パワーウィンドウ 故障・修理(左リヤ)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
半年以上前から、左リヤのパワーウィンドウの動きが少し遅くなり、気にしておりました。
滅多に開閉させないので動きが渋いだけなのか、それともモーターがくたびれているのか、見極めが難しく、乗る度にパワーウィンドウを意図的に開閉させて様子を伺っておりました。
一週間ほど前に突然開閉しなくなり、以降ピクリとも動きません。運転席・左リヤ共にスイッチに反応しないので、モーターかレギュレーターが逝った可能性が高いと判断し、急いで中古のレギュレーターを準備しました。
カリブのドアは110系カローラ・スプリンターと共通なので部品の入手は容易で、しかも安い。レギュレーター本体が約1000円。送料が1500円。
純正品番 85720-12270(左リヤ)
純正品番 85720-12200(左リヤ)
※品番違いで物は同じ。
2
アームレストとスイッチはクリップで固定されており、リムーバでコジって簡単に外れます。
3
ドアインサイドハンドルは、ネジを外した後、横にスライドさせて外します。
同時にドアロックのリンクロッド&ロックを外す必要があり、細いマイナスドライバー等を使いました。
4
ドアトリムパネルは、クリップ位置を意識しながら、バキッバキッと思い切って外します。
外れました。
5
サービスホールカバーは再利用するので、丁寧にブチルテープを剥がし、貼りつかないように注意します。
6
サービスホールがこれくらい出れば十分。この状態でマスキングテープで固定しておきます。
7
中古のレギュレーターの動作確認の為、コネクタを差し替え、スイッチに反応するかテスト。OKでした。
交換するレギュレーターはまだドア内部に付いたままです。
8
レギュレーターの交換に入る前に、ガラスが下に落ちてこないように養生テープでガラスを固定しておきます。
9
レギュレーターのアーム先端にローラーがあり、ガラス下部のレールにはまり込み、ローラーが左右に移動することでガラスが上下に移動する仕組みです。
※画像はレギュレーター取り付け後にガラスを下げた状態ですが、実際の作業はガラスが完全に上がった状態で行いました。なぜなら、その状態で止まってしまったから…。
10
レギュレーターはボルト4本で固定されているだけなので簡単に外れます。
その際、ガラス下部のレールからローラーをずらして外す必要があります。
11
区別のために目印をつけ、同じ部品か念のため確認。全く同じでした。
上 カリブ 85720-12270
下 カローラ 85720-12200
今回カローラ用を取り付けます。
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取り外したレギュレーターからグリスの痕跡を参考に、コネクターを差し替え、動作させながら、購入しておいたトヨタ純正ボデーグリスをしっかり塗りました。
その後、レギュレーターのアームの位置を取り外したレギュレーターと同じ位置にしておくと作業しやすい。
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逆の手順でレギュレーターを取り付けていきます。
①アーム先端のローラーをガラス下部のレールの溝に入れる
②ボルト4本をしっかり固定
③コネクターを接続
④動作確認
ガラスをテープ等で下がらないように固定させることが作業のポイントで、これさえ守れば簡単な作業です。
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サービスホールカバーを元に戻し。
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ドアトリムパネルを元に戻して完了。
作業そのものは1時間で十分可能です。
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スムーズに開閉するようになりました。今後、別の場所が故障しても、同じような手順で対処できるでしょう。
リヤよりもフロントは構造が複雑で、多少難易度は高そうですが。
走行距離 273,677㎞
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後日、モーターを分解・清掃してみましたが、カスは少なく、特に目立った異常もありませんでした。
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バッテリーから直接電源を接続してみましたが、全く反応なし。
モーター本体かレギュレーターのICがダメになったようです。
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