなかったのが非常に残念です。
たぶんポルシェ以上の安定性と何かを経験できたはずだと思います。
ただただ、本当に、本当の高速域を楽しめなかったのが残念で残念で仕方ないです。
本当の意味でGT-Rを知らないで手放すのかもしれません。・・・
これも彼の感じ方は正しいと思います。
アウトバーンの国のポルシェが高速が良くなくて、日本の35Rが高速が抜群というのも不思議な所ですね。
④GT-Rは、不思議な魅力がありましたが(できの悪い子供ほどかわいいみたいな)
それゆえ、運転するのが難しい車でもあり
どこでも速く走らせるのは、もっと難しい車だと感じました。・・・
35Rを“運転するのが難しい車”と言える方は、高性能車を良く知っていて腕もある方ですね。
評論家の中でも、35Rは誰でも速く走らせる車だと言う方がいますが、これは正しいようで正しくないです。
正しいとすれば、他の高性能車と同じレベルでなら、これは楽に速く走れるということですね。
でも他の高性能車のレベルの上を行くのが35Rですから、この部分を使いこなすのは相当難しいと言うことでしょう。
⑤売却は、想像以上にいいお値段がつきました。・・・
これはMercedesでもポルシェでも値落ちの激しい車の体験が豊富な彼には、35Rのリセール値は驚きだったのでしょうね。
こんな彼にとって、どの車が良かったかについては次のように書いています。
⑥ただ、加速におきましては、
私の、過去の所有車では、やはり997後期のターボPDKが軍を抜いて速かったような気がします。しばらくはもうこれ以上の加速は十分です。・・・
ティプトロ(5速AT)の997前期のターボはレスポンスと加速の伸びで劣るようで、彼にとっては997後期のターボPDK(7速ツインクラッチMT)が一番だったようです。
最後に、
このブログは彼の許可を得て書いていますが、次の2台!の車種やどうしてこのように好きな車を買えるかの背景はご本人にお任せします(^o^)。
まあ、新しい車も試乗してくださいとのことなので、そのインプレくらいは書きたいと思っています。35Rよりもちょっとだけパワーは少ないですが、ジャンル違いの凄い車です。
Posted at 2013/02/03 22:46:57 | |
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