ごきげんサイドビーチライフ〜サスペンスドラマの睡眠薬あるある

今日も元気に私はサイドビーチでごきげんよ🏖


さてさて、またまた男が睡眠薬で女を眠らせて、良からぬことをやらかしちゃおうというサスペンスドラマのあるある。

だいたいのシチュエーションでは、犯人の男が不倫相手の女の白ワインに粉薬の睡眠薬を入れて、女がワインをひとくちふたくち飲むと、

あら嫌だ、私、酔っちゃったみたい。

とか言って、手にワイングラスを持ったまま、ソファーにしなだれかかるように寝ちゃうやつね。

ドラマでは、粉薬の睡眠薬をワインに入れたらすぐに溶けてちゃってるけど、あれってありえねー。

あの手の薬なんだけどね、アルコールにはほとんど溶けません。

薬って、基本的に水溶性っすからね。

だから、よっぽどのバカ女じゃない限り、グラスの底に沈殿した薬に気づいて飲みません。

あと、ひとくちふたくち飲むと寝ちゃうのもあり得ません。

睡眠薬には大きく三つに分けて、寝つきを良くする初期型、真夜中の寝つきを良くする中間型、明け方の寝つきをよくする後期型があります。

もし使うなら初期型を使うことになるのですが、薬剤師じゃないんだから、素人には適切な薬の選択など出来ません。

あと、睡眠薬は飲んでから30分くらいしてからじゃないと効きません。

ドラマみたいな効き方をするのは、手術の時の全身麻酔くらいです。

あと、決定的におかしいのは、睡眠薬が粉薬だということ。

基本的に医師から処方される睡眠薬は錠剤で、粉薬というのはありません。

はてさて困りました。

以前のブログで、睡眠薬を大量に飲ませて人を殺すのは不可能だとわかりました。

今回は、睡眠薬を飲ませてすぐに眠らせることが不可能だということがわかりました。

真実を知ると、どんどんサスペンスドラマがつまらなくなっていきますねー。

そんな私の楽しみは、サスペンスドラマを見るのがつまらなくなくなる人が増えることです。






※ 睡眠薬は医師の指示に従って、正しく服用しましょう。
睡眠薬の過剰摂取(オーバードーズ)はやめましょう。
睡眠薬をアルコールと一緒に摂取することは生命の危機があります。絶対にやめましょう。