本妙寺・浄池廟（熊本市西区）

本妙寺は、加藤家の菩提寺で日蓮宗六条門流の寺院です。
天正13（1585）年、加藤清正の父・清忠の冥福を祈るため、日真の開山により大坂に創建したのに始まります。
清正が熊本城主になった後の慶長5（1600）年、熊本城下に創建されていた瑞龍院に移されたました。慶長16（1611）年に清正が没し、遺言により中尾山上の浄地廟に尊象を奉安しました。慶長19（1614）年に火災で焼失した本妙寺を浄地廟下の現在地に移転しました。
明治時代の神仏分離令によって浄池廟と本妙寺は神社と寺として分けられ、明治4年（1871）年に社殿だけが熊本城内に移され、加藤神社となりその際浄池廟の拝殿も撤去されました。
その後、大本堂が西南戦争で焼失したため明治27（1894）年に大本堂と同時に浄池廟の建物も再建され現在の姿になりました。
高台にあり熊本城を眺めることができます。

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住所: 熊本県熊本市西区花園4-13-1