龍潭寺（亀岡市）

龍潭寺は山号は金剛山、臨済宗妙心寺派の寺院です。
京都龍安寺の僧雪江は当地に大梅寺を創建しましたが、延徳元（1489）年火災で焼失しました。
弟子特芳が数年後ここに来住し細川氏の家老松井宗信も当時に隠棲するに及んで細川政之の後援を受け明応6（1497）年堂宇を再建して金剛山龍潭寺と改称、特芳を開山と定めました。
引き続き、名僧巨匠が住山し皇室や徳川家の帰依厚く、寺運大いに栄え、天正5（1577）年明智光秀の兵火に焼かれた後に徐々に復興し、享保14（1719）年には現三宝殿を再建し、庫裡及方丈は文化、嘉永年間に夫々再建されました。
特芳の弟子大休筆松井宗親の寿像と賛辞は当時重宝中でも最も貴重な史料といわれています。
境内の庚申堂には細川政之の念持仏であった青面金剛童子像が安置されています。

Photo　Canon EOS 5D Mark Ⅳ
R5.11.25

住所: 京都府亀岡市薭田野町太田東谷40