エンジン始動不調の原因とこれまでのエンジン始動不能・エンストに関するまとめ
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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1.エンジン始動不調の原因
本日車を運転していたおくさんがディーラに行きサービスフロントのかたと直接話合った結果,原因は
*キーレスの電池の消耗と
*キーリングーに一緒にとおしていたEasyPay(画像)
ということになりました。
ただ,電池の電圧は2.98Vあり,新品の3.2Vくらいに比べると低いですが,定格が3Vですので問題ない電圧とは思われますが。
また,Easy Payはインプレッサ購入時からキーレスといっしょにキーリングに通しているけれどこれまでに一度も同様のトラブルはなかった(ただし,キーをもっているのに,突然「キーが見つかりません」というメッセージがMFDに表示されることは何度かある)
サービスのかたの説明では,EasyPayとキーレスとの干渉の報告が本社からあり,ドアロックの解除やアクセサリー,イグニッションへの移行はできても,エンジンを始動させることはできず,今回のように,イグニッションにはなるが,エンジンがうんともすんともいわない状態になるとか。
(エンジンを始動させるのに必用なイモビキーの通信が,電池の電圧低下やEasyPayなどのNFCデバイスとの干渉により妨害されると,ECUとの間で出来ずエンジンが始動できないということのようだ)
なお,納品請求書に作業内容として,「ロックアップ回路にフィルター」と書いてあるのは,コントロールバルブにフィルターを入れて「ロックアップ回路を含む全回路」への油圧をフィルターし,ゴミがロックアップ回路に流れ込まないようにしたことを意味し,特定のポートのみにフィルターをつけたわけでないということで,コントロールバルブの(ロックアップ回路以外の)不具合の可能性はなくなった。
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2.エンジン始動不能・エンスト現象のまとめ
現象:
*パーキングからのエンジンスタートでセルは一瞬回るがすぐにエンジンが止まる
*減速時停止直前にエンスト
原因:
トルコンのロックアップ回路がゴミ(スラッジ)により詰まり,ロックアップが解除できずにエンストする。
対策:
トランスミッションの動きを制御するコントロールバルブに入る油圧の入口にフィルターをつけ,バルブ内にゴミが入らないようにする謎の「対策部品」がある。
なお,フィルター交換は不要である。
(アイドリングストップからの復帰時にエンストする現象に関しては,関連が不明)
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3.驚きの事実
CVTの寿命(交換時期)に関してサービスのかたにお聞きしたところ,CVTは交換不要ということで,10年10万キロの耐久性を保証しているようであるが,シビアコンディションでは,と聞いたところ,「4万キロ」ということで,シビアコンディションというのは,8km未満の走行などで,都市部に住んでいるかたは,当てはまる場合が多く,また,アイドリングストップ車はすべてシビアコンディションという見方もできる。
うちの車の場合は故障がおこったのは43139kmであり,スバルにいわせると,4万キロごとに交換しなかったユーザーが悪いという逃げ道が最初から用意されているようだ。
したがって,都市部に住まれ,短距離の発進と停止をくりかえすユーザーにおかれましては,4万キロを超えたあたりで,トランスミッションの当たり,外れで,上記のトラブルが発生する可能性がある。
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謎の対策部品
この部品の存在は,スバルが,トランスミッションの経年使用で,ゴミ(スラッジ)が蓄積してATF(CVTF)といっしょに流れてバルブにつまり誤作動し,エンストにつながるのを認識していたうえで,その対策として開発された部品であると考えられる。
しかしながら,そもそもATFを無交換とせず,定期的に,たとえば,初回3000km,その後30000kmというふうに交換していれば,対策部品も必用なく,防げたトラブルなのである。
なお,ATFを交換していはいけない,というのは都市伝説だそうである。
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