2022九州北部フェリーの旅４：吉野ヶ里佐世保編２

「北墳丘墓」です。歴代の王が埋葬されている墓で発掘当時の様子が復元されています。

発掘当初はここが邪馬台国かと話題になりましたが、実際には北部九州の環濠集落の一つに過ぎないようです。
しかし規模の大きさからはムラよりはクニに近いのかも。

「甕棺墓列」です。弥生時代中頃に使われていた北部九州に特有の棺だそうです。

近くの「中の村」には養蚕の家や機織りの家がありました。これは養蚕の家の内部。

「北内郭」です。ここには祭祀や集会を行う主祭殿(正面の大きな建物)があります。

主祭殿の中では、吉野ヶ里の王や周辺のムラの長の集会が再現されています。

「北内郭」の別の出入り口。門の上に鳥形が設置されており、鳥居の起源と考えられているそうです。

「倉と市のエリア」にあった武器庫の内部。他の倉もそれなりのものが再現されてました。

建物も内部も良く再現されていて発掘物による推定なのでしょうけど、どこまで真実に近いのかよく分からないですね。
但し実際に発見された３世紀後半の遺跡(調査後に埋め戻し)の真上に建物や環壕が復元されているそうなので、当時のレイアウトを再現できているのだと思います。

「南内郭」の物見櫓から見た「倉と市エリア」です。