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ヒースクリフの"シロ" [スバル インプレッサ スポーツ]

整備手帳

作業日:2016年3月31日

エンジン始動不調の原因とこれまでのエンジン始動不能・エンストに関するまとめ

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 ショップ作業
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
1.エンジン始動不調の原因

本日車を運転していたおくさんがディーラに行きサービスフロントのかたと直接話合った結果,原因は

*キーレスの電池の消耗と
*キーリングーに一緒にとおしていたEasyPay(画像)

ということになりました。

ただ,電池の電圧は2.98Vあり,新品の3.2Vくらいに比べると低いですが,定格が3Vですので問題ない電圧とは思われますが。

また,Easy Payはインプレッサ購入時からキーレスといっしょにキーリングに通しているけれどこれまでに一度も同様のトラブルはなかった(ただし,キーをもっているのに,突然「キーが見つかりません」というメッセージがMFDに表示されることは何度かある)

サービスのかたの説明では,EasyPayとキーレスとの干渉の報告が本社からあり,ドアロックの解除やアクセサリー,イグニッションへの移行はできても,エンジンを始動させることはできず,今回のように,イグニッションにはなるが,エンジンがうんともすんともいわない状態になるとか。

(エンジンを始動させるのに必用なイモビキーの通信が,電池の電圧低下やEasyPayなどのNFCデバイスとの干渉により妨害されると,ECUとの間で出来ずエンジンが始動できないということのようだ)

なお,納品請求書に作業内容として,「ロックアップ回路にフィルター」と書いてあるのは,コントロールバルブにフィルターを入れて「ロックアップ回路を含む全回路」への油圧をフィルターし,ゴミがロックアップ回路に流れ込まないようにしたことを意味し,特定のポートのみにフィルターをつけたわけでないということで,コントロールバルブの(ロックアップ回路以外の)不具合の可能性はなくなった。

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2.エンジン始動不能・エンスト現象のまとめ

現象:

*パーキングからのエンジンスタートでセルは一瞬回るがすぐにエンジンが止まる

*減速時停止直前にエンスト

原因:

トルコンのロックアップ回路がゴミ(スラッジ)により詰まり,ロックアップが解除できずにエンストする。

対策:

トランスミッションの動きを制御するコントロールバルブに入る油圧の入口にフィルターをつけ,バルブ内にゴミが入らないようにする謎の「対策部品」がある。

なお,フィルター交換は不要である。

(アイドリングストップからの復帰時にエンストする現象に関しては,関連が不明)
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3.驚きの事実

CVTの寿命(交換時期)に関してサービスのかたにお聞きしたところ,CVTは交換不要ということで,10年10万キロの耐久性を保証しているようであるが,シビアコンディションでは,と聞いたところ,「4万キロ」ということで,シビアコンディションというのは,8km未満の走行などで,都市部に住んでいるかたは,当てはまる場合が多く,また,アイドリングストップ車はすべてシビアコンディションという見方もできる。

うちの車の場合は故障がおこったのは43139kmであり,スバルにいわせると,4万キロごとに交換しなかったユーザーが悪いという逃げ道が最初から用意されているようだ。

したがって,都市部に住まれ,短距離の発進と停止をくりかえすユーザーにおかれましては,4万キロを超えたあたりで,トランスミッションの当たり,外れで,上記のトラブルが発生する可能性がある。
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謎の対策部品

この部品の存在は,スバルが,トランスミッションの経年使用で,ゴミ(スラッジ)が蓄積してATF(CVTF)といっしょに流れてバルブにつまり誤作動し,エンストにつながるのを認識していたうえで,その対策として開発された部品であると考えられる。

しかしながら,そもそもATFを無交換とせず,定期的に,たとえば,初回3000km,その後30000kmというふうに交換していれば,対策部品も必用なく,防げたトラブルなのである。

なお,ATFを交換していはいけない,というのは都市伝説だそうである。

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この記事へのコメント

2016年4月1日 18:20
こんにちは。初コメです。
自分も同じEasyPay使ってます。キーレスの電池もXV購入以来3年以上換えてませんが、今まで全く問題ないです。
Dの説明もあまり納得できる説明じゃないですねぇ・・・。
根本的な問題があるんでしょうね。
スバル本体がその問題と解決策を把握しているのかどうなのか・・・隠してるだけか・・・

納得できる説明がないといつまたエンストするか分からないので乗るのも怖いですね(*_*)
コメントへの返答
2016年4月1日 21:47
コメントありがとうございます。

今回のトラブルに関してはトランスミッションは関係ないと思います。

コントロールバルブ系全体にフィルターが入っていると思っていなかったので,コントロールバルブのフィルターのないと思っていた系統を疑ってしましました。

今回のトラブルは単純にイモビのパスコードがECUと通信完了できずエンジンが始動できなかったのが原因であることは間違いないと思います。

原因は電池消耗に加えてEasyPay等の他のデバイス(一番怪しいのはリモコンエンジンスターター)との干渉の可能性があります。

ただどちらも,以前から使っていたものなので,1年以上してから急に影響が現れるようになると思えません。

唯一ユピテルのドラレコが始動不能になったときより少し前に使い始めたのですが,こちらはアクセサリーONで電源が入るので,リモコンエンジンスタータやEasyPayのように始動時に誤作動させることはないような気がします。

自分個人としては,

*エンジン始動不能・エンストはロックアップ回路バルブの詰まりによる誤動作が原因

*エンジン始動不調(イグニションまでいくが,エンジンが始動しない,何回かすると始動)はイモビのパスコードの通信に障害があり,その原因としては電池の消耗となんらかのデバイスとの干渉

と理解しています。

電池に関しては,電池切れになったときに対応できないひとが使っているので「1年おきに交換」していますが,使用方法(リモコンキーとしてドア開閉に多用)やカバンの中でボタンが押されたりすると電池が消耗していた可能性はあります。

(電圧はディーラーで測られたときはほぼ正常でしたが,)

アクセスキーはトヨタやマツダでも使っているものですが,最近仕様が変更になって大型になっているので,ひょっとすると通信障害に対する対応がとられて改良されているのかも知れません。
2016年4月1日 20:19
大変参考になります。
しかし何だか責任逃れ感は否めずモヤモヤした感じですね。
対策品があるのに何か起こるまでは対応してくれないのでしょうね。
私はまだ40000キロに達しておりませんが、その前にCVTFの交換も検討してみます。
コメントへの返答
2016年4月1日 21:37
わたしも今回のトラブルのおかげで,ずいぶんトランスミッションの構造の勉強になりました...

土曜日BRZのトラブルで他県のディーラに飛び込んだ,こどもがインプレッサのエンストについて聞いたら,自分のところではないけれど,よそで同じような事例があり,そのような場合は,今回のうちのディーラーと同じく,「コントロールバルブとCVTFを交換」というのが本社の指示だそうです。しかも,交換したコントロールバルブを本社に送り返せというような指示も。

ある意味で「知らない方が幸せ」なことですが,発進と停止を繰り返す都市部のユーザーでは3万キロ超えたあたりで,誰にも起こりうるトラブルであると思います。

同じようなエンストのトラブルで,いち早くリコールしたホンダが,結果的に何度もリコールすることになり,ユーザーの不評をかって日本市場でこけて,群馬のメーカーにしてみれば「あほやなぁ」ということになるのでしょうが,この先にとんでもない事態が起こらないとも限りません...」

CVTFの交換は3万円くらいするそうですが,自分もこれからは車検ごとに交換したいと思っています。

ただ,中途半端なフィルターつきのコントロールバルブつけられたので,こんどはこっちの耐久性が心配です。
2016年4月2日 15:58
こんにちは。
よくカー用品店なんかが喧伝する「ATFは2万kmごとに交換がオススメ」というのはここにつながるわけですね(違うかも)

恐らく、対策品も恒久対策ではなくて(つまり何らかの副作用がある。そうでないならランチェンでどこかのロットからこっそり入れ替えてるはず)、市場で不具合の発生した部品をDから集めて富士重工と部品メーカーのQAあたりが解析に走り回っているのでしょうね…
中のひとおつかれさまです、という感じがします(トラブった方はたまったものではないですが)
コメントへの返答
2016年4月3日 0:57
こんばんは,

対策品という言葉は正式には使われていなくて,「コントロールバルブとATFを新品交換」(交換後に取り外したコントロールバルブを本社に送付)となっているみたいです。

サービスフロントのかたがとても正直なかただったので,交換する方にはフィルターがついていてコントロールバルブにゴミが入らないようにして今回のようなトラブルを防ぐ構造になっていることを説明して下さいましたが,引き取りに行く際は,フィルターの話はまったく出なかったので,こちらから,「フィルターつき」に交換したのですね,と確認し,「フィルターの交換時期」についても質問しました。

恐らくディーラと本社の間には,この部品の正体については,「詳しく聞くな」というような暗黙の了解があるのでしょう。

また,ディーラーは何より本社を恐れているような感じで,走行中エンストの件も本社に報告できていないような雰囲気があります。

コントロールバルブのロックアップがゴミにより塞がるとエンストすることは,とっくに解析していて,一次しのぎの対策部品(フィルターつきのコントロールバルブ)も出来ていて,これが現行車種に使われていると思うのですが,実際のところどうかはわかりません。

中のひとでも,おそらくごく一部のひとしかこの対策部品のことは知らないように思います。

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