杉並木公園(日光市〔旧今市市〕)
国の特別史跡、特別天然記念物の二重の指定を受けている日光杉並木の保護と地域文化継承のために整備・杉並
2023年02月14日
日光杉並木街道は、日光街道、例幣使街道、会津西街道の3つからなっており、総延長が37kmに及びます。
日本で唯一、国の特別史跡、特別天然記念物の二重の指定を受けています。
日光杉並木街道の杉は、徳川家康の死去後、日光東照宮が造営された頃に、家康の家臣であった松平正綱・正信の親子2代により、20数年の歳月をかけて植えられたものです。
当時植えられた杉は約5万本と云われています。日光東照宮が昭和36(1961)年に杉並木台帳を作成しましたが、16,500本に減少し、現在では12,300本程度に減少しました。
現在、保護のためバイパスの整備や保護用地の公有地事業などを行っています。
杉並木公園は、日光杉並木街道の保護と、地域の文化継承のために整備された公園です。杉並木の樹根の保護のため敷地の周辺を公有化し、公園として整備しました。
旧今市市は杉線香の生産日本一を誇っていますが、かつては杉線香生産の動力として水車が利用されていました。
米つき、粉ひきなども使われた、数多く見ることのできた水車を園内に設置し、当時を懐かしみ体験できるようになっています。
また、公園内には歴史的価値が高く貴重な文化遺産である旧江連家が移築され、二宮尊徳の報徳仕法により建てられた「住宅報徳仕法農家」が復元され、現在は蕎麦屋として営業しています。
旧江蓮家
開館時間 10:00〜16:00
12/29〜1/3は休館
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R4.12.29
住所: 栃木県日光市瀬川
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