絹巻神社（豊岡市）

絹巻神社は、但馬五社の一つで祭神は天火明命、海部直命、天衣織女命を配祠しています。
応神天皇3（270）年4月、大山守命が山海の政を執られた時、大山守命は多遅麻黄沼県主武身主命の子海部直命に多遅麻の海政を執らし、その焼を海部直と称することを許しました。
その時、海部直命は、国分の始祖天火明命を黄沼前県に祀り清明宮と称しました。
仁徳天皇10（313）年8月、海部直命は城崎郡司を兼ねる事となり、黄沼県を海部村（小島）に置き、多運麻の海人を領し、清明宮を海部村に属する新巻山に移し絹巻神社と称しました。
履中天皇の御代、海部直部の子西刀宿祢が城崎郡司となり、宿称に命じ瀬戸の水門の俊渫を行いました。
以来、円山川沿岸は洪水禍をまぬがれたと伝えられています。
仁明天皇仁和元年神階従五位下を賜り、文化11（1814）年現在の本殿を再建しました。平成17（2005）年12月より社殿・社務所御垣内整備事業に着手し、平成20（2008）年12月竣功しました
網巻山は天然記念物の指定をうけ「ひめはるぜみ」の生息地としても有名です。

Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R6.1.27
住所: 兵庫県豊岡市気比字絹巻2585番地1