フォルクスワーゲン ゴルフ GLD(Golf2)(FF 4M/T 1,600cc)1984年から1991年まで所有
ヤナセ中古車センター(札幌市)であこがれの黄色いゴルフGLDを買いました。程度はあんまり良くなかったですが、徐々に手入れして長く乗りました。
ディーゼルでノンターボのため強烈に遅かった。加速中にすいすい抜かれたことが良くありました。
でも季節や走り方によって燃費が変わることはなく、故障も少ないので、長距離ドライブでもロバのように信頼性がありました。
燃料給油口はエンジンキーとは別の小さ目のキーを使うもので、給油のたびにその小さいキーを渡すので、ガソリンスタンドの人が戸惑うことがよくありました。
ハッチバックにもかかわらずラゲッジスペースは350㍑もありました。
燃費はビックリするほど良くはなく、20km/㍑までは行かないくらいでした。
スパイクタイヤが禁止され、冬にスタッドレスタイヤを履くようになったのも、この車のときでした。初めて履いたスタッドレスはヤナセで買ったため、コンチネンタル製でした。
歩道に乗り上げてロアアームを曲げてしまったり、ドアハンドルの機構がが摩耗して開かなくなったり、ベンチレータファンのモーターが弱ってきてブラシを手入れしたりしたことを思い出します。
純正アクセサリーカタログに載っていたBOGE社のショックを取付けたところ、しなやかに路面に吸い付くような足回りになり、言葉では言えない快感が味わえました。ただまっすぐ走っているだけなのに気持ちよく、幅の狭い道路も広く感じるほどの安定性、路面とのコミュニケーションがホントいい感じでした。
タイヤは155SR13が標準でしたが175/70R13に替えたらコーナリングが最高に楽しくなりました。車重が800kg台と軽いので、オンザレールの旋回と強烈な横Gを味わえました。
オーディオはカーラジオにリアスピーカー2個のみだったので、カーラジオを純正のカセット付きのものに交換し、パイオニアの10cmフルレンジスピーカをドアに付けました。
彼女(今のヨメさん)の希望もありエアコン(というかクーラー)を付けました。かなーり古いクルマでしたが、なんとナショナル製純正クーラーの在庫があったのです。このゴルフには三角窓があってこれが風を自由自在に室内に取り入れることができていたので、それまではクーラーは不要と考えていました。当時はカークーラーというものが一般に普及し始めた頃だったと思います。
結婚して車に親を乗せることも多くなり、室内の広さは文句ないもののディーゼルの騒音を聞かせるのは忍びなく、国産のガソリン車に替えることにしました。