連城院(真岡市〔旧二宮町〕)
蓮城院は山号は高仰山、曹洞宗の寺院です。
芳全寺〔真岡市(旧二宮町)久下田〕の末寺で嘉永4(1851)年に二宮尊徳が櫻町仲宮から現在地に移転再建されたものです。
本尊は、釋迦牟尼仏で位牌堂(御霊屋)には、領主宇津家代々の位牌、二宮尊徳とその娘文子の位牌が安置されています。
また境内墓地には二宮先生の仕えた領主宇津汎之助夫妻の墓石、二宮先生ならびにその娘文子(富田高慶夫人)の墓石、その他先生の高弟横山周平や吉良八郎等の墓石が建立されています。(二宮金次郎墓域)
文子は嘉永6(1853)年真岡東郷陣屋で難産(死胎分娩)で逝去し、親子とも両親の指示により当院に葬られました。(行年30歳)
二宮尊徳は安政3(1856)年、日光神領復興仕法中今市役所で逝去され(行年70歳)、今市の如来寺に葬られたが門人横山平太(桜町陣屋代官)がその遺髪を奉じて娘墓の側に葬りました。
領主宇津汎之助は明治5(1872)年東京で逝去され目黒の安養院に葬られていましたが(行年81歳)、明治15〔1882〕年桜町三村の旧領民がその功績を慕って墓石を建立し供養しました。
横山周平は天保4年江戸で逝去しましたが(行年36歳)、息平太が桜町陣屋代官として赴任し、明治維新当地に永住することになったので、父子とも当院に葬られました。
吉良八郎の娘素今は文久2(1862)年真岡東郷陣屋で逝去、両親の手で当院に葬られました。父八郎は明治5(1872)年桑島村(宇都宮市)にて逝去、娘墓の側に葬られました。
(説明板より)
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R4.12.27
住所: 栃木県真岡市物井102
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