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廊下塗装のついでに、トレーラーの引き出しも水性ウレタン塗りました。
（桐の集成材で作った化粧板部分）

桐って軽いのはいいけど、柔らかすぎてちょっと爪たてただけで凹むのが難点ですが、厚めにウレタン塗装すると表面が堅くなっていい感じ。

艶ありなのでテカテカ感が少し安っぽいかも。
艶なしにするべきだったか…。

米の出荷。
乗用車１台分ぐらいの重さの米を運びました。
軽トラへの載せるのも農協で降ろすのも人力。
超重労働です（背筋が痛い…）。

割に合わない安値で出荷した上に、今年は豊作という理由で追い打ちが…。
豊作時は余剰米として出荷分のうち１俵（60kg）がクズ米程度の価格での買い取りになるとのこと。アホらしくて言葉も出ません。ボランティアを通り越して募金してる状態です。

米（玄米）の生産原価（年間の経費や機械代までも全て入れて総合で）は、日本の理想的な大規模稲作農家で１俵（60kg）15000円ぐらいだそうです。大規模の定義はマチマチですが、日本では10町（だいたい10ヘクタール。うちの20倍の面積）より上の規模を言う様です（カリフォルニアだと普通の農家は250ヘクタールぐらいの農地を持ってるらしい…）。

一昔前は米の価格は、東北地方のコシヒカリであれば農協出荷額で１俵２万円超えも存在してました。収穫量は10町で800俵ぐらい（豊作ならもっと多い）。単純計算で年間売り上げ1600万、利益400万規模。専業でも仕事として成り立ちます（うちの作付け規模では、この価格でも機械代が償却できないので赤字ですが）。

が、しかし、今の米の出荷額は１俵で１万円ちょっと。
高級と言われる東北の産地でも12000円ぐらいが上限。完全に原価割れです。
（燃料費など経費が以前より上がってるし）
今ある機械を使い続け、最低限の経費（肥料や燃料など）だけ考えれば、少しは現金収入が入ってる様に勘違いすることもできますが、それでも生活は成り立たない様に思います（機械が壊れたら終わりでしょう。その前に借入金を返せなくなりそうですが…）。

実際、法人化して大規模稲作へ進んだ挙げ句に倒産したところも多々ある様です。
（国が推し進めてた理想的な営農なのに）

そのうち、米を出荷する稲作農家は無くなるんじゃ、と思うところです。

マジメな話、うちみたいに兼業で本業以外の時間でやれる規模の上に、今の時点で機械がある場合は文句いいながらも継続可能です。でも、専業じゃないと手に負えない規模だと後継者はいないでしょう（食べていく為の仕事にはならないですから…）。今の代で終わりってトコ、結構ある様に思います。

このまま行くと、日本の穀物生産農家は激減するんだろうなぁ…。
（ちなみに小麦は米の数分の一の買い取り額だそうです。うーん、米より厳しい…）

稲作続ける為、今後は直販に力入れます。
今年買ってくれた皆さん、来年も旨い米作るので買って下さいね(^^)/。

この前、べらぼうな時間かけて削ったケヤキの廊下をウレタン塗装（磨いてもっかい仕上げ塗りがいるかなぁ）。

そもそも表面削って奇麗にしたのは「廊下に艶がないんでニス塗る」という、親の希望が発端。

どす黒く汚れた廊下にそのままニス塗られたんじゃシャレにならん（一応、漂白剤で掃除はしたらしいけど、そんなもんで奇麗になる様なヤワな汚れじゃないし…）。

で、なんとか下地は奇麗になったんで塗るモノには細かくはこだわらんので、水性ウレタンを普通にハケ塗りするか、という段取りしてました。

ところが、塗装係の人から横槍が入り「水性なんかダメ、油性使わないと。ハケも普通のじゃダメ、１万円ぐらいのやつじゃないとマトモに塗れん、そもそも素人じゃ奇麗にぬれない、塗料とハケを安く仕入れてやろか？…」てな感じ…。

油性じゃなきゃ、という時点でカチンときました。
（いつの時代から知識止まってるのか…、人間住んでる家の中なのに健康への配慮って言葉を知らんのかく(- -ﾒ、そもそも今時の水性ウレタンなら性能的に十分だろ）。

というわけで、一気にこだわり路線へ方向転換(^^;。
塗料はホームセンターで売ってる普通の水性ウレタンを予定してたけど、最高レベルの性能を誇る水性ウレタンに変更。

選んだのは、大谷塗料のソワード#100。
・厚生労働省が規定している化学物質の配合なし。
・「健康住宅基準」「改正建築基準法」「改訂学校環境衛生基準」に適合 。
・塗膜が食品衛生法に適合。
・耐アルコール性、耐薬品性に優れた2液ウレタン並の性能。
（油性よりいいやんけ！）

塗装はハケやめてスプレーガンによる吹き付け。
（ハケむらなんか関係無し。素人でもOK）

養生が少々めんどくさいものの、スプレーガンでの吹き付けはハケ塗りよりも遥かに作業効率がよくて、短時間で塗れます。スプレーむらは出るものの、どーせ、サンダーで磨いて２、３回は塗るので仕上げ塗りではムラは消えます（２回塗ったんで、もう１回塗ったら終わり）。

来週には仕上がるかな。

特殊車両を駆使してミッション完了！

と書くとカッコいいですが、現実は埃にまみれながら稲刈り＆籾スリです。

たいした面積じゃないんですが、小さい変形田んぼばかりで何やっても手間がかかります。

今年は水はけの悪い状態で格闘したので稲刈り機はドロドロ（水分含んだ稲を脱穀したので中もビチョビチョ…）。掃除と整備を考えると頭痛いです。

そもそも永遠に赤字の稲作ですが（収穫量から計算すると機械代は永遠に償却不能）、ここ数年で農協の買い取り額は異常なほどに下落してメチャメチャです。

混ざり物の無い「超高級米(^^;」を食べる為に苦労してる、と強引に納得して稲作やってるものの、極端に安い金額で農協に出荷するのは納得いかず…（ボランティアじゃないんだから…）。

というワケで、少しずつ個人直販の枠を増やすことにしました。

欲しい人がいたらメール下さい。