イベント当日の朝は曇り空。
荒天も予想されるというニュース番組での天気予報も流れておりましたが(^^ゞ
朝7時までに富士スピードウェイに集合なので朝の5時起床して出発準備。
殆ど寝るだけの部屋だったので、それほど時間も掛からず車に荷物を積み込んで
朝の6時に急いでホテルの朝食を摂りました(^^ゞ
メニューは朝カレーと富士山ドッグ、飲み物が100%のオレンジ、アップルと野菜ジュース、
それに食後のフルーツにカットバナナが付くという内容でした。
急いで朝食をかけ込んでホテルをチェックアウトした後、ナビで目的地を富士スピードウェイ東ゲートにセットして出発。
何も考えずに推奨ルートで出発したら御殿場ICではなく裾野ICで降りるルートになってましたが、どうやら高速道路に黄色のVICS情報が入っていて御殿場IC付近で規制が掛かっていたようです。裾野ICで降りた後はTGRFへ向かっているらしき雰囲気の車があちこちに走ってました。
ちなみに写真に写ってませんが、私の後ろも2台の86が続いてました(^^ゞ

集合時間より15分前くらいに富士スピードウェイの東ゲートに到着。
さすがに今年はどんよりと曇った天気で、ちょっと写真の写り映えがしないのが残念(^^;
集合場所に到着すると、もうかなりの台数の車が既に到着していました。
まぁ去年もギリギリ到着で後ろから2番目くらいでしたが、今年もギリギリで同じく後ろから2番目の到着っぽいです。でも唯一の大阪ナンバーですぐに分かったのか降りた途端にRRMMさん、KYAMOさん、やすですさん、130@さん、アリストンさん、kooさんなど皆さんからご挨拶をいただきました!(^^)/
ここから9時までは自由時間だったので周りのオーナーさんと雑談しつつ、ちょっとご挨拶なども。まず、iQの左手に駐車されていたVitz GRMN Turboのグループ。始めてお会いするMasa@GRMNさんに声がけすると、86Griffonさん、すみきちさんもブログ見てるよ~とご挨拶して下さいました!(^^)/
去年は私も納車直後にTGRFに参加したので、今年はVitzのオーナーさんが同じ状況ですね。
次はiQの右手に注射されていたのがVitz G'sのグループ。こちらでお初のはや@ヴィッツさんとご挨拶するとお隣のVitz乗りの寛さん、G's Kashinさんとご挨拶と名刺交換ができました!その後ろはまた個性的なPRIUS G'sと、ある意味、凄い車の集まりでしたね(^_^;



左からVitz乗りの寛さん、はや@ヴィッツさん、G's KashinさんのVitz G's
ご挨拶が済むと、まずはみんなでトヨタ紡織のブースに行くことになりました。
Aパドックから反対側にある地下連絡通路を通って参加企業出店ブースへ向かいます。
そして到着したのが、こちらトヨタ紡織ブース。
トヨタ紡織はトヨタ車のシート設計などを行っている会社で、ニュル参戦のレース車両のHANSシートやiQ / Vitz 両GRMN車両に搭載されたTBスポーツシート、評判の高い86/BRZのシートや、レクサスの新型ISのスポーツグレードに採用されたシートなどが展示されていました。
レース専用のHANSシートは一般販売していないものの非常に良く出ているらしく、ちょっと品薄らしいです。TBスポーツシートには一体発泡成形という技術が使われているのですが、実はこのシート、最初はレクサス(IS)に搭載したくて開発したシートとのことで、今回、やっとそれが実現して新型のIS-Fに採用されることになります。私も座らせて貰ったのですが、とても座りやすいシートでした(^^)
そして今回、いの一番でここにきた目的が実はこれ。
TBスポーツシートと同一素材で作られたショルダーパッドが限定販売されたのです(笑)
ざっと特徴を纏めるとこんな感じですね。
【トヨタ紡織製ショルダーパッドの特徴】
・TBスポーツシートと同一生地を使用して作られていて違和感がない
・エンド部の切り込み角度がピラーとが会うように角度付けがされている
・HANSシートにも添えられている「BOSHOKU」のロゴがそれっぽい雰囲気を演出
・裏地はシートの赤生地部分をリバーシブルにしてシートベルトの滑りが良いようにされている
・150セットのみの限定生産品(余程の受注がない限りは今回製作分で販売終了)
ということで、一番にみんなで買いに来たわけです(^^)
あと展示車両には新開発のベルトガイドが装着されていました。

これはGRMNロゴでも商品化が検討されており、86/BRZのシートのようなベルト擦れによる生地の痛みを防げて、かつショルダー部が格好良くなりますね。是非とも商品化に繋げて欲しい一品です。
時刻も段々と9時に近づいてきたのでトヨタ紡織ブースを出て車に戻る途中、愛車自慢コンテストに参加されている中丸翼さんを発見(笑) ちょうど「オプション」という雑誌の人の取材を受けているところだったので記念撮影しておきました(^^ゞ 中丸さんのiQはカーボンパーツが沢山投入されていて前に見たときより随分進化してましたね。より個性的になって格好いい(笑)
集合時間まであまり時間が無かったので、後でまた伺うことを伝えて車に戻ると、ちょうどオーナーミーティング会場の方へ行って下さいとアナウンスがされていて、そのまま会場入りしました。
会場ではまずは去年もあったジャンケン大会。去年はこれでGRナンバーボルトを頂くことができたのですが、今年の景品はこんなグッズになっていました。
私は一番最初のジャンケンで勝ってタオル(というか幕(^^;)を頂いたのですが、最初に勝った人は後のジャンケンに参加できなかったので、来年は是非、買った人から景品を選ぶようにして貰えたらなぁと思います(^^ゞ
ジャンケン大会の後はGRMN開発関係者の方々を取り囲んでのオーナーミーティングが始まりました。

なかなか濃い内容の話題などが出ていましたが、取り纏めたものを記載しておきます。
(一部、オーナーミーティング外の情報も含みます)
【iQ GRMN S/Cのブレーキダスト対策】
iQ GRMN S/Cのスリットローターは左右で向きが同じに見えるように左右逆スリット構造になっているが、スリット部の入り方(カド面)の関係で左右ローターを逆付けすることによりブレーキの効きは多少低下するがダスト量を押さえることができる。
【iQ GRMN S/Cのボディカラーは赤が良かった(森さん)】
白(パール)、赤、黒のボディカラーを作って個人的に一番気に入ったのが赤だったが、営業判断(赤だから買わないという人はいても、白だから買わないという人はいない)で白(パール)になった。
【Vitz Turboコンセプトから市販車化の際のパワーダウン幅が大きかったのは?】
コストの問題。あのパワーを出すためにはエンジンが別物レベルになる。
【ミッションは6速にできなかったのか?】
高速走行時には6速が欲しくなるときがあるが(水野さん)、コスト的に一から部品を設計することができないのと、適合する既存の6速ミッションが無かったため。
【エアロボディはどの段階で却下されたのか?】
かなり早い段階で却下された。もともとiQの価格帯(355万)で販売という感じだったのが、車両価格300万目標となり、その後、込み込み価格300万以内となったので、コンセプトレベルまでハイパワーにしないなら、そのパワーを受け止めるワイドボディも必要ないだろうという流れになった。
【LSDの効きに関して】
LSDは作動時の不自然なステアリングフィールを押さえる方向で強めには設定していない。
これは走りの味付け担当の勝又さんが、その不自然さを嫌う傾向にあることが大きい(^^;
【ECUのチューニングに関して】
ECUでTRC、VSC、ABSの効きを個別に制御してアンダーステアを押さえている。
この手のECUセッティングは細かくプログラムできるようになっている(メーカー設計レベルの話)
iQ GRMN S/Cはこの手の制御は行っていないが、これは富士スピードウェイのショートコースを走ったときに、そこまでの姿勢を崩す傾向になかったので敢えて手を入れていない。
【ボディカラーをパールではなくホワイトにしたのは?】
ホワイトパール(070)はオプションカラーで価格アップの為、選択色により販売価格が変わるのを避けたかった。
【ボディカラーを指定できるようにすると値段は変わるのか?】
標準カラーの範囲では変わらないが、生産ラインを確保する点で色の希望を聞いてから生産ではライン確保と効率が悪いので多色設定ができない。
【ホワイトとブラックの割合は?】
ブラックが3割強くらいの割合。今回は2色を生産台数の割合で分けずに希望色を選べるようにしたが、少数生産モデルで希望色を聞いてから塗り分けて製造できたのは奇跡的なことかもしれない。
【ブレーキはインプレッサ製?】
キャリパーの表と裏で違うものを組み合わせているため半分正解だが、裏側は別物になる。
キャリパーには刻印のないものを使用している。パッドはスポーツパッドを組み合わせている。
【ペダルレイアウト】
Vitzのペダルはアクセル、ブレーキが離れすぎていると言われるが、これは車両設計時にメーカーがあらゆるケースを想定する為で、例えばアクセルとブレーキを同時に踏まないような配慮や、もしも踏んでしまっても車が飛び出さないようにといった社内規定に起因する。
但しRSなどの走りに特化したモデルでも同じレイアウトを取るというのはメーカーがそこまでユーザーの声を拾えていない点と思うので、これは車両開発部にもその点を伝えて改善していきたい。
【燃料に関して】
レギュラーガソリンは絶対に入れないで欲しい。
パワーが目に見えて低下するばかりか、ノッキングにより最悪エンジンを壊すことになる。
・・・と、こんな感じです。
オーナーミーティング中、Vitz GRMN TurboまたはiQ GRMN S/Cに同乗体験会とニュルピット見学に参加できるということで希望を募っていたのですが、私は同乗体験はiQとVitzで悩んだ末、Vitzに希望を出して、ピット見学はニュル参戦の86に乗り込める希望を出しておきました。
オーナーミーティング終了後はパレードランということで車で準備。
去年は15番でしたが、今年は20番でした(笑)
しばらくすると移動のアナウンスが入って移動開始です。

そして、ついにコースに入ってパレードランとなりました!(^^)/
コースを2周ほどして今年のパレードランも無事終了。Aパドックへ戻ります。

この後は自由時間だったのですが、少し雨が降っていたのでピット内を中心に車を見てました。






お昼はオーナーミーティング会場だったクリスタル・ルームでお弁当が支給されました(^^)
その後、同乗体験に参加するためにみんなでドリフトコースに移動です。
ここではレーシングトライバーの大嶋選手と石浦選手の運転でiQやVitzがどんな動きをするのか乗り込み体験できるのですが、私の乗ったVitzは大嶋選手の運転で普段はプライベートで86に乗っているそうなのですが、このVitzの軽さと加速は86よりも凄くいいと話されていました。
Vitzに同乗して1週目はTRCなどの制御をオフ、2週目はオンにして乗り比べをして下さいましたが、オンだと荒さがスポイルするような印象。うまく足回りを制御しているなという感じでした。特にブレーキがガッツリ効くのがよく分かり、2速固定での運転ではありましたけど、今回のイベントの中では一番楽しめた企画だったと思います(^^)/
そして、ここで記念撮影があり、ついでにGAZOOステッカーも配布して下さいました。
とても良い体験と記念になったと思います(^^)
次回はiQでも同乗体験してみたいので、来年もこの企画は残して欲しいですね(笑)
この後はAパドックに戻ってニュルピットの参加の予定だったのですが、みんなでiQの周りで話をしているとニュル参戦の86に乗り込むイベントは終わってしまってました(^^ゞ
とりあえず、これでGRMNの企画は終わりなので、後は自由解散となるのですが、1年が経過して出てきたiQのトラブルの話をしていました。特に130@さんが報告されたリアフェンダーの継ぎ目の塗装剥げは開発車両を含めて数台のiQでも起こっているトラブルのようで、まだ自分のiQは出ていませんでしたが、この部分は要チェックみたいです。
ちなみに、この部分はメーカーの開発車両を含めて4~5台の車両で発生していたので、開発関係者の方も開発車両のハンパーを外して原因を分析するとのお話でした。
4時に近くなった頃、もう一度、残っているメンバーでイベント会場を回りました。
随分、帰られている車も多くて会場がガラガラになってきたのですが、まずは中丸さんのところへもう一度お邪魔しました。ここで中丸さんとさんちゃんさんが話をされていたので、お二人にご挨拶!
中丸さんにちょっとしたプレゼントを持っていったのですが、思いの外、喜んでくれたので良かったです(^^ゞ
その後はシャア専用オーリスを見に行こうと、地下連絡通路を通ってイベントエリアへ。
このシャア専用オーリスは去年もコンセプトモデルを展示していたらしいのですが、見れずじまいだったので、今年は是非、見ておきたかったのです(笑)

130@さんとRRMMさんと一緒に中に乗り込んで、シャアナビの声なんかも聞かせてもらったのですが、オープニングのメッセージだけが設定ができていなかったのか、うまく聞けなかったです(^^ゞ
その隣はモデリスタのブース。赤の86が展示されてました。
面白い車といえば、ネッツトヨタ静浜のブースの前にはナイトライダーに出ていたトランザム、ナイト2000のレプリカがありました。中まで凄い作り込みで凄かったですね(^^ゞ

この後は再びトヨタ紡織のブースへお邪魔しました。
今回のショルダーパッドは売り切れにならなかったので、残りを通販で販売するとのことでした(^^)
ブログ投稿時点ではまだ販売されていませんが、準備が整い次第、TBコーポレートサービスからノベルティとして販売予定とのことですので欲しい方はチェックして下さい。
ぐるっと一周したあとAパドックに戻ると、もう殆どの方が帰られていました(^^ゞ
その中に1台ポツンと佇む異色のiQ。聞いてみると、なんとモリゾー社長のiQなんだそうです(^^;
'09モデルのGRMNをベースにチューニングされたマシンのようで、iQという車を気に入られているんだな~なんて話をしてました(^^)


帰り際にこのiQを社員の方が動かされたので、コクピットの写真も一枚だけ撮らせて貰えました。
というわけで、今回のTGRFはこれにて終了となりました。この場にGRMN企画室の小林さん、中丸さんがいらっしゃったので、今年も去年行ったあのお店に行きますよ~なんて話をしながらお別れとなりました。
そして、この場所に残った私とRRMMさん、130@さんで一緒にそのお蕎麦屋さんへ行くことになりました(笑) でも長くなったので、これはまた次のお話にします(^_^;