2012年08月27日
アライメント調整でおかしくなっていたクルマが嘘のように直ってしまった話です。
最初は高速で轍を拾って右へ左へハンドルが取られる現象がありました。
ステアリングは直進なのにクルマがすーっと曲がっていって、抵抗するためにちょっとステアを切ると、すすすっと反対に行っちゃいます。で、戻すと今度は反対にすー。
リジットブッシュ取れちゃったかと思いましたよ(笑)なんてね。
これは減衰を固めに調整することで改善されましたが、タイヤを、2年はいたRE-11からDUNLOPのZⅡに変えたら再発。今度は減衰を調整してもだめ。まっすぐ走るのにえらく苦労するようになってしまいました。
また、新品なのにタイヤのバランスが狂ってるみたいに100km超えてからステアリングがブルブル。
いままでサーキットでガリガリのホイルでもタイヤ交換でバランスなんか取ったこと無いです。
どうせSタイヤカスで膨れた状態じゃ意味ないし。
なので泣く泣くフロントタイヤのバランスを取り直したのですが、若干改善したもののまだ状態は消えず。
(タイヤ館のバランス取りでフロント2本4,200円も取られた)
リアのバランスは取らなかったんだけど、リアのバランス不良でこんなにステアリングに振動がくるのも考えにくいです。
で、ひとつ気になっていたのが、昨年の車検でリアのアッパーアームを調整式から純正に戻したのですが、
アライメントだけはダブルウィッシュボーンだってこともあって調整せずにほおっておいたこと。
古いアッパーは、固着して調整不能になっていましたので、3Q自動車から新しいアッパーアームを入手し、アライメント調整を行ってみました。
まず、現状でアライメントを測ると、キャンバーが2.1度/2.3度、トーが-5分/-15分 !?
調整機構無しの純正アッパーでキャンバーがずれてるのはボディーが歪んでるから(汗)でしょうけど、トーインで、さらにびっこになってるのはどうでしょうか?
ネガキャンだとタイヤはインに切れ込もうとしますから、普通はトーアウトでキャンセルします。
フロントタイヤはキャンバー付けて、さらにトーインにしてタイヤの緊張状態を高く保ち、
ステアリング操作に対してグリップを早期に立ち上げるようにするのですが、リアをトーインにするのはあまり聞いたことがありません。逆にトーアウトでタイヤを外側に緊張させ、コーナリング時にリアをアウトにスライドさせる、なんてことは聞いたことがありますけど。
なのでアームを交換し、キャンバーを揃えて、キャンバー2.5度でもテンションはかかってるはずなので、トーゼロに調整しました。
まずは左右をきちんと揃えてやることが重要ですから、その後の状態でトーアウトにするかどうか決めることにします。
フロントは今回は調整なしです。(時間切れ:汗)
~結果~
嘘のように効きました!
ハンドルのぶれも取られも解消し、非常に安定して乗り心地良くなりました。
現象の出ていた同じ関越道で、轍があっても手放しでもそのまままっすぐ進んでいくぐらい。
クラックスの減衰をサーキットモードからストリートモードまで柔らかくしても全然問題無い。
おまけに、ホイルバランスかと思ってたステアリングのぶるぶるも無くなった!
アライメントって奥が深いですねぇ・・・ちょっと狂っただけであれだけいろんな問題が出ていたとは。
車検後すぐに問題が出ればすぐリアだとわかったんですが、タイヤ変えてから問題が表面化したのは、タイヤのグリップが上がったからでしょうか?
リアタイヤが車の進行方向を右へ左へ動かしてたんですね。だったらステアリングの振動は走行中にタイヤが斜めにスリップしていたの?
うーん、そっちも奥が深いなぁ。
でも、それだけグリップが上がったって事は、次回サーキットに期待ですね。
Posted at 2012/08/27 19:54:45 | |
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